スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
オーディオの設定

◆初期設定メニューの表示
 オーディオの設定を行う前に、今回はリアスピーカ用のアンプ をサブウーハとして使用する為に、そのモードに設定を変更して から実際のオーディオ設定に入る必要がある。
 リアスピーカの設定は初期設定メニューにある為に、一旦現在 音楽を再生している場合には停止して、右下図の一番上の様に時 計表示にしておく様にする。
 ただ、標準設定ではデモモードがONになっている為に、時計 表示ではなく一連の表示画面を次々に表示するモードになってい るが、ここでは初期設定を変更してしまった後からの説明となっ てしまった為に、音楽の再生を停止すると右下図の一番上の様に 時計表示となっている。
 初期設定メニューに入るには、音楽等の再生を停止する為に左 上図の左上にある電源OFF(SRC)ボタンを長押しして電源 を切っておく様にする。
 そして左上図の丸いつまみでロータリーコマンダーと呼ばれる ボタンを長押しする事により、右上図の中間にあるカレンダー設 定画面に切り換るが、その状態からロータリーコマンダーを回す 事で色々な初期設定メニューが表示され、Bluetoothを 使用していなければ右上図の一番下にある連続スクロール設定が 一番最後の設定メニューとなる。
 初期設定が完了したならば、左上図の左下にあるBAND(E SC)ボタンを押す事により、右上図の一番上にあるカレンダー 表示画面に戻り初期設定から抜ける様になる。

◆リアスピーカ出力の設定
 上記操作により初期設定画面にしておき、ロータリーコマンダ ーを回す事で、以下の様なサブウーハコントロール画面である【 S/Wコントロール】を表示させておく様にする。
 標準設定では左上図の様にリアスピーカRear SP)がフ ルレンジ(F.Range)になってる為に、これをロータリー コマンダーを押す事で右上図の様にサブウーハ(S/W)に切り 換えておく様にするが、ロータリーコマンダーを何度も押してい ると上図の2つの設定が交互に切り換る為に注意し、必ず右上図 のサブウーハ(S/W)になっている事を確認する。
 設定が完了したならば右上図のままでBAND(ESC)ボタ ンを押す事により、一旦初期設定モードから抜け出しておき次に オーディオ設定モードから設定する。

◆オーディオの設定モードにする
 オーディオ設定モードについては、その変更した状態を実際の 音で確認できる様に、以下の様に曲を再生しながら設定を行った 方が便利かも知れない。
 以下の再生表示例では、既にUSBメモリーからの再生時にフ ォルダ名とファイル名が表示される様に設定してあり、更に画面 右側には再生デバイスアイコン等が表示できる設定となっている 為に、実際の購入直後の表示画面とは異なる為に注意する。
 そして左下図にある丸いつまみであるロータリーコマンダーを 長押しではなく単純に押す事により、右下図の様にメインメニュ ーが表示される様になる。
 右上図にある様なメインメニューからロータリーコマンダーを 回す事により、この3つのアイコンの1つを選択できる様になる が、右上図の様に中央にある【AUDIO】を選択しておいてか らロータリーコマンダーを押す様にする。
 ロータリーコマンダーを押す際にはロータリーコマンダーが回 らない様につまみの中央部分を押す必要があり、もしも回転して しまうと別の設定メニューに入ってしまう為に注意する。

◆サブウーハのON/OFF
 上記筆頭の初期メニュー内でリアスピーカの出力設定を行って も、下図の様なサブウーハ設定がOFFのままではリアスピーカ から低音は出てこない為に設定を変更する必要がある。
 下図のメニューはAUDIOメニューに入り、ロータリーコマ ンダーを回転させると【SubWoofer1】と言うメニュー が出てきて、初期設定では左下図の様にOFFになっている。
 メニューの右側にあるのがロータリーコマンダーの有効性を示 す表示で、このサブウーハがOFFの設定では回転かボタンを押 す事だけが有効となっている表示となっている。
 その左上図の状態からロータリーコマンダーを押す事により、 右上図の様にOFFから設定がNormalになり、サブウーハ が有効となりイラストにコーン紙が表示される。
 もう一度ロータリーコマンダーを押すと元の左上図のサブウー ハがOFFの状態に戻ってしまう為に、右上図の様なサブウーハ が有効になる設定にしておく必要がある。
 サブウーハを有効にすると左上図の右側の様にロータリーコマ ンダーの左右のスイッチが有効となり、ロータリーコマンダーを 左右に倒す事により上図左右の様に、サブウーハの位相を変更で きる様になり、左図のNormalは正相で右図のRevers eは逆相の設定が可能となる。
 これは中域・高域で使用しているスピーカにCRネットワーク 等が入っている際に、中域用のスピーカが逆位相になっている場 合等では、サブウーハから出る同周波数帯域の低音と打ち消しあ う為にその際には逆相設定とするが、通常の場合には逆相にする 必要はないだろう。

