スズキ アルトワークス RS-Z(HB21S)
今回取り付けるスタータ

◆リモコンエンジンスタータ
 長時間のアイドリングも良くは無いが、暖機運転を十分に行わ ないで走行するのはエンジンにとって最も良くない事で、燃調の 問題はもちろんだがオイル関係も固くなっており、エンジンへの 負担だけでなく油膜切れ等による磨耗の原因にもなる。
 その為に暖房や冷房の快適性の為ではなく、エンジン自体の為 にもリモコンエンジンスタータは必要で、十分暖機を待てない人 には絶対に必要な物である。
 今回は新たに用意した物ではないが、左上図の様にもう5年前 に予備にと購入した製品が未開封で2台残っていた為に、このう ちの1台をワークスに取り付ける事にした。
 ただ左上図を見てもらってもわかる様に全く同じメーカの同じ 製品ではあるものの型式だけが違っており、右上図の様にパッケ ージの背面を見ても違いが全くわからない。
 カタログ上には下側にあるRS−160iは出ているものの、 上側のEG−100は見た事が無い為に、今回はこのEG−10 0を使用してみる事にした。
 左上図の様に箱から製品を取り出してみると、全て発砲スチー ルの中に収納されており、右上図の様に取扱説明書がテープで固 定され小物が飛び出さない様になっている。
 取扱説明書を取り外した状態が左上図の様にり、アンテナや本 体とリモコンが個別に固定されるように収納されており、小物の 中には右上図の様な物が収納されていた。
 今回のアンテナは左上図の様にRS−50やRS−60の頃と 同じ様に太く戻っており、RS−601の様に細いタイプの方が 目立たなくて良かった様な気がする。
 ただ今回のアンテナの台座には左上図の様にLEDが付いてお り、動作確認用か何かの表示を行う様であるが、アンテナコネク ターは従来通り右上図の様なコネクターとなっている。
 その為に、従来の同社製品が壊れた場合にはアンテナや車種別 専用ハーネスはそのままで本体とリモコンだけ交換すれば簡単に 交換する事も可能だろう。
 本体には従来からある左上図の右側に見える8つのデップスイ ッチが取り付けてあり、右上図の様に色々なモードが使える為に 、マニュアル車に取り付ける場合には特にターボタイマーも生か しておき、ギヤを入れたままで停止させるクセを取る様にした方 が良いだろう。
 特に車検・点検等の際には要注意で、できればリモコンは渡さ ない様にした方が良いだろう。
 そして以前には無かった物として、上図の様に本体からコネク ターでリモコンエンジンスタータのハーネスが着脱できる様にな っていた。
 以前のRS−50やRS−60にRS−601では、本体から 直接3Pのコネクターとパーキング信号やL端子にマイナス側の ケーブルが出されていたが、何故この製品から上図の様にコネク ター式になったのかは不明で、かえってコスト高になるのではな いかと思われる。
 リモコン本体は左上図の様に以前からデザインが変更され、ス タートスイッチがリモコンの側面に移動した様だが、意外と押し 難く以前のスイッチの方が良かった気がする。
 アンテナは右上図の様に4段式となっており、以前の4段式と は違い若干長く伸ばせる様になっているが、これが以前とどれだ けの到達距離の違いになるのかは不明である。
 以前からボタン電池ホルダーは不評だったが、今回のリモコン では左上図の様に電池カバーが側面に移動されており、フタを開 けると右上図の様に横からボタン電池を入れる様である。
 とりあえず以前とは違い電池カバーを取り外しても右上図の様 に両電極が電池に触れている為に電池カバーに影響される事は無 いが、何故か電話番号の部分にあるプラス側の電極が電池カバー を占めると浮かされてしまい全く動作しなくなる為に、右上図の 様にプラス側の電極が斜め45度程度に折り曲げられている部分 を右上図の様に電池を入れた状態で指で電池側に折り曲げ、電池 カバーを取り付けても電極が浮かない様にしている。

◆リモコンエンジンスタータ用ハーネス
 リモコンエンジンスタータは元々手元の在庫品を使用したが、 車種別専用ハーネスだけは無かった為に、こちらも通販で左下図 にあるHB21S用のST−042を購入した。
 意外とハーネスは高価で、セルボモードやレガシーにGT−R よりも高価だった為に製品を開けてみると、右上図の様にコネク ターが2種類になっている事が分かった。
 このリモコンエンジンスタータ用のハーネスは基本的には上記 で説明したターボタイマー用のハーネスと同じで、違いはスター タ用の信号が出ているだけである。
 その為に右上図の様にコネクターの配線は基本的に同じで、上 手く利用すれば別々に購入せずともリモコンエンジンスタータの 車種別ハーネスだけで両方取り付ける事も可能だろう。
 HKS製のハーネスではコネクターのピンに2本ずつ線材を圧 着していたのに対して、このサンヨーテクニカ製のハーネスでは 右上図の様に途中で圧着スリーブにより分岐している。
 そして今まで取り付けたハーネスと違うのが上図の様にもう一 つのコネクターが付いており、この3Pコネクターからは白い線 が引き出されてギボシ端子が出ている為に、どうやらスタータ信 号はこちらの3Pコネクターから出てきている様である。
 こちらの分岐にも右上図の様に線材の途中で圧着スリーブによ り分岐されており、コネクターの圧着端子にはあくまでも無理が かからない様にしている様である。
 しかし上図の様にリモコンエンジンスタータ側のコネクターも 3Pコネクターとなっている為に、車両側のスタート信号用のコ ネクターと全く同形状の3Pコネクターとなっている事からも、 配線作業の際にはこれらのコネクターを絶対に間違えない様に注 意する必要があるだろう。


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