carrozzeria製 CD/USB/TUNER MAIN UNIT DEH−P640
USB対応・タイトル漢字表示レシーバ

◆今回の比較
 今回はBMWに付属のオーディオでCDチェンジャーが動かな くなったと言う事で見てみたが、接触不良と言う事では無さそう でディスクのイジェクトもできない状態であった。
 それにヘッドユニットがカセットの為にFM/AMだけとなっ てしまい、CDチェンジャを取り外してみてみると、10連装の 1ヶ所にディスクが2〜3枚重なって動かなくなっていた。
 製品も年代ものと言う事で交換したいとの事で今回の製品選び が始まった。
 今やUSB端子があれば何もいらない状態の為に、あとは表示 部に漢字表示が欲しいかどうかだけの為に、そこで数千円の違い が出る為にその要望を聞いてみた。
 そうするとやはり漢字表示が欲しいと言う事で、最近発売にな った上図のKENWOOD製I−K70をお薦めしたが、これは 漢字等5行表示で2万円弱と安価である。
 そして以前は漢字表示文字数が少なくてパスしていたcarr ozzeriaだが、最近では上図の様なDEH−P640と言 うモデルも出しており、1DINながらフロントパネルにUSB 端子を装備し、漢字の文字数も問題なく長い物が表示できる様に なっていた。
 購入価格ではKENWOODよりも2〜3千円高くなるものの 、ユーザーの希望で今回はcarrozzeria製のDEH− P640を使用してみる事にした。

◆箱を開けてみる
 箱の上部には左下図の様に本体の正面パネル側から見たカラー 画像が載っており、右側にはリモコンが付属している為に一緒に 写っている為にデザインはよくわかるだろう。
 しかし、似た様なデザインで漢字表示ができない機種もある為 に、購入の際には必ず表示部分やカタログを確認して、最終的に は型式を確認する事を忘れない様にする。
 箱を開ける際には右上図の様に、底側になる面には注意事項が 記載されたシールが貼られているが、箱の文字表記は全て英語に なっており日本語表記は全く無い。
 フタを開ける側は左上図の様にすぐに開いてしまわない様に、 中央部分には側面から伸びたダンボールがL型に挿し込まれて、 フタを固定する様になっている。
 その為にフタを開ける前に左上図の様に中央部分のダンボール を引き抜いておき、後は右図の様にフタの挿し込まれた方を持ち 上げれば開く様になっている。
 フタを開けてみると左上図の様に本体の上に色々と付属品が乗 っているが、一番上には右上図の様に本体から出るハーネスがビ ニール袋に入れられて入っている。
 更に左上図の様に発砲スチールの切り込み部分には、本体等を 取り付ける為のネジ類が押し込まれている為に、本体を取り出す 際に紛失しない様にする。
 後は右上図の様に取扱説明書等が入っているビニールの袋を取 り出しておく。

◆本体を取り出す
 本体は左下図の様にビニールの袋に包まれており、両側が発砲 スチールで挟まれる様な感じで入れられており、このまま本体を つまみ出しても良いのだが、つよく挟むと本体の天板等が変形し てしまうおそれがある為に注意して取り出す様にする。
 製品の取り出しはどちらかと言うと右上図の様に本体と箱を逆 さにして、製品自体が自重で落ちてくる様に箱を静かに持ち上げ た方が簡単に取り出せるだろう。
 そして箱が発砲スチールが離れる際には本体を倒さない様に注 意し、左下図の様に確実に箱から発砲スチールが付いた製品が取 り出せた事を確認する様にする。
 箱から発砲スチールが取り付けられた本体が出てきたならば、 倒してしまわない様に右上図の様に一旦本体の上に取り付けられ たリモコン側を上にして置いておく様にする。
 後は本体を軽く持ち上げながら、両端に取り付けられた発砲ス チールを取り外す様にする。
 片手で持ち上げながら両端の発砲スチールを取り外すのも良い が、上図の様にどちらかの発砲スチール側を下側に向け、上側に なった発砲スチールを取る方法も良いだろう。
 その際には上図の様に発砲スチールだけ取り外さないで、本体 もしっかりと押えながら取り外す様にしないと、持ち上げた発砲 スチールに引き上げられて落下する危険性がある。