◆サブウーハのカットオフ周波数の設定
 上記のSubWoofer1のメニューからロータリーコマン ダーを右に1つ項目を変えると、以下の様なSubWoofer 2のサブウーハのカットオフ周波数が設定できる。
 要はサブウーハから出力する低音を設定した周波数以下だけ出 力する設定で、その周波数は以下にある50〜125Hzの5種 類から設定する必要がある。
 設定は使用するスピーカや実際に聞いた聴感上での設定となる が、どちらかと言うと50Hzの様に低くすると本当に低いバス ドラムやベースだけとなり、125Hzの様に周波数を高くする と音としての低音も出てくる様になる。
 しかし、周波数を高くするとどうしてもアップテンポの曲等で はベースやドラムのテンポが速くなる分、スピーカのコーン紙が 戻る前に次の音を出そうとして結果的に音にならない現象が出る 。
 その為に、以下で説明するハイパスフィルタと合わせて調整す る様にするが、このSubWoofer2の設定ではロータリー コマンダーの上下スイッチも有効となり、サブウーハへの出力レ ベルが−24〜+6までの31段階に可変する事ができる。

◆フロントのハイパスフィルタ設定
 左下図のSubWoofer2の設定からロータリーコマンダ ーを2つ右に回転させると、右下図や下図の様なHPFと言うハ イパスフィルターの設定画面が表示される。
 これはフロントスピーカから出力させる中高域の境目の周波数 を決める設定で、左下図の様にSubWoofer2の低域と右 下図の様にHPFを同じ周波数に設定する事で、本来は全帯域の 再生が可能となる為に、こちらはサブウーハとの設定も合わせて 調整する必要がある。
 初期設定は左下図の様にHPFのハイパスフィルタはOFFと なっている為に、右下図や下図の様に50〜125Hzの5種類 の中から設定しておく必要がある。
 HPFのON/OFFはロータリーコマンダーを押す毎にON /OFFを繰り返し、HPFがONになると50〜125Hzの クロスオーバー周波数を表示する様になる。
 これは私個人の好みであり、あくまでも密閉型のスピーカボッ クスを作成した場合の話だが、低域は50〜80Hz以下を再生 しておき、中高域は250〜500Hz当たりに設定する事で、 あえてダラダラとした再生しきれない部分をカットしてしまう中 抜けな設定を行う事が多く、しっかりとした再生を行うにはサブ ウーハとミッドレンジの間にミッドバスのスピーカを設置したい ところである。

◆バスブースト設定
 SubWoofer2の設定からロータリーコマンダーを一つ 右に回すと右下図や下図のBassBoosterの設定画面に なるが、元々左下図の様にSubWoofer2の設定でもロー タリーコマンダーを上下にする事によりサブウーハへの出力レベ ルを−24〜+6までの31段階に可変する事ができるのだが、 更にその低音を0〜+6までの6段階にレベルを上げる事ができ る設定項目である。
 この設定画面ではロータリーコマンダーを上下に倒す事により ブーストレベルを変更する事ができ、そのブーストレベルはスピ ーカイラストの左下にある数値と、スピーカ右側にある音波の本 数でわかる様になっている。

◆ラウドネスの設定
 このLoudness設定は、どうしても不足がちな低域と高 域のレベルを上げる物で、ロータリーコマンダーを回転させてい ると先に説明したサブウーハのON/OFF設定の前にある。
 今回の様にマルチアンプでは効かないと思われていたが、実際 に設定を行ってみると設定は有効で、こちらは好みによって設定 すると良いだろう。
 ラウドネスはON/OFFだけかと思ったが、上図の様にラウ ドネスの効き具合をLow/Mid/Highと3段階に切り換 えられ、Highではかなりの効きが期待できるだろう。
 ただ、バスブーストレベルやサブウーハレベル等と合わせて調 整する必要があるだろう。

◆パラメトリックイコライザの設定
 更に7バンドのイコライザー調整機能もあり、メーカーが設定 してあるパターンの他に、左下図の様なCustom1画面にす ると、7分割した周波数帯域をそれぞれ−6〜+6へとロータリ ーコマンダーの上下で調整できる様になっている。
 調整する周波数帯の選択にはロータリーコマンダーを左右に倒 すと、設定できる周波数帯のレベルバーが点滅する為に、その点 滅している間にレベルを調整する様にする。
 この調整も好みによるが、ラウドネスと併用するか単独で使用 するかは、実際の車両と使用するスピーカにより設定して実際に 聴感上で決める事となるだろう。


メイン 車両関係 自動車関係 軽自動車関係 ワゴンR オーディオ
このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します