今回の代車 ◆今回の代車 今回の代車は下図の様なスプラッシュで、おそらくビッツやフ ィットに位置するモデルかと思われるが、なんとグレードは1つ だけで1.2リッターVVTのK12BでCVTである。 リア周りも丸みをおびたスイフトに対して、逆にえぐれた様な デザインとなっており、テールランプもミニバンの様に上方向に 持ち上げている点も新しい感じがする。 ◆エンジンとミッション ボンネットフードを開けるとまず見えるのが左下図の様に中央 に大きなエアクリーナボックスが見え、これによりエンジンは半 分位隠れてしまい見えなくなっている。 国産車ではおそらく初めてではないかと思われるが、以前マイ コン基板を作った時にバッテリーバックアップ用の電池として利 用した事があった為に懐かしいメーカーである。 ブレーキブースタの右上図の様に意外と大きく、ブレーキアシ ストのせいもあるのか効きはかなり良く、かなり軽い踏み力で動 作してくれる為に冬はABSのお世話になるだろう。 そして右上図のミッション上の中央に見える黒く丸いアクチュ エータにコネクターが接続された物がおそらくVVT用のアクチ ュエータで、何段切換なのかは不明である。 また右上図がCVT用のシフトレバーから来ているワイヤーが 接続されたセンサーで、おそらくここでシフトレバーの位置を検 出しているものと思われる。 このK12BエンジンとCVTの組み合わせだが、全くスイフ トと同じ組み合わせに対してスイフトの方がエンジンの最大出力 も最大トルクも若干高くなっている。 しかし、最大出力がスイフトの方で400rpm高い所で発生 している為に、スプラッシュの最大出力が5,600rpmであ る事から、スプラッシュの方が扱い易いかも知れない。 同時期のスイフトと乗り比べないとわからないが、少なくとも 1年前に借りた同じK12BにCVTを組み合わせたXGを代車 として借りたが、加速はまあまあでブレーキ時に変速が遅く引っ 張られる感じがあったが、今回のスプラッシュでは加速はかなり よくなっておりエンジンブレーキも適度に効き、ブレーキ時の変 速は全く邪魔にならなくなっている。 同じエンジンとミッションと思われる為に、おそらくスイフト も同じ様なセッティングになっていると思われるが、メーカー表 示の燃費が若干スプラッシュが悪くなっている為に、重量が50 kgスプラッシュの方が重いと言う事もあるが、CVTの変速タ イミングがかなり変わっているのかも知れない為に、どちらか迷 った場合には同年式の両車に試乗する事をお薦めする。 ◆室内について スプラッシュはスイフトと比べても最低地上高は一緒だが全高 が高い為に、座面が若干高い為に上から見下ろした感じがあるが 、これは運転側にとっては乗りやすいかも知れない。 だからといってあまりロール感は無いが、フロントシートのホ ールド性が無い為か自分の姿勢を保つ方が気になるが、もう少し シートのホールド性を良くして欲しい。 これは昔の車をのっている場合にどうしても前かがみになって 交差点等で確認するクセが付いていると危険で、どちらかという と上図の様にドアミラーの前方にも小さな小窓がある為に、左右 を確認する際には逆にヘッドレストに頭を付ける位まで下げる事 により確認する方が良い。 特に中央のヘッドレストを上げると見えないと言う事は、5人 乗車の際には注意が必要で、もしかすると通常は最大でも4人乗 車と考えた方が良いかも知れない。 ただ、リアシートの中央部分のシートベルトも左上図の様に天 井から下りて来る為に、従来の腹だけにするシートベルトと違い 他の4席とほぼ同様な装着ができるのは良いだろう。 また、水温系は最近どのメーカーでも多くなった左上図の右側 にあるランプだけとなるが、更に違うのは暖機中に点灯している 物が多い中で、スプラッシュは異常の時だけの点灯となる。 また、右上図の様に外気温度計と時計が付いているが、時計は エンジンをONにしないと表示されない為に、できればアクセサ リー位置だけでも表示していて欲しかった様な機がする。 そして右上図の下側にはマルチディスプレィモニターが付いて おり、瞬間燃費や平均燃費にオドメータとツイントリップ等が切 り換えて表示できる様になっている。 その為に、専用オーディオを取り付けるとスイフトと同様にパ ネル一体式となってしまう事から、純正で取り付けるにも専用品 ではなくクラリオンやケンウッド等の一般的なDINサイズオー ディオを取り付けておいた方が、純正ではどうかわからないが最 初から一般市販品を取り付けた方が安い他に、壊れてしまった際 には機器ごと一般市販品と交換した方が格安だろう。 しかし、専用品のパネル一体式を購入してしまうと一般市販品 を取り付ける為に左上図のパネルを購入しなければならず、その 為に1〜2万円ほどかかる為に注意が必要である。 シフトレバーは右上図の様にゲート式となっているが、私的に は慣れていないと言う事もあり、一般的な前後するだけのタイプ の方が使い易いが、それは慣れれば問題ないだろう。 このスプラッシュにはHIDが無い為に残念であるが、社外品 であれば今やH4のHi/Low切り換えタイプでも1〜2万円 で購入できる為にオプションで無くとも問題は無いだろう。 ドアのウインドゥガラスは右上図の様にスイッチがドア毎に4 つ用意されており、スイッチを持ち上げるとガラスが上昇してス イッチを押すとガラスが下がる一般的な物である。 しかし、運転席側のガラスを操作するスイッチが若干変わって おり、下げる方は強くパチッと言うまで押すと手を離してもガラ スは下まで下がるのだが、上昇側はスイッチを強く持ち上げても パチッと音がせず手を離した時点でガラスが停止してしまう。 最近ではETCを取り付ける為に問題は無いと思うのだが、代 車で借りた際には料金所を通過する度にスイッチを上げたままに する必要があり、お店や病院等の駐車場も同様に不便である。 また右側のスイッチは電磁ドアロックの開閉スイッチで、ロッ クと書いてある前側を押すとドアがロックされ、手前側を押すと ロックが解除される様になっている。 また、右上図の様にドア4枚共にドアスピーカー用のネットは 付いているが、オーディオレスの為に期待は薄いがメーカーによ っては付いている場合もある為に確認が必要だろう。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車 ⇒ アルトワークス ⇒ ブレーキ1 |