スズキ アルトワークス RS-Z(HB21S)
交換部品と交換後

◆ブレーキブースタ周辺 【マスタシリンダ・ブースタ】
 ブレーキキャリパは前回の車検の時にピストンがかじって動か ないと言う事もあり交換してしまった為に、今回はその大元であ るブレーキブースタとマスタシリンダを交換した。
 ブレーキブースタは左下図の黒い物で、その右側にあるのがブ レーキ用マスタシリンダで、その上にはブレーキオイルの白い樹 脂製のブレーキオイルタンクが付いている。
 ブレーキブースタはエンジンのサージタンクに発生する負圧で ブレーキをアシストする物であるが、右上図が室内側に向けて取 り付けられブレーキペダルに取り付けられる部分である。
 このブレーキペダルの踏力にブレーキブースタへかかった負圧 とで右下にある中央のピンが強く押し出される仕組みになってい るのだろう。
 本来は左上図の左上にある青いキャップが付いた部分に、サー ジタンクからのホースが接続されており、ここから負圧を発生さ せる為の吸い込みが行われる。  更にそのブレーキブースタの反対側が左上図で、ここには下図 の様なブレーキ用マスタシリンダが取り付き、左がの様なキャッ プを取り外すと内部は右上図の様になっている。
 ブレーキ用マスタシリンダを単体で見ると左上図の様に結構な 傾斜角が付いているが、実際にはブレーキオイル吸入口が車両に 取り付けられた時にはほぼ水平となる為に、ブレーキブースタの 取り付けが傾いて取り付けられているのだろう。
 マスタシリンダは上図の黒いキャップが輪ゴムで押えられてい る部分がブレーキブースタに挿し込まれて、赤いキャップが見え る部分にブレーキ用の配管が取り付けられている。
 そして上図が新しいブレーキブースタとブレーキ用マスタシリ ンダを取り付けた後の図で、右上図の様に今回のブレーキオイル タンクのキャップが黒から灰色になっていた。
 マスタシリンダは上図の様に下から覗かないと見えないが、そ こに接続されているブレーキ用配管も全て新品となり、ブレーキ ブースタからサージタンクまでのホースも新品となっている。

◆パイピング関係 【油圧系の配管】
 左下図はエンジン換装の際の画像であるが、プロペラシャフト の両側には燃料系の配管とブレーキ関係の配管が通っている為に その配管カバーが写っているが、これらはすごい錆である。
 エンジン換装の際には燃料系の配管は燃料タンク下部から全て 交換してもらったのだが、配管カバーも指示したのだったが交換 されておらず、今回ブレーキ用配管と共に右上図の様に配管用の カバーも全て新品に交換してもらった。
 その為に本来は左上図の様に配管や配管カバーも全て錆びてい たが、右図の様に3本の燃料系の配管はもちろんだが今回その配 管カバーも交換されて綺麗になっている。
 そして左上図が従来のブレーキ配管で、丁度フロント側から来 た配管が3ウェイにて作用のブレーキへと分岐されている部分で あるが、この部分も右上図の様に全て新品となった。
 左上図では錆びた配管カバーが見えないが、右上図では新しい 配管カバーになっているのがわかるだろう。

◆ペダル類 【アクセル・ブレーキ・クラッチ】
 左下図が車両を受け取った時のペダルの状態で、ブレーキとク ラッチペダルのゴムはそれほどでもないにしろ、アクセルペダル にはゴムが無く表面の塗装が剥がれていた。
 ブレーキペダルの真下部分のフロアーカーペットには穴が開き 、おそらくここを支点にしてアクセルを踏んでいたと思われるが 、カーペット類は何れ何かしらに交換する必要がある。
 そして右上図が今回取り外したペダル類の3つで、中央の上部 に見えるのがブレーキとクラッチペダルの取り付けブラケットで 、この部分のユニットをそっくりと全て交換してみた。
 25万キロも踏み続けられてべダル類も心配なのだが、左上図 の中央部分に見える様にペダルの支点となっている部分の磨耗状 態が気になった事もあり交換してみた。
 しかし磨耗状態は気になる程ではなかったが、それよりも右上 図の様にペダルの支点となっている部分のカラーを溶接してある 部分が全体の半分弱とかなり少ない。
 万が一溶接が外れても若干ペダルの踏みしろにガタが出るだけ の為に安全上は問題無いのかも知れないが、いくら強度的に問題 ないとしても3点や4点溶接とかでバランスを取った溶接方法の 方が良かった様な気がする。
 そして上図がアクセルへダルになるが、左上図の様にペダル部 分にはブレーキやクラッチペダルとは違いゴムのカバーか付いて いない為か、塗装が剥げて金属の地肌が出てしまっている。
 アクセルペダルはスロットルバルブを開閉するだけの為に、そ れほど力のかかる部分では無いのだが、右上図の支点となってい る部分の磨耗度が気になった為に交換してみた。
 上図が全て新品になったペダル類で、右上図の様にブレーキと クラッチペダルの取り付けブラケットがブレーキブースタとの固 定ネジとも関係している為に、今回これに合わせてブレーキブー スタ側とペダル類の両方交換した。
 残念な事にペダル類が全て新しくなったのだが、フットレスト を交換するのを忘れており、これは部品で取っても大した作業に ならない為に、そのうちに交換しておく様にする。
 そして今回交換したアクセルペダルには右上図の様にゴムが被 せられていたのだが、途中から仕様が変わったのか前のユーザー の時に外れてしまったのかは不明である。


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