K3マフラーの取り付け ◆パーツの準備 マフラー交換の部品については別ページにある【 マフラー 】で詳しく説明しているが、K3のタイプを取り付ける事により もう少し静かになるのではないかと言う事で、左下図の様にK3 用のマフラーとその周辺部品を揃えてみた。 ◆エンジン側ガスケットの取り付け エンジン側に取り付けるガスケットが以下の様なもので、K2 で使用されていたタイプとは違い、K3用のガスケットは完全な メタルタイプとなっている。 このエンジンの傾きであれば、丁度リベットが真っすぐ上下に 配置される様になる。 ◆エキゾーストパイプの取り付け そしてエンジンに取り付けたガスケットに下図のエキゾースト マニホールドを取り付けるが、下図の様にエンジン側が2本の取 り付け穴に対して、マフラー側は3本の取り付け穴となっている 事からも、方向を間違えて取り付ける事は無いだろう。 ◆エキゾーストパイプの固定 今回はエキゾーストマニホールド固定用のナットも左下図の様 に新品部品を用意したが、右下図の様に新旧のナットで色がかな り変わっているのがわかるだろう。 他の部分では錆びていなければほとんどの場合は再利用できる ネジ類が多い中、エンジン周辺は熱がかかってしまう為にどうし ても焼けて錆びたり変形し易くなってしまう。 それらの事からも、できればエンジン周辺で熱がかかってしま う部分だけでも、できるだけ新品のネジ類を使用しておいた方が 良いかも知れない。 しかし、片側ずつ既定トルクまで何段階かに分けて締め付ける 様にし、ガスケットの変形が片側だけ極端に潰されてしまう様な 事が無い様にする。 また、エンジンのシリンダーヘッド側は鋳物のアルミで柔らか い可能性もある事から、力任せに締め付けてしまうとエンジン側 に入り込んでいるスタッドボルト部分から亀裂が入ってしまう可 能性もある為にトルクレンチでトルク管理を行った方が良いだろ う。 ◆マフラー側ガスケットの取り付け 続いて今度はマフラー側を取り付けるが、下図がマフラー側に 取り付けるガスケットである。 サービスマニュアルを見てもガスケットの取り付け方向は記載 されていないが、エキゾーストマニホールドのフラン地面が綺麗 に出ている事と、右上図の右下にある様に四角い突起が左下図の 様にフランジの端にピッタリと合う事からも、エキゾーストマニ ホールド側にメタルタイプ側を取り付けるのだろう。 ◆マフラーの取り付け 後は左下図の様にマフラー本体を近寄せて、エキゾーストマニ ホールドにある3つの穴とマフラー側から出ているスタッドボル トの合う位置を確認しておく様にする。 ◆マフラーの固定 マフラーはエキゾーストマニホールドに乗る様になるが、それ でも手を離したままで接触すると脱落の可能性がある為に、ナッ トを使用して早めに固定する様にする。 しかし、右上図の様にシリンダーヘッド側ではソケットレンチ を使用できなくなってしまう事から、マフラーを固定してからエ ンジン側に取り付けた方が良かったのかも知れない。 ◆スパークアレスタの取り付け そして下図にあるのがスパークアレスタと呼ばれる消音の為の パーツであるが、以前のK2タイプには無い為にマフラーの容量 が大きくなった以外にもこの部品の効果も期待できる。 その部分を右下図の様にマフラーへと挿し込む様にする。 しかし、スパークアレスタ側にはタップが立っているわけでは 無い為に、タッピングビスを無理矢理ねじ込む事になる為に、最 初は多少硬いがしっかり押し込みながら回し込めば、タップが立 った様になりあとは普通のネジと同じ様な感じで固定できるだろ う。 ◆マフラープロテクタの取り付け 以前のK2タイプのマフラープロテクタは上下2分割となって いたが、今回のK3タイプのものでは下図の様に一体物で丸型か ら角型に変更されている。 このマフラープロテクタは右下図の様に丸く穴が開いた部分を マフラーのスパークアレスターを取り付けた側に向け、あとはた だ単にマフラーの上から被せるだけである。 この状態はサービスマニュアルにも記載が無く、このU字型の 部分がネジで固定されるわけでも無い為に、左上図の様に隣に見 える部分と同様に上から続く板金と同じ様に平らに引き伸ばした 状態でマフラーに覆い被せている。 ◆エアクリーナの取り外し 今回のK3タイプのマフラーは、丁度左下図にあるエアクリー ナボックス方向からも2箇所の固定箇所があり、左下図のスペー スでアングルドライバーを使用すれば固定できない事も無いが、 取り外しが簡単な為に一旦エアクリーナボックスを取り外してし まった方が普通のドライバーが使用できる様になる事からも絶対 的に作業性が良くなるだろう。 ◆マフラープロテクタの固定 マフラープロテクターの固定は左下図の様に上部より2箇所と 、右下図の様にエアクリーナボックス側から2箇所のネジで固定 されるようになる。 ◆エアクリーナの取り付け 以上でK3タイプマフラーの取り付けが完了した為に、先程取 り外したエアクリーナボックスを左図の様に元に戻しておき、右 下図の様に元々使用されていた蝶ネジを締め込んでおく。 ◆マフラー周辺の様子 そして左下図にあるのがK3マフラーを取り付けた様子である が、以前のK2マフラーとは違いだいぶ大きくなり、燃料タンク と似た様な大きさとなっている。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 特殊関係 ⇒ スノーラ ⇒ 部品交換 ⇒ オーガ破損 ⇒ オーガハウジング交換 |