KENWOOD製 USBメモリー対応 WMA/MP3/AAC対応 CDレシーバ
本体・USBメモリーの車両への取り付け


◆USB延長ケーブルについて
 今回使用したUSBメモリーレシーバであるU717からは、U SBコネクターがケーブルで出されており、コネクターが破損した 場合には修理か保守部品で購入して交換するしかないだろう。
 その為に予めUSB延長ケーブルを使用しておき、コネクターが 破損してもUSB延長ケーブルを買い直せばすぐに復帰できる様に して使用した方が良いだろう。
 KENWOODのカタログや取扱説明書では専用のUSB延長ケ ーブルを使用する様に記載されているが、よほどお粗末なケーブル でなければ問題無く、USB2.0対応品を使用しておけばまず問 題なく動作するだろう。
 そこで早速近所の家電量販店に出向いてみたが、そこではエレコ ム製のUSB延長ケーブルが置いてあり、オス側のコネクターから 金属部分が出ているのは普通だが、一般的な物ではメス側のコネク ターからも金属部分が出たままの物がある。
 できればメス側は完全に絶縁されている物が望ましく、右図の様 にメス側コネクターが完全に覆われた物を使用する予定であったが 、やはり延長ケーブルとして用意されている物は延ばすと言う目的 から1m以上と長い物がほとんどで、その為にこれらを使用すると ケーブル自体がかなり余ってしまい収納等の処理に困るだろう。
 そして見つけたのが左図にあるモバイル延長USBケーブル(U SB−MBEA)で、価格も安価で右図の様にメス側コネクターは 完全に樹脂で覆われているタイプである。
 ケーブル長も0.1m前後とかなり短く、今回の様な使用目的に はピッタリのケーブルである。
 オス側のコネクターは左図の様に一般的によく見られるタイプだ が、メス側コネクターから出ているケーブルは90度に折り曲げら れた状態に出ており、取り付け具合等によってはこの角度が便利に なるも知れない。
 右図からもわかる様にメス側のコネクターは完全に樹脂で覆われ ており、車両の金属部分への接触を防止できUSBメモリーの着脱 の際に手で触り汗等による錆等も防止できるだろう。
 そして左図にあるのがマジックテープで、今回は 潟tジックス の徳用マジックテープ[オス/メス 100×150mm]REV 1353を使用してみたが、USBコネクターの貼り付け面積が少 ない為にはがれ易く、USBメモリー着脱の際にはコネクターを押 さえながら着脱する必要があるだろう。
 また、今回セルボ等ではターボタイマーもこのマジックテープで 場所を移動して取り付けたが、1週間後には粘着テープ側がはがれ てきてしまっていた為に、貼り付けが弱かったのかどうかは定かで はないが、あまりはがれる場合にはメーカーを変えてみる等して様 子を見る事にする。
 このマジックテープはほとんどの場合押オス/メスのセットで販 売されているが、この徳用マジックテープはセット物の他にオスと メスの単品販売もある為に、購入の際には注意して購入する必要が あるだろう。

◆セルボモード(CN32S)への取り付け
 以下がセルボモード(CN32S)に取り付けたKENWOOD製U717本体と USBメモリーである。
 U717の本体は従来取り付けていたPioneer製のDE H−P919を取り外した位置に取り付けてあるが、サイズ的に は何も変わらない為に両サイドのネジ4本で着脱可能である。
 当初、USBメモリーをETCの左側にあるスペースに取り付 ける予定であったが、USBコネクターが小さくマジックテープ の面積が取れない事からUSBコネクターを押さえながらでない と着脱できない事がわかった。
 その為に急遽、下図の様に下部コンソール側へ取り付ける様に し、本来取り付けてあったターボタイマー等を移動してこの部分 の場所を空け直した。
 このセルボモードにはリアスピーカボックスを搭載し、下図の 様に3ウェイ用としてSONY製のパワーアンプを3台搭載して いる。
 その為に昔DATを取り付けた際にアンプの台数が多く駆動で きない事があった為に今回も心配されたが、今回のU717では 全く問題なく駆動できる様である。


