AutoPlatz製 HID SYSTEM
H3の製品について

◆箱を開ける
 製品の箱はH4と同じ様に左下図の様に白黒で艶のある印刷と なっているが、箱を開けるには右下図の様な感じで左右どちらか らでも開けられる様になっている。
 右上図の様に箱を開けてみると中には紙なのか樹脂なのか、プ レス成形された薄いトレイが入っており、これを引き出すと左下 図の様に取り出す事ができる様になっている。
 左下図ではトレイの上に取扱説明書が乗っているが、実際には 二重梱包になっていた為に、左上図の箱の上に乗せられてもう一 つのダンボールで梱包されていた。
 そして製品自体は右上図の様な紙を型に流し込んで固めた様な 成形トレイに入っているが、各部品が個々に固定される様な感じ でつめ込まれている。
 H4のH/Lタイプではバーナ部分が固定されていたが、この H3タイプでは右上図の様にプラスチックケースに入れられたバ ーナ部分がピッタリと収納されている為に、おそらくこのパッケ ージはH4のH/Lタイプには適していないのだろう。

◆バラストについて
 バラストは左下図の様にパッケージの両端に配置されており、 バラストから出ている線材は一方方向に向けられて、H4のH/ Lの時とは違いH/L切り替えユニット部分に線材がまとめられ て収納されている。
 バーナに接続する部分は左上図の様にバラストから直接コネク タで接続されるのではなく、一旦線材で引き出された先端に防水 仕様のコネクターか取り付けられている。
 このバラストの取り付けは上図の様に2ケ所のみで、左上図の 様な付属のネジ類で取り付けるが、放熱性等を考えてできるだけ 熱がかからず面で固定できる場所が良いだろう。

◆バーナを取り出す
 左下図が今回購入したうちのH3タイプ用バーナであるが、H 4のH/Lはバーナ先端がキャプロンで包まれていただけの物に 比べると、プラスチックの保護ケースに入れられている。
 そして線材は左上図の様にバーナからの2本だけではなく、何 やら他の線材も付いており、とりあえずバーナ用の線材は右上図 の様にH4のH/Lタイプと同じコネクタが出ている。
 そしてよく見てみるとバーナの根本には左下図の様にゴムブッ シュが付いており、バーナからの赤と青の線材の他に更に赤と黒 の線材が通してある様である。
 そのバーナ側先端には平ギボシのオスが取り付けられており、 反対側には左上図の左上側に見える様にバラストの電源供給用コ ネクタが取り付けてある。
 その為にどうやら左上図のゴムブッシュはライトのハウジング に加工して穴を開けて、ライトハウジングの中で純正ハーネスか ら電源を引き出し、更に外側へバラストの電源として出してしま うと言う構想らしいのだが、今回の様にフォグランプではハウジ ングが小さくて別の部分に穴を開ける程の余裕は無い為に、左上 図のゴムブッシュはできるだけ小さい方がよかった。
 この辺は88HUSE製の様に、従来のハーネスを通している キャップに小さな穴を加工して、その部分にバーナの線材だけを 通すゴムブッシュ程度の加工の方が良かった。
 また更に、右上図の様にバラストに電源を供給するハーネスが 付属しており、ヘッドライト内部から電源を取らない場合にはこ の線材を使用して直接外部で接続する事も可能である。
 バーナ先端にはH4のH/Lから見るとかなり厳重に梱包され ており、左上図の様に透明なプラスチックケースにスッポリと覆 われており、更に右上図の様にバーナ先端には発泡材がしっかり と挿し込まれており、中心部には穴が開いて電極部分が上手く逃 げる様にC形状に加工された物が挿し込まれている。
 バーナ先端に挿し込まれていた白い発泡材を取り外すと左上図 の様になり、更にバーナの根本には透明なプラスチックケースを 取り付ける為の黒いウレタン材が取り付けてある。
 これを取り外すと右図の様に普通のH3バルブと同様の形状と なる。

◆別売のリレー
 左図が別売のリレーハーネスキットで、通常はH4のH/Lタ イプ以外は標準ではヘッドライトの純正ハーネスからそのままバ ラストに電源を接続して供給する様になっている。
 しかし純正ハーネスは細くHIDは普通のバルブよりも消費電 力が少なくなる為に問題は無いのだが、HIDは点灯時の突入電 流が大きい為に動作が不安定になる可能性がある。
 また、車種によってはヘッドライト系のヒューズが飛んでしま う為に容量アップをしなければならない車種もある様で、そんな 事であれば最初からバッテリーから直接電源を取るべきである。
 左上図の様に結束されていたリレーハーネスをほどいてみると 、右上図の様にリレーを中心として線材が引き出されているが、 バッテリー側へと取り付ける為に片側のバラストに接続する線材 だけがかなり長い物となっている。
 そして左上図の端子がバッテリーへと接続する為の丸型圧着端 子が取り付けられた赤と黒の線材で、赤の端子はバッテリー端子 へ直接取り付け可能な内径と思われるが、黒の端子は若干内径が 小さい為にバッテリーへの直接取り付けは無理と思われ、バッテ リーのマイナス端子がボディに接続されている部分に取り付けら れるかも知れない。
 もしもどちらにも取り付かなければ、圧着端子を購入して圧着 し直せば良いだろう。
 右上図がバラストに電源を供給するコネクタで、右上図では1 つしか見えないが、実際にはリレーに近い方は線材が短くもう一 方は線材が長くなっている。
 左上図は右上図のリレーのコイルに電源を供給する端子で、今 回はH3用のリレーキットとして購入している為に、左上図の様 な平ギボシの様な端子が取り付けられている。
 往々にして純正ハーネスはライトのすぐ後ろで中継されている 事が多く、ライト側の純正ハーネス付き防水キャップを購入して しまい、そのハーネス部分だけを左上図の線材と接続しておけば ワンタッチで元に戻す事が可能となるだろう。
 今回使用されているリレーが左上図の様な物で、メーカは不明 であるが型式がCR1914と言うのが型式と思われるが、Ma x−40Aと言う事と端子説明図から40AのC型1接点である と思われ、右上図の様にリーソケットが直接ハーネスに接続でき るタイプが使用されている。


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