◆建て増しと建て替え 車庫の場合の建て替えた金額はどのくらいになるかだが、1990年前後で 1.5×3間のサイズであれば50万くらいで建てていた様だ。 これだと単純に2台分で100万となり、変形して2台分の奥行きを若干増 やせば軽を横付けして止める様にすれば3台目としてのシャッターは無しにな る為に更に安いのではと言う事で、3台収納の変形車庫として依頼する様に話 を進めた。 そこで業者を何件か当たってみたが意外と業者間の金額差が大きく1台分で 100万と言う話もあり、以前50万で建てた業者も10年前の話だった為に この金額では無理の様であった。 しかし、50万に近いものがありその坪単価から算出できる様にして検討し たが、やはり可能性が薄いとは言えど建て増ししてから道路ができると移動し なければならないと言う事と、3台分となると横に3台か現在の2台あるうち のどちらかの奥行きを2倍にするかと言う事になる。 その際には横に1.5〜2間広げるか、奥行きで3間取るかと言う事で家や 庭との関係にも大きく影響する。 これだけ縦か横かに広げておいて道路が来ると言う事で車庫の移動になると 、更に庭や家の方に影響が出てしまうのは間違いない。 その為に今回は、なるべく建て横に広がる部分を最小限に止め将来車庫の横 にある空き地が道路になる事も考慮した上で立て替える事とした。 ◆車庫の広さと車の収納 前のページ( 従来の車庫 )で収納スペースを検討した結果を元にして、1.5間×2台の幅では狭い事 から1.5+2.0間の3.5間幅とする事にした。 問題は車庫の奥行きだが、こちらも以前の車庫で検討した結果車両自体だけ であれば3間で間に合うが、車両の後部にタイヤなどを置く場合には狭すぎる 為にあと0.5間分は長くした方がよく、これだけで3.5間の奥行きにする 必要がある。 軽自動車は右図の様に2台の車の前に横付けにすれば、軽自動車の長さ分は 横付けして入れる事を考えても3.5間幅もあれば1度で寄せる事ができるが 、運転が不慣れと言うか車両間隔がないと危険かも知れない。 この軽自動車の横付け収納方式を利用する事により、車庫の奥行きが車1台 分の長さを増やす事を考えるとかなり小さくて済む事になる。 また、最大の利点は軽自動車を右図の左右どちらかに移動するだけで普通車 をすぐに出せると言う事も非常に便利である。 その為に軽自動車はわざわざエンジンをかけなくとも手で押して寄せれば車 庫から出さずに済むと言う事になり、乗らないのに普通車を出す為に軽自動車 まで暖気せずとも済む様になる。 また、横付けする軽自動車の幅をどれだけ取れば良いかと言う事だが、車庫 を立て替える前には数ヶ月の間はセルボくんは青空駐車になっており、10月 の台風の際に別の物置小屋に入れてみた。 左図はその物置小屋にセルボを入れてみた所だが、入り口は1間幅で奥行き が2間となっており、その部分になんとか入れる事ができた。 この小屋の入り口下部を見てもらうとわかるが、入り口の右下にコンクリー トの基礎が出ているのがわかるだろう。 その為に助手席側のミラーは折りたたまなくても済むぐらい出っ張っており 、運転席側のミラーは折りたたみドアとの隙間は10cm程度である事から、 スペースとしては1間幅でも出入りが可能と言う事がわかるだろう。 それに、以前の車庫で検討したように3間の奥行きであれば後ろに寄せると 車両の前の方に作業ができるほどの十分なスペースができる事や、タイヤ等を 収納する部分に0.5間(3尺)程スペースを確保した部分も実際には2尺と 少々(≒70cm前後)ぐらいしか利用しない事からも、軽自動車の収納幅を 1間取れば十分に収納できるだろうと言う事からも右上図の様な 幅3.5間×奥行き4.5間を基本 とした車庫とする事に決定した。 また、右上の図中にあるカッコの中にある寸法は単位がmmであるが、実際 には1間幅のcm単位以下を切り捨てている為に、表示サイズよりは実際の寸 法が大きくなる事に注意して頂きたいが、実際に作ると右上図よりは若干大き くなる事から更に余裕が出ると言う事になる。 ◆シャッターに関する問題 また、幅が3.5間のシャッターとなると普通の巻き取るタイプではなかな か無いらしく、右図の様に3間幅のシャッターと半間のシャッターを組み合わ せて利用する方法も考えだか、入り口が狭くなると軽自動車の収納が大変にな る為にこの2分割シャッターの方法は諦めた。 3.5間幅のシャッターは店舗用としては使用している所をよく見かけるの だが価格的に大きな差があるのかどうかは不明である。 比較したのは3間幅の巻き取りタイプの電動シャッターと3.5間のオーバ ースライダータイプで、半間の差がある割にはオーバースライダータイプの方 も同じ位で利用できる様であった。 どちらかと言うと巻き取り式は風圧でガシャガシャ音がする他に巻き取り時 にシャッター同士が擦れて塗装がはげて錆び易いと言う事もありオーバースラ イダータイプの方が良さそうであったが、当初は電動シャッターを考慮してい なかった事からチョッと予定外の出費となった。 実際には3.5間幅のオーバースライダーにも手動式はあるらしく、実際に 今回利用したものでも手動式で使えるようにもなっており、実際に手動で利用 してみたがシャッターを全開した状態から引っ張るのは大変で、高さが高い為 にひもをつけたのでは手が痛く踏み台を利用してシャッターを直接引っ張った 方がまだ楽であった。 以上の事からも予算外ではあったが3.5間幅のオーバースライダータイプの 電動シャッターを利用する事になった。 ◆車庫の棚を設置する工夫 更に一工夫と言う事で車庫の後部には棚を作ってもらう訳であるが、従来の 車庫が3間幅で片方の棚を使用していなかった為に、これまで棚にのっていた 荷物は1.5間幅の棚2段分で3間あれば十分と言う事になる。 その為に今回予定していた車庫の幅である3.5間幅を全て2段にする必要は 無く、右図の様に下側の棚を2間幅だけにする事にした。 本来は1.5間幅で十分なのだが、右図右側の方にドアがある為と指示しなか った為にそのドア側に半間の柱が立っていた為に図の様にした。 こうする事でドア側の車を壁際に寄せて隣の作業スペースを開けた際に、ドア の部分が開くくらいに車をシャッター側に移動すると通路が広く取れる事と、例 えば全長の長いレガシーをこの下段の無い方へ入れ、背面の壁と5cm間隔で寄 せると更にレガシーの前にセルボを5cm間隔で寄せればシャッターまでが5c mと少しは空く計算となり、そうすれば実質普通乗用車2台と軽自動車2台の合 計4台を収納できる様になるはずである。 更に別の収納方法で計算すると左図の様に普通乗用車2台と軽自動車1台を全 て縦方向に10cm間隔で寄せれば最後には90cm弱のスペースができる為に 、縦に車をいれてもかろうじて最後の車からの乗り降りも可能である。 そうすると縦に入れた軽自動車の前は余裕がたっぷりの為に、更に軽自動車が 一台縦に入り当然横付けもできる為に、普通乗用車2台と軽自動車3台の合計5 台も収納できる事になる。 しかし、これらの方法は幅寄せに自信があれば可能であるが、あまり普通の利 用としてはお奨めできない為に参考程度に読んで欲しい。 しかし、若干の変更でこの5台収納も不可能ではなく、出入りの順番なども問 題となる為に実際の利用方法などからも十分に検討する必要があるだろう。 メインに戻る 車両関係に戻る 車庫に戻る 車庫詳細に戻る |