◆袋から取り出す
 本体の真上には下図の様にリモコンがビニールの袋の上から貼 り付けてあり、右下図の様によく見てみるとリモコンの上から更 にボタン電池も一緒に貼り付けられているのがわかるだろう。
 その為に、この状態で本体を倒したり落下させたりすると、リ モコンが破損してしまう可能性がある為に、実際に使用する際に は予めリモコンとボタン電池を先に取り外しておく。
 今回は取り付け前の為に左下図の様にリモコンはビニール袋に 取り付けたままで製品を取り出しているが、両端から発砲スチー ルで挟み込んである為かビニール袋の開放口はテーピングされて おらず、そのまま左下図の様に簡単に取り出せる様になっている 。
 本体をビニール袋から取り出してみると右上図の様にフロント パネルには保護用のフィルム等が貼られていない事から、発砲ス チールを取り外す際にはあまりフロントパネル側のビニールを擦 り付ける様な取り外し方はしない方が良いだろう。

◆製品の内容
 本体を取り外す前に取り出した取扱説明書等が入った内容物が 左下図で、取扱説明書の他に保証書や警告書に安全上の注意等の 書類が何点か入れられている。
 今回の製品保証書にも無記名な為に、販売店の販売証明書と共 に保管しておく様にする。
 そして右上図が箱を開けて一番最初に取り出した本体からコネ クターで取り出すハーネスで、接続先は全てギボシ端子となって おり一部アンテナ電源だけは平ギボシになっている。
 右上図では白と黒のmicroSDと書かれた物が入っている が、これは本体の付属品ではなく今回使用する為に用意したMi croSDをUSBに変換するアダプタである。
 意外と安価なUSBメモリーは書き込みが遅い事が多い為に、 この様な変換アダプタを使用してmicroSDを使用した方が 確実に書き込み速度が速くなる。
 更にこのmicroSDからUSBに変換するアダプタは、U SBのコネクターに装着すると5mm程度だけの飛び出しで済む 為に、今回の製品の様にフロントパネルにUSBコネクターが直 接取り付けられた製品にはUSBメモリーが飛び出さずにスッキ リとした状態で利用できる。
 そして左上図が製品に付属しているビス類で、トラス子タイプ とサラビスタイプが入れられている為に、取付金具に応じて使い 分ける様にする。
 今回は右上図の様なBMW用の取付金具を使用して取り付けた が、国産車の様にしっかりとは取り付けられずにフロントパネル 寄りの左右2ヶ所だけで小さな金具を取り付けている。

◆本体の周囲とコネクター
 配線関係はどのメーカーもほとんど同じで、下図の様に電源は 常時通電のバッテリーバックアップ端子とエンジンキーをアクセ サリーにした際の電源に、GNDの3本が基本となる。
 その他にはイルミネーションの電源やアンテナコントロール端 子があり、このアンテナコントロール端子は車両側のアンテナ電 源端子と接続しないとパワーアンテナが動作しなかったり、ほと んどの車両でアンテナブースタが取り付けられている為に、これ を取り付け逃すとFMどころかAMも受信できなくなる為に注意 する必要がある。
 上図では外部アンプを使用する例も記載してあるが、ほとんど の場合は上図中央下部にある8本のスピーカケーブルを純正ハー ネスに取り付けた車種別ハーネスと接続して終わりだろう。
 車種によってはリアだけの場合やフロントだけの場合がある様 だが、8本あれば全て取り付けておけばよくフロントとリアのど ちらかしか無い場合には、車種別ハーネスの色に従って同じ色同 士を接続しておくと良いだろう。
 今回の製品で面白い利用例が上図で、本体だけで2ウェイのマ ルチアンプ構成ができ、他の製品の方にサブウーハ出力のRCA 出力端子に別売のアンプを必要とせずに実現できる。
 これは非常に有効な構成で、低域をカットしてサブウーハで再 生できる事で、中高域は低域に影響されず大音量でも歪まず音が 割れない再生ができる願ってもない機能である。


メイン 車両関係 自動車メニュー 自動車用パーツ
このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します