スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
イモビに必要な信号の接続

◆受信機用ハーネスと接続
 受信部のユニットには左下図の様に2つのコネクターが取り付 けてあるが、車種別専用ハーネスは左側の大きいコネクターに接 続するが、右側には右下図の様な受信ユニットに付属ハーネスを 接続するが、このコネクターがイモビアダブター用のコネクター と同じピン数と同じ形状の為に、間違って接続しない様に十分注 意して作業する様にする。
 受信ユニットに付属のコネクターには右上図の様に予め4本の ケーブルが出ており、下図の様に白・黄・青・茶色と4色のケー ブルがコネクターから出されている。
 そのうちの青色と黄色の線材には右上図の右上にある2ピンの コネクターが取り付けてあり、これは対応車種であればオプショ ンのケーブルを購入してキーレスエントリーとして利用できる。
 ちなみに青色の線材がドアロック制御信号線で、黄色がドアア ンロック制御信号線に接続する事で、リモコンエンジンスタータ によるエンジンスタート時に純正のキーレスエントリー機能が効 かなくなる車両では、リモコンエンジンスタータのリモコンから キーレスエントリーが使える様にできる為に、対応車種であれば 毎回リモコンエンジンスタータによるエンジン始動後に一旦エン ジンを停止する手間が省けるだろう。
 そして白い線が通称L端子と呼ばれるエンジン始動が確認でき る部分への端子となるが、どうしてもリモコンエンジンスタータ でエンジンがうまくかからない場合には、車両のオルタネータか ら出されているL端子に接続する必要があります。
 但し、この白い線材を車両のL端子に接続したからと言って必 ず良くなると言う訳ではなく、R33のスカイライン(RB26 DETT等)の様に元々のアイドル調整が狂っている場合等は再 調整を行ってから試す必要がある車種もある為に注意する。
 また、茶色の線はブレーキ検出用の信号線で、Pポジションの 検出ができない車両の場合には取り付け説明書に従って接続する 必要がある。
 尚、上図の様に10ピン中4ピンしか使用していない部分に関 しては、1ピンが別売のドア検出線を購入するとドアを閉めてい ないとリモコンエンジンスタータが使えなくする機能や、5ピン が別売のコンライト出力線を接続し、10ピンが別売のハザード 制御のコントローラから来る線材を接続するが、今回は左下図の 様なイモビアダプターのみの用の為に、接続するのは右下図にあ る3本の線材のみコネクターハウジングに追加となる。
 今回のワゴンR(MH23S)に使用したイモビアダプターは 左上図の様な物であるが、アダプタユニットからは線材のみが出 るタイプで、リモコンエンジンスタータには右上図の様な線材の 先端にピンだけが取り付けられている3本の線材を、リモコンエ ンジンスターのコネクターにある2ピン・7ピン・8ピンへと挿 し込む様にする。
 そのイモビアダプターに付属しているハーネスのイラストが左 下図で、そこから出ている『エンジンスタータハーネスに』と言 う3本を、右下図にあるエンジンスターターハーネスの指定され た番号の部分に、線材に取り付けられたピンを挿し込んでいく。
 
 リモコンエンジンスタータ側のコネクターハウジングで、線材 が挿し込まれている部分をよく見ると左下図の様に下側の部分に 右上図と同じ様にピン番号が付けられているのがわかる。
 しかしこのコネクターハウジングに書かれたピン番号は小さい 為に、上手く陽射しや照明との角度をつけないと見えない為に、 もしも見えない場合には左下図の様に線材を出ている側を上にし て、更にコネクターのロック機構の爪が左下図の様に上側に向け た場合には、右上図の様なピン番号の配列となる様に配線する。
 あとはイモビアダプタから出ている右上図の様なピンが取り付 けられた線材を3本、左下図の様にリモコンエンジンスターター のコネクターハウジングに挿し込んでいくだけだが、コネクター のピンは挿し込む方向がある為に注意する。
 挿し込む方向は左下図の様に線材を圧着した部分が上を向く様 にして挿し込み、ハウジングにピンを挿し込んでいくとカチッと 言う感じがすると抜けて来ない様になる。
 その為に、必ずコネクターのピンを挿し込んだならばカチッと 言う部分まで十分に挿し込み、線材を引っぱってみて簡単に抜け ない事を確認しておく必要がある。
 そして完成した物が右上図で、右下が1ピンの為に2番ピンに 灰色/黒色の線材を追加して、右上が6ピンとなる為に7番ピン に白色/黒色の線材を8番ピンに紫色を追加した。
 このイモビアダプターから出ている3本の線材は、おそらくど のタイプのイモビアダプターでも同じ色が出てきていると思われ る為に、どの車両でも同じ様な作業になるだろう。

◆余った線の処理
 イモビアダプターからは他に茶色い線材が出てきているが、こ れにはコネクターのピンが取り付けられておらず、取付説明書で は未使用となっている為にどこにも使用しない様にする。
 この茶色い線材は左上図の様に先端から10mm程度の所で折 り返しておき、右上図の様にホゴチューブを被せておくが、この ホゴチューブは車種別専用ハーネスの桃色線材に取り付けてあっ たもので、そのホゴチューブをそのまま捨てずに利用すると良い だろう。
 そのホゴチューブを被せた茶色の線材は、左上図の様にイモビ アダプターから出てきている線材に結束しておき、ホゴチューブ が外れない様にしておくと良いだろう。
 また、リモコンエンジンスターターの受信機側のハーネスから は右上図の様にドア検出とL端子の白と茶色の長い線材が出てい るが、今回はどちらも使用しない為に結束してまとめておく。

◆2Pコネクタとギボシ端子
 イモビアダプターからは更に左下図の下から2本目と3本目の 様に2つのコネクター付きの線材があるが、その1つで黄/黒色 と黒色の線材に取り付けられた2ピンコネクターは、右下図の様 に車種別専用ハーネスから出ているコネクターと接続する様にす る。
 また、左上図の下から3番目の赤色の線材の先端にはギボシ端 子が取り付けてあり、これも右下図の様に車種別専用ハーネスか ら出ているメスギボシ端子に接続しておく様にする。
 この様に、車種別専用ハーネスからイモビアダプター間の接続 で意外と線材の長さが短い部分もある為に、この長さを基準にし て受信部とイモビアダプターを配置する必要がある。


メイン 車両関係 自動車関係 軽自動車関係 ワゴンR エンジンスタータ
このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します