◆今回使用したイリジウムプラグ
車関係では今や純正プラグとしても採用されるイリジウムプラグで
あるが、今回除雪機に合う物を探して入れてみる事にした。ここで問題になったのがイリジウムプラグシリーズで抵抗無しと言 う製品が無い事とプラグギャップが大きい事である。
またお店を探したが自動車用と言う事で１本で販売しているショッ プが無く、たまたま右図の様に１本だけ抜かれて単品販売として置い てある物を見つけた為にこれを利用してみた。
抵抗入りと言う事は避けられなかったが、プラグギャップはマイナ
ス側の電極を左上図にある様なシックネスゲージ（隙間測定治具）を
使用する事で調整する事とした。イリジウムプラグは中心電極にイリジウム合金を取り付ける事で、 細くしても耐久性を維持できる為に細く収束された部分からの強力な 放電が期待できる。
実は新品から使用してシーズンオフの頃にはチョークをかけないと 始動しなくなり、ある程度の暖機をしないとエンストしてしまう様に なった為にこれらが解消して持続しないかと言う期待もあった。
しかし、イリジウムプラグだけでなく指定プラグに交換しても始動 し難い事からプラグではない事がわかった。
◆ギャップの調整
プラグギャップの調整にはシックネスゲージを使用して電極間の隙
間を見ながらマイナス電極をたたき調整する。マイナス電極は簡単に曲がってしまう為にかなり軽くたたく様にし て、電極をたたき過ぎて戻す様な事がない様にする。
また、プラグギャップを見る為にシックネスゲージを電極間に入れ る際には、無理に押し込むと電極が破損する恐れがある為に力を入れ ない様にする必要がある。
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