キーシリンダースイッチ周辺の配線

◆キーシリンダスイッチの取り外し
 この車両では右下図の様にキーシリンダースイッチのキー挿入口 が手前を向いている為に、コネクターはその背面となり左図の様に かなり奥ばった所にある。
 今回は車種別専用ハーネスを購入してり、キーシリンダースイッ チとハーネスコネクター間に割り込ませる為に、右図の様にコネク ター自体を取り外しておく必要がある。
 コネクターの取り外しには抜け防止の為のロック機構が付いてお り、そのロック機構用の突起が右上図では丁度コネクターの裏側と なり、図ではコネクターの長手方向上部に多少見えているのがわか るだろう。
 その為にこの突起部分をしっかり押しながらコネクターを抜き取 る必要があるが、固くて抜けない場合には突起を押しながら上下左 右にこじりながら引き抜くと取れ易いかも知れない。

◆車種別専用ハーネス(ST-032)
 今回使用した車種別専用ハーネスはサンヨーテクニカ製のST− 032で、車両のコネクターにピッタリ合う様になっている。
 取り付けはまず右図の様に車両側のハーネスコネクターに車種別 専用ハーネスのオスコネクターを接続し、そして長い分を少しずつ 押し込む様にして行き最後に車種別専用ハーネスのメスコネクター をキーシリンダースイッチ背面のコネクターに接続するだけである 。
 たとえ同形状のコネクターだとしても、車種によってピン配列が 違っている場合がある為に、購入の際には車両型式や年式を十分確 認して購入する必要がある。
 特に、車両型式が全く同じでも年式によりハーネスが違っている 場合がある為に注意が必要である。

◆ハーネスと受信機の接続
 左図の様に車種別専用ハーネスから出ている3Pナイロンコネク ターと白いメスギボシ端子のケーブルはリモコンエンジンスタータ の受信機を接続するコネクターとなっている。
 その為に右図の様に受信機側の3Pナイロンコネクターやギボシ 端子と1対1で接続するだけで配線が完了する様になっている。

◆サイドブレーキ信号
 そして受信機から出ている左図の様な線材から、黒色コードがG NDとなっている為に最寄の板金へと接続しておく。
 更にこの同じ部分から茶色の線材が出ているが、これがサイドブ レーキ信号となっており、通常はサイドブレーキのスイッチへ接続 しておき、サイドブレーキがかかっていないとリモコンエンジンス タータが動作しない様になっている。
 しかし、積雪地帯ではサイドブレーキを引いたままだと凍ってし まう可能性がある為に、このサイドブレーキ信号はいつもGNDに 直接接続しておき、この処理でいつもサイドブレーキが効いた状態 と同じ条件として使用する様にしていた。
 しかし、リモコンエンジンスタータに付いているターボタイマー 機能を使用した際に、短い距離を走行すると最初のリモコンで始動 して停止するまでの15分と言うタイマーが動作していて、丁度エ ンジンを切る直前にタイムアップするとターボタイマーが動作しな い様に見えてしまう。
 また、時には走って止まっても15分までにはまだ間があり、な かなかエンジンが停止しないと言う現象も出てしまう様である。
 そこで、走り出したらリモコンエンジンスタータの15分と言う タイマーを解除すべく、右上図の様にサイドブレーキ信号をフット ブレーキ信号へと接続する事とした。
 これにより、チョットでも走行してブレーキを踏めばリモコンス タート時のタイマーはフットブレーキにより解除される為に、上記 の様な問題は全て解決された。


 メインに戻る   車両関係に戻る   軽自動車に戻る   ワゴンRRに戻る

 RS-60に戻る 

このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します