◆レガシー(BH5C)への取り付け
 以下がスバルレガシー(BH5C)に取り付けたKENWOOD製U717本体と USBメモリーである。
 こちらもU717の本体は従来取り付けていたPioneer 製のDEH−P919を取り外した位置に取り付けてあるが、サ イズ的には何も変わらない為に両サイドのネジ4本で着脱可能で ある。
 従来のDEH−P919ではCDのメディアを交換する際に上 図のナビモニター取り付け金具のアーム部分が邪魔になり、交換 する際にはかなり大変な作業となってしまっていた。
 その為にエアコンの操作パネルと位置を交換しようとも思った が、下図の様にエアコンの操作パネルは2Dサイズほどの高さが あり、オーディオの表示部が運転席からはかなり見難い位置にな ってしまう等の問題がありそのままの位置になっていた。
 しかし今回は記録媒体がUSBメモリーになった事から、オー ディオ本体でのメディア交換は無くなり、ナビモニターの取付金 具との問題も一気に解決し従来の配置のままで交換した。
 そして肝心のUSBメモリーは下図の様にシガーライターソケ ットの下部に取り付けた。
 この車両では下図の様に本来ある灰皿を取り外し、その部分に ETCの本体を取り付けている為に、その周辺からのケーブル取 り出しが安易にできる為に、下図の様にUSB延長ケーブルを接 続したままで長く飛び出したケーブルはETCの下部へと押し込 んである。
 こちらのレガシーでもスピーカボックスを搭載し、3ウェイの マルチアンプ構成となっており、下図の様に4chパワーアンプ を2基搭載している。
 セルボモードと比較するとアンプの数も1台少ない為に問題な く駆動できると思われたが、こちらでは初めて使用するアゼスト 製の為に心配されたが、こちらも問題なく駆動できた様である。


◆スカイライン(BCNR33)への取り付け
 以下がスカイライン(BCNR33)に取り付けたKENWOOD製U717本体と USBメモリーである。
 こちらもU717の本体は従来取り付けていたPioneer製 のDEH−P919を取り外した位置に取り付けてあるが、サイズ 的には何も変わらない為に単なる交換作業となった。
 ただこちらの場合には取り付けスペースが無い為にナビのモニタ ーが上図の様に自在アーム式の物を使用しているが、安定しない事 と助手席側のグローブボックスにあるメーター類が見難い事もあり 今回U717を交換の際に移動する予定であった。
 しかし上図の様にスペースはほとんど無く、空いているのは最下 段部分にある10mm前後のスペースだけであるが、この最下段部 分を拡張して最上段部分に1/2Dサイズのスペースを作り、レガ シーで使用しているナビモニター取付金具のアーム部分だけを使用 した専用取付金具を製作して取り付け、両サイドにあるオーディオ 取付金具も新規に制作する必要がある。
 そしてUSBメモリーの取り付け場所を探したがなかなか見つか らず、結局は上図の様にターボタイマーの側面に取り付けてみたが 、USB中継ケーブルが90度横から出る為に図の様に下側に飛び 出してしまったが、コンソール寄りの為にペダル操作の邪魔になる 事はない様である。
 そしてこちらの車両ではフロント低域カットの2ウェイにリアが 3ウェイ構成の為に下図の様にパワーアンプを5台搭載している。
 その為にU717が5台全てを駆動できるかどうか心配であった が、こちらも無事電源が入り問題なく動作している事から、今回取 り付けた車両では全て外付け回路を必要としなかった。
 以上の様に今回は3台の車両に取り付けてみたが、やはり一番取 り付けに困ったのがUSBメモリーで、ケーブルで単に出されただ けと言う事はメーカーとしてはコンソールボックス内等に設置する と言うのだろうか?
 できれば以前PCのマザーボードによく付いていた、USBの拡 張コネクターの様にネジ止めできるコネクターでもあれば取り付け 方法の幅が広がるだろう。


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