◆車庫周辺の土留め 車庫を作る前には住居との段差がある為に土留めを作り直すが、先に土留め を作ってからでないとミキサー等が入れなくなる為に先に作業が始まった。 左図では既に土留めを作る為の板塀が組み立てられているが、この作業の前 に鉄筋を立てる為の基礎作業があり、左下図にもある様にその鉄筋を囲む様に して土留めを作る為の板塀を組み立てており、これらはその片側の板塀を組み 立ている為の作業図である。 また、土留めのコンクリートには模様の溝を作る為に右図の様にある一定の 間隔で棒を釘で打ち付けており、これによって縦や横の縞模様を付ける為の作 業を行っている所である。 今回の土留め工事は車庫の裏から家の東までとかなりの長さになり、庭にあ る植木を移動する関係もありとりあえず車庫の横と裏を先に進めており、家の 周囲は植木を移動後に工事するといった2度にわけての工事となった。 ◆新しい車庫の基礎 車庫の基礎も土留めと同様に、右図の様に土を削った後に砕石を敷きつめた うに鉄筋を組み、その鉄筋を固定する為に一度コンクリートを軽く流して固め てしまう。 3.5間幅に4.5間の奥行きともなるとかなりの長さで、家を建てるつも りをしたならば全然少ないのだろうが、土留めと車庫の基礎とでかなりの鉄筋 を使用していた。 その後、その鉄筋を囲む様にして右図の様なスチール製の枠を組み、その中 にコンクリートを流し込み基礎を作っていた。 土留めは高さがある為か化粧合板みたいなもので枠を作っていたが、基礎の 方は幅と高さが決められた標準的な枠組み材を使用している感じだ。 ◆土留めと基礎の完成 左図が車庫と住居の境の土留めでこの幅は当初1件の予定だったが、雪を落と さなくともいいぐらいの強度があると言う事で、屋根に雪止めを付けて完全に落 ちない様にした事からこの幅は5尺とした。 また右図は車庫の裏だが、こちらはほとんど人が通る必要が無い為に3尺とし 、土留めがピッタリ車庫に付かない様にしている。 今回は屋敷の正面が削られてスーパー農道が来る為に車庫への出入りが遠回り になってしまう事から、車庫の東側で住居側の土留めに3尺幅の階段を付ける事 にし、ここから車庫への出入りができる様にした。 本来は電動シャッターの予定がなかった為に、シャッターの他にドアを付ける 構想が無く、その為に土留めに階段を付ける事もすっかり忘れていて、どうにか 土留めや基礎を作る前に間に合った。 更に新たな問題として車庫の前の道路には傾斜が付いており、車庫の幅が3. 5間と言う事から両端の段差が10mm前後も付いてしまう。 その為に左図の東側は道路と平らに設定しても、右図の西側は車庫の床が道路 より12mm程度高くなってしまうのだ。 その為に車高の低い車は心配であったが、道路より一度段差を付けて高くして おき、そこから傾斜させる事で車が一旦持ち上げられる感じで腹を擦る様な事を 無くして頂いた。 ◆基礎の内側(車庫の床) 土留めや基礎も天候に恵まれた事もあり順調に完成し、最後に車庫の床にコン クリートを流し込む作業だけとなった。 車庫を建てる際に床にコンクリートを流さない場合もあるが、やはりジャッキ をかける際にも平らな方が良く、レガシーの様にオイルフィルター交換時に車両 の下にもぐる必要がある場合等はなおさらである。 コンクリートはミキサーから1輪車で少しずつ流し込み、右上図の様に壁にコ ンクリートを塗る際に使用する物や、左図の様に木のハケの様な物で平らにしな がら流し込んでいた様である。 コンクリートを流した部分にはここにも鉄筋が敷いてあり、以前の車庫を解体 した際には無かったが、この鉄筋を浮かしながらコンクリートが周り込む様に流 し込んでいた。 最後の床にコンクリートを流した後に雨にあたってしまい、ここで2〜3日乾 燥期間が延びてしまったが、乾燥してから大安の日まで間があったためと水道工 事で住居脇にセルボモードが置けなくなってしまい、完成前の基礎だけの車庫に 一人淋しく一番乗りで置いてみた。 さすがに軽自動車1台だけではものすごく広く、びっちりとつめて駐車すると セルボモードサイズの軽自動車であれば9台くらいは停められそうである。 寸法上から3台を収納する為に計画した車庫であったが、基礎が出来上がって みると意外と広く間違ってしまったかの様に思えてくる。 あとは次回の大安の日を待ち、いよいよ柱が立つようになる。 メインに戻る 車両関係に戻る 車庫に戻る 車庫詳細に戻る |