◆車庫東面の器具配置 上図が東側の壁面図であるが、当初は電動シャッターの予定がなかった為に 他の部分への出入り口などは全く考えていなかったが、万が一の停電やシャッ ターの故障を考えると他にもドアを付けて置かないと車が出せなくなってしま う可能性があった。 その為に上図の様に車庫東側の後ろにドアを取り付ける事になり、ここから すぐに階段を上り家の方に行ける様にした。 ドアがあり出入りすると言う事はここにも照明等のスイッチが必要になる為 に、ドア周辺にシャッターのスイッチや蛍光灯のスイッチを配置している。 シャッターのスイッチは【上・下・停止】の3つで、蛍光灯は左右に40W の棒型蛍光灯を使用しシャッターの両端にあるスイッチと左右の蛍光灯がそれ ぞれ3路スイッチにしてありシャッター側のスイッチと後ろのドアにあるスイ ッチのどちらからでも点灯・消灯が可能な様にしてある。 ドアの近くにはブレーカ盤を配置し、コンセントと蛍光灯に電動シャッター の3系統に分けてそれぞれにブレーカを取り付け、配線替えや電動シャッター のみを動作しない様にとスイッチ代わりにもなる様にしてある。 ◆車庫西面の器具配置 上図は西側の壁面図であるが、こちらには蛍光灯のスイッチとコンセントの みであるが、後で蛍光灯のスイッチ付近に東側の壁面と同様にシャッターのス イッチを追加してある。 これは、3.5間幅もある為にどちら側に出るかによってはスイッチが遠くな る事もある為に、東側と同じ様にスイッチを追加した。 また、スイッチの下にあるコンセントだが、これはシャッターを開けた際に 雨が斜めに入り込んで来てコンセントに当たらない様に、もう一つ右側(内側 )の柱に取り付ける様にしている。 これは東側の壁面に取り付けているコンセントも同様で、GT−Rやレガシ ーへのバッテリー充電時にもコンセントが内側にあった方が便利である。 ◆車庫北面の器具配置 左図が車庫の背面で、この部分には荷物を置くための棚を取り付ける予定で あるが、取り付け作業が長い場合にはラジカセ等を使用する機会も多く、これ らの為に棚の間にもコンセントを設置する様にした方が便利であろう。 コンセントの取り付け場所も車を2台縦に入れた間に取り付ける様にすれば 、たとえ車を後ろの棚に寄せて止めてあったとしても車の間からコンセントが 使える様になる。 コンセント自体は普通の2Pタイプで十分であるが、アース付きの3Pコン セントを利用する機会がある場合には、アースの配線をせずとも器具だけでも 予め3Pタイプを取り付けておくと良く、万が一の場合にもアダプターを用意 していなくてもコンセントが利用できるだろう。 ◆最終的な器具の配置 この部分を利用して上記で検討したドアの右側にあったスイッチやブレーカ 盤を全てドアの左側に移動してある。 またこれも上記で多少触れたが、上図右側であるシャッター付近に取り付け たコンセントは、スイッチ取り付け位置よりも1本内側の柱に取り付ける様に 変更している。 また、蛍光灯は40W器具を2本使用する予定であったが、長々と作業する 場合には作業付近にも蛍光灯を設置しないと暗くて見えず、明るい蛍光灯を取 り付ける意味が無い。 その為に、棚に近い部分に小さな10W蛍光灯を1本追加して、上図の一番 左側にある1つだけのスイッチで点灯・消灯する様に追加した。 結局、蛍光灯は左図の様に車の真上に40Wの棒型蛍光灯を2本使用し、中 央の奥側で棚の前部分に10Wの小さな蛍光灯を取り付ける。 またこの面に取り付けるコンセントだが、最初は棚の間に1つだけの予定で あったが、ドア側に置いた車を背面まで寄せてシャッター側のスペースを取る 為に左図の様に1段目の棚を途中2間幅までとし、普通に車を置いた時にはこ の部分にスペースができる為に、ここで何かの作業の際にもコンセントが利用 できる様にもう一つコンセントを追加した。 ◆電気屋内配線図 結局、車庫の見積もり段階から大きく配線の工数が増え、車庫であれば普通 は蛍光灯2本とコンセント2箇所ぐらいと言う事で、配線は全てこちらで行う 事になり屋外の引き込みとブレーカまでのみを依頼した。 最終的な器具の配置から右図の様な配線図になり、中継ボックスを利用し上 手く配線の引きまわしができる様にしてみた。 電動シャッターのスイッチには、BLプレートに取り付けられるチャイムス イッチを利用し、これを3個使用する事で【上・下・停止】のスイッチを作る 様にしている。 また、これらのシャッタースイッチに使用するケーブルだが、比較的外皮が 太い4芯電話線が便利で、スイッチ3個とコモンで4芯で十分に間に合うが、 スイッチに個別に6芯で配線しておき天井の上にある中継ボックス内で配線し ても良いだろう。 今回はそれほど電力を消費するものを利用する事がなかった為に全て1.6 のFケーブルを使用したが、蛍光灯やコンセントの配線でブレーカから中継ボ ックス間までは2.0のFケーブルを使用しても良いだろう。 電動シャッターへの配線は右図ではシャッター付近で行う様に書いてあるが 、実際にはオーバースライダーの場合にはモーター部が車庫の中央に取り付け てある為に、中継ボックス等は車庫の中央部分に取り付けてから配線を分岐し た方が便利であろう。 メインに戻る 車両関係に戻る 車庫に戻る 車庫詳細に戻る |