スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
標準装備オーディオ取り外し

◆シフトレバーの移動
 オーディオ関係を取り外す際には、右下図の様にオーディオの パネル下部とシフトレバーが干渉する為に、予めパーキング位置 から移動して置く必要がある。
 以前のワゴンRではコラムシフトタイプがあったが、あれはあ れで操作し難い感じがあったが、今回の場合には操作性に関して は悪くないのだが、Dレンジにレバーを移動するとエアコン操作 パネルの右半分のボタンが全く見えない為にイマイチである。
 特に当方の様に積雪地域ではよく利用するフロントガラス方向 の吹き出し切り換えやリア熱線ヒータや吹き出し口切り換えが、 Dレンジにすると丁度見えないレバー位置がくる。
 シフトレバーをパーキングから移動すると車両が動き出す可能 性がある為に、必ず左上図にあるブレーキペダル左側にあるパー キングブレーキを踏み込んでおく様にする。
 このパーキングブレーキは一度踏んでから再度踏み込むと解除 される為に、踏み込みが甘いからと言って踏み込み増しはできず 、その際には一旦パーキングブレーキを解除してから再度踏み込 む様にする為に、踏み込み増しと勘違いして車両が動いてしまわ ない様にブレーキペダルも一緒に踏み込んでおきパーキングブレ ーキペダルの位置を確認する必要がある。
 パーキングブレーキをしっかりとかけたならば、あとは通常の 操作と同じ様にレバーをパーキングから移動する為にレバー横に あるボタンを押すと共に、パーキングのP表示部分の真上にある シフトレバー解除ボタンを押しながらレバーを左上図の様に移動 する。
 この解除ボタンを押さないとエンジンを停止した状態ではシフ トレバーの移動ができない為に、必ずこの解除ボタンを押しなが らレバーを移動する様にする。
 上記操作でシフトレバーをパーキング位置から移動する事によ り、右上図の様にオーディオパネルがシフトレバーと干渉する事 はなくなる。

◆アッパーパネルの取り外し
 オーディオ機器を取り外す前に、オーディオ機器とダッシュボ ードの間にあるパネルを取り外すが、このパネルはネジ止めでは なくただ単に挿し込まれているだけである。
 その為に左下図の様にパネルの横側よりスクレーパ等を挿し込 み、テコにして持ち上げるが、左下図ではスクレーパが紛失して いた為にマイナスドライバーを使用しているが、何れにしても他 の部分に傷が付かない様に、テコにした部分には左下図の様に厚 紙や布の様な物を敷いておき、傷が付いたり変形したりしない様 にした方が良いだろう。
 変形等に関しては金属の板を敷いた方がより安全である。
 また、左上図ではダッシュボード側を持ち上げてしまっている が、実際には右上図でもわかる様に持ち上げる為の引っ掛け部分 がオーディオ側である手前にある為に、この部分を持ち上げる様 にするのが正解であるが、車種別取付キット内の説明書にはクリ ップの箇所しか記載されていなかった為に、左上図は確認の為に 軽く持ち上げて位置を確認している所である。
 このパネルの取り外しは左上図の様にオーディオ側にあるクリ ップ3ヶ所と、パネルの両端にあるクリップ2ヶ所の合計5箇所 のクリップを浮かせておき、後は右上図の様に奥側であるダッシ ュボード側にある4ヶ所のクリップをパネルをオーディオ側であ る手前に引っ張り出す様にして取り外す様にする構造になってい る。
 その為に、奥側であるダッシュボード側を先に持ち上げ様とす ると、奥側にあるクリップが割れてしまうおそれがある為に注意 してて取り外す様にする。

◆機器の取り外しと引き出し
 オーディオ機器は下図の様に上部にある3ヶ所で固定されてい る為に、プラスドライバーを使用してこの3本のビスを取り外し ておくが、ビスは再利用する為に取り外しの際に落下させて紛失 してしまわない様に十分注意して取り外す様にする。
 オーディオレス仕様のスティングレーや一番最下位のグレード では右上図のドライバーで取り外している部分が無い場合がある が、何れにしても2〜3ヶ所あるビスを取り外す様にする。
 オーディオ機器上部にあるビスを取り外したならば、あとは左 上図の様にオーディオ上部を手前に引き出せば、右上図にも見え る様にオーディオ機器の両サイドと下部にあるクリップ部分で固 定されているだけの為に、このクリップを引き抜く様に取り外す 。
 引き出し方によっては左上図の様に上手く全体が出て来ない場 合がある為に、その際にはオーディオパネルの両サイドに指が入 る程度に引き出しておき、あとは両サイドを持って右上図の様に オーディオ機器を引き出す様にする。

◆コネクタの取り外し
 オーディオ機器を全て引き出す前には、3ヶ所のコネクター類 を取り外しておく必要があり、これを取り外さないで無理に引き 出すと線材が切れてしまう為に注意する必要かある。
 その1本目としては左上図の様に純正オーディオを下部から覗 き込むとハザードスイッチから線材が出ている為に、このコネク ターを先に取り外しておく必要がある。
 コネクターはただ引っぱっても外れなく、右上図の様にコネク ターの長手方向には突起が付いており、これを押し込んでおきな がらコネクターを引き抜かないと外れない様になっている。
 そしてその次には左上図の様なアンテナコネクターを取り外す 必要があるが、純正オーディオのコネクター取付位置は左下図の 様に背面の右下にある。
 しかしこのアンテナコネクターを取り外さないと左下図や右上 図の様に純正オーディオを引き出す事はできない為に、引き出せ る所まで引き出しておき、あとは手探りで引き抜く様にする。
 これはステアリングコラム部分でアンテナケーブルが結束バン ドで固定されている為で、もしも上手く外せない場合にはステア リングコラム左側周辺を探り、アンテナケーブルを結束してある 部分を取り外し、運転席側のピラーから出ているアンテナケーブ ルをオーディオ機器側にできるだけ寄せ直しておく様にする。
 あとは右上図の様な感じに純正オーディオを引き出す事ができ る様になる。
 後は上図の様に純正オーディオに接続してある電源やスピーカ 関係の信号が接続されている青いコネクターを引き抜くだけだが 、こちらもただ引っぱったのでは取り外す事ができない。
 コネクターには右上図の様に長手方向で上部部分に突起の様な 物があるのがわかるが、これをコネクター側に指で押しながらコ ネクターを引き抜く様にする。
 純正オーディオを取り外すと左上図の様になり、その後にはオ ーディオハーネスとアンテナコネクターとハザードスイッチ用コ ネクターが出ているだけとなる。
 特に、ハザードスイッチ用のコネクターは右上図の様に下部に ある穴から出てきている為に、作業中に穴の中にコネクターが落 ちて行き、組立の際にハザードスイッチのコネクターを取り付け 忘れやすい為に注意する必要がある。


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