スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
初期設定と使い方

◆設定1
 以下は車両に合わせて設定を変更できる様に設けてある項目で 、設定の変更にはリモコン送信機の【START】と【STOP 】ボタンを同時に5秒間押し続けると設定画面になる。
 それ以降はリモコン送信機の【START】ボタンで左下図の 項目を順次次へ移動し、【STOP】ボタンで左下図の項目を順 次前の項目に戻る様になる。
 そして設定を変更したい項目が表示されたならば、そこでリモ コン送信機の【ENG】ボタンを押す事により現在の設定値を表 示し、設定値の変更は【START】ボタンと【STOP】ボタ ンを押す事で設定値を変更でき、変更後は【ENG】ボタンを押 す事により変更値が確定される。
 複数の設定項目を変更したい場合でも、1項目の設定値を変更 した後には一旦設定画面から抜け出てしまう為に、別の項目を変 更したい場合には上記操作をもう一度やり直す必要がある。
 また設定モード中に20秒以上何も操作しないでいると、リモ コン送信機から「ピーピーピー」と言うブザー音を発生し、変更 した設定値を記憶せずに設定モードがら抜け出る。
 左上図はアイドリング時間の設定項目を表す表示で、この設定 はリモコンエンジンスターターでエンジンを始動してから、放置 した際に自動的にエンジンを停止させる時間を設定する。
 初期値では右上図の様に10分になっているが、設定値は2分 ・10分・15分・20分・30分の5種類の中から選択する様 になっている為に、自分の車の暖機時間に合わせて設定する。
 左上図の設定はセル時間の設定で、リモコンエンジンスタータ ーでエンジンを始動する際にセルモーターを回す時間を設定でき る様になっている。
 この時間はあまり短いとエンジンが始動できず、時間が長過ぎ るとエンジンがかかってもセルモーターが回り続け様としてエン ジンの始動を妨げるだけでなく、セルのリダクションが戻らなく なったりする不具合が発生する場合がある為に、できる限りこの セル時間の設定はエンジンが始動できる長さで短く設定する方が 望ましいだろう。
 設定できる時間は0.7秒・1秒・1.3秒・1.5秒・2秒 ・3秒・5秒の7種類の中から設定できるが、初期設定では1秒 に設定されている為に、自分の車両に合わせて調整する。
 また車両によっては夏と冬で始動し難くなったりしてセルの始 動時間を変更する必要があるかも知れないが、それらの状態は実 際に把握しておき都度調整する様にした方が良いだろう。
 今回の車両はプッシュスタート式だった為に取扱説明書では変 更できないとあったが、実際には設定の変更ができ動作の方も有 効になった為に、右上図の様に0.7秒に変更してある。
 左上図の設定はグロー時間の設定で、通常はディーゼル車の場 合のグロースタート用に使用する設定であるが、初期設定では5 秒に設定されており、この5秒設定で問題なければ設定を変更し ないで使用する旨が取扱説明書に記載されている。
 実際にガソリン車でも各コントローラのCPUが起動してお互 いの通信が確立するまでには数秒かかる可能性がある為に、手動 でエンジンをかける際には直ぐにセルを回さない方が正解である が、初期値の5秒では多少長過ぎる感じもする為に、今回の車両 ではグロー時間の設定を右上図の様に3秒にして使用している。
 このグロー時間の設定はプッシュスタート式の車両では変更で きないと取扱説明書に記載されていたが、今回の車両では設定の 変更が可能な他にグロー時間の動作的にも有効になっていた為に そのまま3秒に変更して使用している。
 左上図の設定はターボタイマー機能のON/OFF設定で、通 常は右上図の様にOFFに設定されているが、この設定をONに する事によりターボタイマー機能が有効となる。
 但しこの製品ではターボタイマーの時間設定はできず、エンジ ンを始動していた時間によりアフターアイドリングの時間が決ま ってしまえ為に、短時間で高回転・高負荷を行った際には注意す る必要がり、自動的に設定される時間は5段階で0〜10分では 約30秒のアフターアイドリングとなり、後は10〜30分で約 1分・30〜1時間で約1.5分・1〜2時間で約2分・2時間 以上では約3分のアフターアイドリングが自動設定される。
 しかしプッシュスタート式の車両では変更できないとあったが 、今回の車両では設定できアフターアイドリングも行ったが、ア フターアイドリング中はキーレスエントリーが使用できない事か ら、今回は右上図の様に初期値のOFFで使用している。
 左上図の設定はステータスLEDの点滅設定であるが、本機の VE−E76Rでは設定する事ができず、右上図の様なER表示 のままで何も変更する事はできない。
 左上図の設定はリトライ設定で、1度でリモコンエンジンスタ ーターによるエンジン始動が行えなかった場合に、自動的に2回 目の再始動を行うかどうかの設定である。
 初期設定は右上図の様に再始動する様なリトライ機能がONと なっているが、OFFにする事も可能であるが通常はONのまま で使用する方が良いだろう。
 しかし、プッシュスタート式の車両ではリトライしないに設定 される為に変更できないと取扱説明書にあるが、今回の車両では 右上図の様にONのままとなっていものの、リトライ動作を行う かどうかを確認していない為に不明だが、プッシュスタート式の 車両でも右上図の様にONにしたままにできる様である。
 左上図はサイレントモードの設定であるが、通常は初期値が右 上図の様にサイレントモードはOFFとなっているが、実際には 右上図の様にOFFのままでもリモコンの音は鳴っている。
 実際に設定をONにすると別の音も出るようになるかどうかは 未確認であるが、取扱説明書にはOFFにすればリモコンからの 音を全て鳴らさないとあるが故障かどうかは不明である。
 左上図が車内温度表示設定で、今回は別売の温度センサーを取 り付けた為に右上図の様にONに変更して使用しているが、今回 のリモコンエンジンスターターはVE−E76Rの為に温度セン サーが別売の為に初期値はOFFとなっている。

