オーディオの設定 ◆初期設定メニューの表示 オーディオの設定を行う前に、今回はリアスピーカ用のアンプ をサブウーハとして使用する為に、そのモードに設定を変更して から実際のオーディオ設定に入る必要がある。 リアスピーカの設定は初期設定メニューにある為に、一旦現在 音楽を再生している場合には停止して、右下図の一番上の様に時 計表示にしておく様にする。 ただ、標準設定ではデモモードがONになっている為に、時計 表示ではなく一連の表示画面を次々に表示するモードになってい るが、ここでは初期設定を変更してしまった後からの説明となっ てしまった為に、音楽の再生を停止すると右下図の一番上の様に 時計表示となっている。
そして左上図の丸いつまみでロータリーコマンダーと呼ばれる ボタンを長押しする事により、右上図の中間にあるカレンダー設 定画面に切り換るが、その状態からロータリーコマンダーを回す 事で色々な初期設定メニューが表示され、Bluetoothを 使用していなければ右上図の一番下にある連続スクロール設定が 一番最後の設定メニューとなる。 初期設定が完了したならば、左上図の左下にあるBAND(E SC)ボタンを押す事により、右上図の一番上にあるカレンダー 表示画面に戻り初期設定から抜ける様になる。 ◆リアスピーカ出力の設定 上記操作により初期設定画面にしておき、ロータリーコマンダ ーを回す事で、以下の様なサブウーハコントロール画面である【 S/Wコントロール】を表示させておく様にする。 設定が完了したならば右上図のままでBAND(ESC)ボタ ンを押す事により、一旦初期設定モードから抜け出しておき次に オーディオ設定モードから設定する。 ◆オーディオの設定モードにする オーディオ設定モードについては、その変更した状態を実際の 音で確認できる様に、以下の様に曲を再生しながら設定を行った 方が便利かも知れない。 以下の再生表示例では、既にUSBメモリーからの再生時にフ ォルダ名とファイル名が表示される様に設定してあり、更に画面 右側には再生デバイスアイコン等が表示できる設定となっている 為に、実際の購入直後の表示画面とは異なる為に注意する。 ロータリーコマンダーを押す際にはロータリーコマンダーが回 らない様につまみの中央部分を押す必要があり、もしも回転して しまうと別の設定メニューに入ってしまう為に注意する。 ◆サブウーハのON/OFF 上記筆頭の初期メニュー内でリアスピーカの出力設定を行って も、下図の様なサブウーハ設定がOFFのままではリアスピーカ から低音は出てこない為に設定を変更する必要がある。 下図のメニューはAUDIOメニューに入り、ロータリーコマ ンダーを回転させると【SubWoofer1】と言うメニュー が出てきて、初期設定では左下図の様にOFFになっている。 その左上図の状態からロータリーコマンダーを押す事により、 右上図の様にOFFから設定がNormalになり、サブウーハ が有効となりイラストにコーン紙が表示される。 もう一度ロータリーコマンダーを押すと元の左上図のサブウー ハがOFFの状態に戻ってしまう為に、右上図の様なサブウーハ が有効になる設定にしておく必要がある。 これは中域・高域で使用しているスピーカにCRネットワーク 等が入っている際に、中域用のスピーカが逆位相になっている場 合等では、サブウーハから出る同周波数帯域の低音と打ち消しあ う為にその際には逆相設定とするが、通常の場合には逆相にする 必要はないだろう。 ◆サブウーハのカットオフ周波数の設定 上記のSubWoofer1のメニューからロータリーコマン ダーを右に1つ項目を変えると、以下の様なSubWoofer 2のサブウーハのカットオフ周波数が設定できる。 要はサブウーハから出力する低音を設定した周波数以下だけ出 力する設定で、その周波数は以下にある50〜125Hzの5種 類から設定する必要がある。 しかし、周波数を高くするとどうしてもアップテンポの曲等で はベースやドラムのテンポが速くなる分、スピーカのコーン紙が 戻る前に次の音を出そうとして結果的に音にならない現象が出る 。 その為に、以下で説明するハイパスフィルタと合わせて調整す る様にするが、このSubWoofer2の設定ではロータリー コマンダーの上下スイッチも有効となり、サブウーハへの出力レ ベルが−24〜+6までの31段階に可変する事ができる。 ◆フロントのハイパスフィルタ設定 左下図のSubWoofer2の設定からロータリーコマンダ ーを2つ右に回転させると、右下図や下図の様なHPFと言うハ イパスフィルターの設定画面が表示される。 これはフロントスピーカから出力させる中高域の境目の周波数 を決める設定で、左下図の様にSubWoofer2の低域と右 下図の様にHPFを同じ周波数に設定する事で、本来は全帯域の 再生が可能となる為に、こちらはサブウーハとの設定も合わせて 調整する必要がある。 HPFのON/OFFはロータリーコマンダーを押す毎にON /OFFを繰り返し、HPFがONになると50〜125Hzの クロスオーバー周波数を表示する様になる。 ◆バスブースト設定 SubWoofer2の設定からロータリーコマンダーを一つ 右に回すと右下図や下図のBassBoosterの設定画面に なるが、元々左下図の様にSubWoofer2の設定でもロー タリーコマンダーを上下にする事によりサブウーハへの出力レベ ルを−24〜+6までの31段階に可変する事ができるのだが、 更にその低音を0〜+6までの6段階にレベルを上げる事ができ る設定項目である。 ◆ラウドネスの設定 このLoudness設定は、どうしても不足がちな低域と高 域のレベルを上げる物で、ロータリーコマンダーを回転させてい ると先に説明したサブウーハのON/OFF設定の前にある。 今回の様にマルチアンプでは効かないと思われていたが、実際 に設定を行ってみると設定は有効で、こちらは好みによって設定 すると良いだろう。 ただ、バスブーストレベルやサブウーハレベル等と合わせて調 整する必要があるだろう。 ◆パラメトリックイコライザの設定 更に7バンドのイコライザー調整機能もあり、メーカーが設定 してあるパターンの他に、左下図の様なCustom1画面にす ると、7分割した周波数帯域をそれぞれ−6〜+6へとロータリ ーコマンダーの上下で調整できる様になっている。 この調整も好みによるが、ラウドネスと併用するか単独で使用 するかは、実際の車両と使用するスピーカにより設定して実際に 聴感上で決める事となるだろう。 メイン ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車関係 ⇒ ワゴンR ⇒ オーディオ |