スズキ ワゴンR FX Limited U(MH23S)
ワゴンRに装着する

◆18インチの装着
 ショップによっても色々だが、左下図の様にタイヤに貼られて いるステッカーはタイヤをホイールに組み付けた後にはがしてし まうのだが、今回の様に通販時や店舗からの持ち帰りの際ですぐ に装着し無い場合には左下図の様に貼り付けたままになっている 場合もある。
 その為に右図の様に車両に装着する前には必ずタイヤに貼り付 けられたステッカーは剥がす様にしないで、そのまま走行してし まうとステッカー部分で滑ってブレーキが効かない状態と同じに なり危険な為に、絶対にステッカーを貼ったままでの走行はしな い様にする。
 今回のワゴンRではこれまで使用していたアルトワークスやセ ルボモードとは違い、車両の両サイドの前後にジャッキアップ用 のポイントが専用に付いている。
 その部分を左下図の様にフロアージャッキに取り付ける専用の 樹脂を使用して、車両に傷が付かない様にして持ち上げる様にす るが、この樹脂サイズによっては使用の際に注意する。
 実際、左下図の樹脂は旧型フロアージャッキ用の為に現在販売 されているものよりも大きく、フロントは問題なく使用できたが リアに使用するとフロアパネルの溶接折り返し部分にあたる。
 その為にそのまま持ち上げてしまうと、フロアパネルの溶接部 分の折り返しが押し曲げられて、せっかく綺麗に塗装されている 塗装がパリパリと音を立てて剥がれてきてしまう。
 その場合にはフロアジャッキには樹脂を使用せず、カップ状に なったフロアジャッキの先端に軍手等を数枚敷いて、リアダンパ ーの下部を直接持ち上げた方が良いだろう。
 また、ホイールナットは意外と軽く締め付けられる様になって おり、あまりきつく締め付けてもスタッドボルドやナットを傷め るだけで、緩すぎると走行中にナットが脱落する危険がある。
 その為に右上図の様にホイールナットはトルクレンチを使用し て締め付けて、定期的に締め付け直して緩んでいない事を確認す る様にした方が良いだろう。
 更に今回のホイールでブラックポリッシュの場合には、ホイー ルナットを取り付けるホイール側のテーパー部分にも黒い塗装が かけてある為に、最初にナットを取り付ける時には締め付け時に この塗料がはがれ落ちてしまう為に注意が必要である。
 そのまま締め付けてしまうと塗装の剥がれたパリパリの物がホ イールとナットとの間に挟まったままとなってしまい、事実上ホ イールとナットのテーパー部分が密着していない事になる。
 その為に、ホイールが新品時にはクロスレンチ等でホイールナ ットを締め付けて、若干強く締め付けるとパリパリと塗装が剥が れる為に、その後にホイールナットを取り外してホイール側とナ ット側に付いた塗装の剥がれた物を綺麗に掃除する様にする。
 しかし1度で完全に塗装は剥がれない為に、何度かホイールナ ットを着脱してみて、ホイール側とホイールナットのテーパー面 に剥がれた塗装が無くなるまで繰り返す。
 そして上図がMH23SのワゴンRに装着した状態であるが、 元々タイヤ上部とフェンダーとのクリアランスは大きい為に、1 インチ外形が大きくなって丁度良い感じになっている。
 しかしタイヤの前後方向は意外と狭くなっているが、ハンドル を切ると当たってしまう様なほどは狭くなく、このままの状態で 全く問題なく使用できる様である。

◆フロント
 左下図が純正タイヤと今回装着するタイヤを立てて比較した物 で、左側が純正の155/65−14に対して右側が165/3 5−18になるが、丁度1インチ程外形が大きくなっている。
 しかし、半径にするとその半分の為に10mm強ほど周囲に大 きくなっただけの為に右上図の様に特に違和感は感じられず、ホ イールも純正サイズよりやや大きいだけの為に、タイヤはもちろ んだがホイールやホイールキャップがフェンダーからはみ出る事 もない。
 上図の様に近寄って斜め方向から撮るとタイヤがはみ出してい る様に見えるが、確かに4.5Jに+45の純正ホイールに15 5サイズの組み合わせと比べると、同じオフセットで5.5JJ でタイヤサイズも165となっている為に、若干純正タイヤとホ イールに比べると外側にはみ出してくるものの、フェンダーはも ちろんだがバンパーやサイドスポイラーからははみ出さず、サイ ドスポイラーが無ければはみ出していた様である。

◆リア
 リアの方は左下図の様に元々フロントと比較すると若干低い設 定になっている為に低く感じるが、右下図の様に真後ろから見る とよくわかるが全くハミ出している様子は無い。
 タイヤサイズも155から165のワンサイズアップだけの為 に、真後ろから見ても純正タイヤ同様に見えてしまう為に、まさ か18インチを履いているとは思わないだろう。
 リアも上図の様に斜め方向から撮るとタイヤがはみ出している 様に見えるが、フロントと同様にフェンダー等に沈み込んだ際に タイヤが擦れる事も無さそうである。

◆純正タイヤとの比較
 タイヤとホイールの説明でも若干ふれたが、左下図が純正タイ ヤとホイールを履いた状態で、その直径を比べてみた物が右下図 であるが、1インチの25mm程度外形が大きくなっている。
 その納車直後のタイヤとホイール1本分の重量を測ってみると 、右下図の様に12.2kgとなっていたが、測定には左下図の 様に普通の体重計を使用して測定してみた。
 同様に今回購入した18インチタイヤとホイールを左下図の様 に計測してみると、右下図の様に13.8kgとなっている為に 純正よりも1本あたり1.6kg重くなってしまっている。
 ゴムよりもホイールの方が純正よりは軽くなる予定であったが 、やはりホイールも4.5Jから5.5JJに広がり、タイヤも 155から165になった為に重くなってしまったのだろう。
 これだけ薄いタイヤの為に、ショップによっては空気圧が30 0kPaをお薦めしているが、実際に今回も近い圧力となってい るものの意外と突き上げ感が無く自然である。
 ただ、アスファルトの目が粗い部分を走行するとロードノイズ が大きく聞こえる感じはする。


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