◆設定2
 以下は一部の特殊な車両に合わせて設定を変更できる様に設け てある項目で、設定の変更にはリモコン送信機の【START】 と【STOP】に【ENG】ボタンの3つを同時に5秒間押し続 けると以下の特殊設定画面に切り換る。
 それ以降はリモコン送信機の【START】ボタンで左下図の 項目を順次次へ移動し、【STOP】ボタンで左下図の項目を順 次前の項目に戻る様になる。
 そして設定を変更したい項目が表示されたならば、そこでリモ コン送信機の【ENG】ボタンを押す事により現在の設定値を表 示し、設定値の変更は【START】ボタンと【STOP】ボタ ンを押す事で設定値を変更でき、変更後は【ENG】ボタンを押 す事により変更値が確定される。
 複数の設定項目を変更したい場合でも、1項目の設定値を変更 した後には一旦設定画面から抜け出てしまう為に、別の項目を変 更したい場合には上記操作をもう一度やり直す必要がある。
 また設定モード中に20秒以上何も操作しないでいると、リモ コン送信機から「ピーピーピー」と言うブザー音を発生し、変更 した設定値を記憶せずに設定モードがら抜け出る。
 左上図の設定は、セルモーター停止タイミング検出方法の選択 であるが、Vが電圧検出で右上図のLがオルタネータ検出となり 後は検出しない0が設定できる。
 これはセル時間を設定してもセルモーターの引き摺りが改善さ れない場合に設定を電圧検出に変更してみるとあるが、どうして も改善されない場合にはL端子の接続を行う必要がある。
 左上図の設定項目は始動判定方法の設定で、リモコンエンジン スターターでエンジンを始動しても1分程度でエンジンが停止し てしまう場合に右上のJ1をJ0に変更してみる。
 しかし詳細内容は取扱説明書には無く、どう言った内容の設定 なのかは不明である。
 左上図の設定項目はIG設定で、通常は右上図のIG1+IG 2の両方であるIGAのままで良いが、車種別専用ハーネスの説 明書に変更の旨があった場合のみ変更する様である。
 設定項目はIG1・IG2・IG1+IG2の3種類がある。
 左上図の設定項目はエンジンスターター特殊制御の設定項目で 、通常は右上図の様にONで使用するが、車種別専用ハーネスの 説明書にOFFに設定する旨があった場合のみ変更する。
 左上図の設定項目はオールリセットの項目で、通常は右上図の 様にOFFであるSE7のままにしておくが、エンジンスタータ ーの設定を全て工場出荷時の設定に戻したい場合には、この右上 図の設定をCLAにする事によりオールリセットがONとなり、 全ての設定項目を工場出荷時の初期値に戻す事ができる。


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