スズキ アルトワークス RS-Z(HB21S)
交換部品と交換後

◆給油口周辺 【パイピング・センサー】
 左下図は以前のエンジン載せ替え時の物であるが、燃料の給油口 から燃料タンクまでの配管とホースがむき出しになっており、見て もわかる様に左後輪部分と隣接しているのがわかる。
 この状態ではタイヤで巻き上げた砂や泥に雨や雪等が直接当たる 事になり、いつも直撃をくらい続けて25万キロ越えになってしま った為に非常に心配な部分でもあった。
 右上図は燃料タンクを下ろしたホース部分であるが、その先にあ った配管は捨てられていた為に撮影し忘れて来たが、ホースもよく 持ちこたえている様なものである。
 できればこの部分にもフロントと同様に樹脂のカバーでもあった 方が良いのだが、そこは軽自動車と言う事でコストダウンされるて いのかどうか不明だが、是非装着して欲しいところである。
 その燃料の給油口から燃料タンクまでの配管とホースを交換した 後が上図で、左上図が燃料給油口からの配管でその先からは右上図 の様に燃料タンクまではホースにより接続されている。
 本来は燃料給油口までは左上図の上部から更に配管があるのだが 、車内に隠れている為にあえて内張りを外してまでは撮影しなかっ た。
 そして給油口の配管も上図の様に新品となり、左上図にある燃料 キャップも新品に交換してあり、右上図の様に配管内と共に給油口 を取り付けているネジ類も新品に交換してある。

◆燃料タンク周辺 【ポンプ・パイピング】
 そして問題の燃料タンクは左下図の様に左後部に配置されている が、下から見る限りでは右下図の様に燃料タンクの上下に分かれて いる部分に少し錆がある程度にしか見えなかった。
 その為に当初は燃料タンクはそのまま再利用し、燃料ポンプやフ ローセンサーにホース類だけを交換する予定にしていたが、やはり 25万キロと言う事もありタンク毎交換する事にした。
 しかし燃料タンクを下ろした状態を見てビックリで、左下図の様 に燃料タンクの下側から見た状態とは全く違い、ほとんど錆だらけ でとても再利用する気にはならない位である。
 特にひどいのが右上図の様に2本の配管が出ている丸いキャップ の燃料ポンプが取り付けてあるフタ周辺で、もはやフタから出てい る配管がいつ折れてもおかしくない状態のである。
 更に右上図の燃料ポンプからの配管の先には一旦ゴムホースとな るが、左下図の様に再び配管になるのだがその部分もタイヤに近い 事もあってかひどい錆具合である。
 そして左上図の様に燃料ポンプのフタの横にあるもう一つの丸い フタがフローセンサーが取り付けてある部分なのかも知れないが、 線材も何も出ていない為に開けてみないと不明である。
 しかしこの部分のフタ周辺も錆がひどく、フタだけ交換してもタ ンク側にも錆が広がってしまっている為に、錆の深さによっては再 利用は無理な事もあった為にタンク毎交換して正解であった。
 また右上図の様に開いていた部分から中を覗いてみると、外側の 錆の割には錆らしき物は見当たらず、燃料タンクを傾けても錆が流 れて来ない為に内部はまだ大丈夫の様である。
 左上図が新品の燃料タンクを載せた物であるが、一度雨にあたっ てしまった為にタンクの左側である左後輪で巻き上げた汚れが流れ ているのがわかるだろう。
 結果的に新品に交換しても右上図の様に燃料タンクの真横にはタ イヤが回転している為に、レストアついでにこの部分に遮へい板で も取り付けられないものだろうかと思ってしまう所である。
 燃料ポンプやフローセンサーだけでなく、燃料タンク周辺の配管 やホースは全て新品に交換した為に、左上図の様に燃料タンク上部 からは新しいホースで配管されているのがわかるだろう。
 そして車体の下側を通っている配管や、右上図に見える様にその 配管を保護する為の配管カバーも全て新品に交換してある。

◆スロットルバルブ周辺 【バルブハウジング】
 エンジンを載せ替える以前から4AGや1G等のスロットルポジ ションセンサーのトラブルを多く見てきている為に、左下図の青い 色のスロットルポジションセンサーの交換は以前からエンジン載せ 替え時と決めていた。
 しかしインタークーラに隠れていて見逃していたが、この年式で 右上図の様にスロットルバルブ下部にアイドルスピードコントロー ルバルブ(ISCV)が付いているとは気付かなかった。
 これはエンジンを載せ替えてホームページ用の画像を用意してい る時に気付き、車検の為にブレーキ関係を先にしなければならなか った事もあり、ようやく今回交換を行った。
 また、アイドルスピードコントロールバルブは単品売りされてお らず、ガスケットだけは単品売りされているのだが結局はスロット ルバルブハウジングを全て購入しないといけない。
 そのインナーパーツとしては以前交換したスロットルポジション センサーや右上図の左上に見えるアイドルスピードコントロールバ ルブ用のハーネス等も含まれる。
 その為にスロットルポジションセンサーがもったいない為に上図 の古いスロットルボディハウジングは頂いて来たが、内部はブロー バイガスの汚れで黒くなっており、更に左上図の中央に見えるスロ ットルバルブはブローバイガスの黒い汚れだけではなく、意外と錆 びない材質かと思えば茶色く錆びているのがわかるだろう。
 そして左上図が新品のスロットルボディハウジングを取り付けた 後の図で、右上図の様にアイドルスピードコントロールバルブ(I SCV)が新しくなっている事がわかるだろう。
 おそらくほとんどの人が気付かない程度であったが、クラッチを 切った状態での走行中のアクセルOFF等では、アイドルが落ち込 んでから安定するまでの落ち込み過ぎが無くなり、3気筒の為にア イドリングの振動はしょうがないにしても、以前よりは確実にアイ ドリングが安定してきた。
 せっかく新しいリビルトエンジンを搭載しての慣らし期間中に、 このアイドルスピードコントロールバルブを交換しなかった事だけ は失敗であった。

◆エミッションコントロール 【キャニスタ・ホース】
 整備書にも詳しく載っていない為にあまりよくわかってないのだ が、おそらくタンク内等の燃料膨張等によるガス抜きを行う際のフ ィルタに相当する物と思われる。
 その為にそれほど汚れる物ではないのかも知れないが、25万キ ロと言う事もありフィルタ類の変質や目づまり等も考慮して、今回 一緒に交換する事にした。
 上図が取り外したキャニスタであるが、ここにはキャニスタ本体 だけとなっているが、実際には左下図の様にキャニスタの取り付け ブラケットやその固定ネジも新品に交換してある。
 更にキャニスタに接続されている3本のホース類や、キャニスタ から出ている細いホースの途中にある白い樹脂製のワンウェイパル ブ等も新品に交換してある。


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