スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
ETCの初期設定

◆カードの着脱
 ETC本体をMH23SワゴンRの標準取付位置に取り付ける と、下図の様にステアリングコラムの真下に位置する為に、基本 的には運転中のカード着脱は不可能である。
 左下図の様に左側の下にに大きく体を傾ければ何とか見えるが この状態での運転は危険な為に、どうしても運転中にカードを着 脱したい場合には手探りでやるしか無いだろう。
 しかし、ETC本体やETCカードにとっては直射日光がほと んど当たらない為に熱くなる事は無く、その点からはこの取付位 置は良い場所だと思われる。
 カードの着脱はETC本体を左下図の様に取り付け、操作スイ ッチやLEDが上を向いた状態に取り付けて、ETCカードの接 点部分である表側を上に向けて入れる事になる。
 その為に、ダッシュボードの下側に貼り付けた場合等の吊り下 げ式で取り付けた場合には、ETCカードを裏側に向けて挿入す る必要がある為に注意が必要である。
 当然ではあるが、ETCカードを裏返しに挿入すると音声案内 によりカードが読み込めない旨を知らせてくれる為に、ETCカ ードが読み込めた事を確認してから走行する様にする。

◆スイッチと表示
 操作するスイッチは左下図の様に右側に2つのボタンがあり、 スピーカとリピートの様な記号が書かれた物があり、左側に見え るレバーはETCカードの取り出しの際に左側にスライドする。
 ETCカードの取り出しレバーはスイッチではなく、メカ的に バネによる飛び出し方式で、ETCカードを挿入する際にも奥ま でカチッと音がするまで挿し込む様にする。
 表示部分は左下図の中央に3つあり、1つはETCカードを挿 し込む部分に横長に青色で光る電源ランプが付いており、その上 にはスタンバイの青色LEDとエラーの橙色LEDがある。
 スタンバイはETCカードが挿入後の確認が出来た時に点灯し 、エラー時にはスタンバイLEDとエラーLEDと共に点灯と点 滅で現在の状態やエラーの状態を表示する。
 また、ETCカードが確認されてスタンバイLEDが点灯した 際には、右上図にあるETCアンテナ兼スピーカのETCと書か れた部分も青く点灯する様になっている。

◆各種設定について
 ここからの設定については私が普段使用している設定を変更す る方法のみで、必ず設定の変更を行う必要は無く標準設定のまま で使用しても全く問題ない。
 また、設定の操作方法についてはあくまでもPanasoni c製のCY−ET909についての方法で、同メーカーのETC でも型式が違った場合には全く違う操作方法となる。
 実際にここ5〜6年で発売されたPanasonic製のET Cでは、既に私が知る限りでも2〜3種類の設定操作方法がある 為に、機種が違う場合には以下の設定方法を行わないこと。

◆音量を調節する
 音量は右下にあるスピーカの記号が書かれたボタンを押す事で 変更できるが、音量はレベル0からレベル4までの5段階に切り 換り、車両内の騒音によっても聴感上の事もあり異なると思うが 、おそらく最大レベルであるレベル4にしておくと良いだろう。 いた方が良いだろう。
 音量の変更は上図の右側にあるスピーカボタンを押す事で、ボ タンを押した後の音量レベルを音声により案内される為に、スピ ーカボタンを何度か押して音声案内で『音量4です』と発するま でスピーカボタンを押す様にする。
 但し、音声案内を中止するレベル0にしていても、異常発生時 には音量レベル2で案内し、ETCカードの未挿入警告と抜き忘 れ警告はレベル1で音声案内を行う様になっている。

◆ETCカード未挿入警告
 この『ETCカード未挿入警告』は、ETCの電源が入った時 にETCカードが入っていない時に『カードが挿入されていませ ん』と言う音声案内を行うものである。
 しかし通常は高速道路を使用しない方が多い為に、毎回この音 声案内では邪魔である。
 その為にこの『ETCカード未挿入警告』の案内を停止させる 設定があり、私の場合にはこの設定を変更してこの『ETCカー ド未挿入警告』音声案内を停止している。
 設定の変更にはまずETCカードを取り出しておき、上図の右 側にある音量とリピートの2つのボタンを同時に押し、スタンバ イとエラーのランプが点滅している間にリピートボタンを2回押 し、未挿入警告の設定モードにする。
 その後、音量ボタンを押す事により未挿入警告の音声案内確認 までの時間を設定するが、設定時間は初期設定では20秒となっ ており、音量ボタンを押す度に20秒⇒15秒⇒10秒⇒5秒⇒ オフを繰り返して音声により案内する。
 私の場合にはこの最後にある『カード未挿入警告オフです』と 言う案内を発生した所で音量ボタンを押す事を止めると、ETC に電源を入れた時のカード未挿入確認を行わなくしている。

◆ETCカード有効期限通知
 この『ETCカード有効期限通知』は、ETCカードを挿入し た後に正常にカードが確認できた場合に、『ETCカードが挿入 それました』の後にカードの有効期限を案内する設定である。
 この機能は便利なのではあるが、有効期限の年月が例えば20 10年6月の場合には『二千十年六月』と言う案内ではなく、『 二・ゼロ・一・ゼロ・年・ゼロ・六・月』と言う案内の為に、何 気なく聞いていても期限が切れているのかどうかわからない。
 その為に私の場合にはこの機能はオフに設定している。
 設定の変更にはまずETCカードを取り出しておき、上図の右 側にある音量とリピートの2つのボタンを同時に押し、スタンバ イとエラーのランプが点滅している間にリピートボタンを4回押 し、カード有効期限通知の設定モードにする。
 その後、音量ボタンを押す事によりカード有効期限通知の音声 案内が、音量ボタンを押す度にオンとオフをを繰り返して音声に より案内する。
 私の場合にはこの設定を『カード有効期限通知オフです』と言 う案内を発生した所で音量ボタンを押す事を止めると、ETC本 体にETCカードを入れた時のカード確認案内にカード有効期限 通知を行わない様にしている。


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