未使用車両の持ち上げ


◆雪解け水が・・・
 12月になり雪が降り始め、1月と2月は日によっては結構積も る日が多くなり、その度に雪を乗せたままで車庫に入れる為に次の 日までに雪が溶けて車庫内は水浸しになってしまう。
 車の雪を下ろしてから車庫に入れれば良いのだが、雪かきブラシ 等で擦ったのではボディの塗装に傷が付き、ヘッドライト等は樹脂 製の為に白くくすんでしまう為に絶対に厳禁である。
 また水で流し落とすと言う方法もあるが、そんな日に限って屋外 にある水道の蛇口は凍結していて水が出ない状態になっている事が 多く、結局は雪を積んだままで車庫に入れる事になる。
 車庫が水浸しになるだけならばそのうちに乾く為に問題ないのだ が、上図の様にワゴンRの部分だけでなく当然融けた水は車庫の色 々な場所に広がってしまい他の車の下にも流れ込む。
 そしてワゴンRのタイヤハウスに付いた雪には道路に散布されて いる凍結防止剤が混じった雪が溶け始めて流れ出し、それが乾燥し て固まると右上図の様に融けた雪の水との境には白い結晶ができて しまっているのがわかるだろう。
 これらの雪解け水が上図の他の車のタイヤの方にも回りこみ、毎 回同じゴムの部分だけに当たる為に、夏タイヤのゴムがその部分だ けふやけてしまったり変質する可能性がある。
 今まで通勤では使用した事が無かった為にこの様な事は予測もし ておらず、雨程度であればその車の下だけで済むのだが、やはり雪 となると屋根に結構積もったままになる為に、やはりこのままでは マズく雪解け水が回り込まない様な何らかの対策を必要とする。

◆300x300x35mmコンクリート板
 当初、ワゴンRの周囲にゴムや樹脂等をコンクリートビスで固定 して雪解け水を留め様としたが、やはり毎日となると水が溢れる可 能性もあり、更にコンクリートに穴を開けてビスを打ち込むとなる とその部分に水が浸透して凍結してコンクリートが割れる危険性が あった。
 実際、雪解け水が広がり冷え込むとコンクリートの水の境目等に ヒビが入る事がある。
 初めはゴムや樹脂板を考えたが、軽自動車でもタイヤ1本あたり の重量が500kgになってしまう為に、ゴムや樹脂系の材質では 無理だろうと判断して別の材質を探していた。
 左上図ではセルボモードとワゴンRを向かい合わせに入れる為に 、衝突防止にタイヤ止めとして使用している普通のコンクリートブ ロックであるが、これでは厚さがあり幅が足りない為にこれをその 間々利用する訳には行かず、2つ合わせても隙間ができる為にあま り好ましく無いだろう。
 そんな時に見つけたのが右上図の様なコンクリート板で、大きさ が300×300mmのサイズで、厚さが35mmとさほど厚くな く車を乗せるには丁度良いサイズである。
 一番太いタイヤでGT−Rの245mmの為に300mmの幅は 丁度よく、外周側もタイヤを乗せてみるとタイヤがつぶれても前後 に余裕ができる為に全く問題なく、GT−Rとレガシーにセルボモ ードとアルトワークス用の16枚を購入してみた。
 しかし誤算だったのが左上図の様にタイヤ1ヶ所にしているタイ ヤ止めで、300×300mmの幅にタイヤを乗せてしまうと軽自 動車でもタイヤ止めをかけられなくなる。
 その為に左上図の様にタイヤ止めを使用する部分にだけコンクリ ート板を2枚使用し、1枚にはタイヤを乗せてその手前に敷いたコ ンクリート板にはタイヤ止めを設置した。
 上図はレガシーのフロントタイヤに敷いてみたコンクリート板の 様子であるが、215のサイズでも十分に余裕があり、35mmの 厚さがあれば雪解け水程度であれば十分避けられる。
 そして右上図でもわかる様に、白い粉の様に見えるのが消雪剤の 結晶で、この様な物がタイヤに付着したままで保管しておくのは望 ましく無く、これでタイヤが凍結防止剤に直接触れる様な事も無く なり、コンクリート板に浸透するかも知れないが、今回購入した物 は普通のコンクリートブロックよりもキメが細かく、意外と浸透も 少なく済んでいる様である。
 軽自動車だけでなくレガシーやGT−Rでも300×300mm に余裕で乗る為に、左上図の様にセルボモードと同様に1枚にタイ ヤを乗せて、その手前にもう一枚のコンクリート板を敷きタイヤ止 めを設置する様にしている。
 右上図がGT−Rとレガシーの向かい合った部分であるが、やは り215mmと245mmのタイヤ幅ではコンクリート板の余裕が 違い、タイヤがコンクリート板の中央に乗る様にしている。
 せっかく4台分の16枚のコンクリート板を買ってきたが、タイ ヤ止め用に1枚ずつ使用してしまった為に1枚しか余らず、アルト ワークスには後日別途4枚を追加購入した。


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