HONDA SNOWLA HS970(K2)
シュータワイヤーの比較


◆K2用とK3用ワイヤーの比較
 取り付けの前に現在使用中のタイプK2と最終型であるK3用 のシュータ上下用ワイヤーが長さだけが違う物かどうかを確認す る必要があり、交換作業の可否を判定する必要がある。
 上図が下側にあるK2用と上側にあるK3用のワイヤーを並べ てみた物であるが、明らかに上側のK3用の方が全長的にもワイ ヤー保護チューブ的にも長いものとなっている。
 その差は上図の様に、右上図の様にシュータ上下用のモータプ ーリ側の長さを揃えておくと、左上図の様にシュータ側は見た目 通りに長さが違っているのがわかるだろう。
 そして一番問題なのがK2にK3用のシュータとシュータワイ ヤーが使えるかどうかで、シュータ側に固定する為の長さの調整 を行う右上図の部分は幸いにも同じ径のネジになっており、その シュータ側のワイヤー先端も上図の様に全く同形状となっていた 。
 しかし、右上図の様にワイヤーの長さを調整するスタッド部分 がK3用の方が若干長いが、逆にシュータ上下モータ用プーリ側 が右図の様にK3が短くなっている。
 モーター側の固定するネジ径やプーリに引っ掛ける部分も同形 状である事から、K2にK3のワイヤーも使用できる事がわかり 、右図の調整部分の短さは上図の長い部分で相殺できる為に、お そらく問題なく取り付けられそうな為に、早速交換作業に移った 。

◆バッテリーが大変な事に
 シュータを分解する為にとりあえず取り外し易い方向に向けよ うとエンジンキーをONにしてシュータ用のジョグレバーを傾け たが、シュータは全く動く気配が無く当然エンジンをかけようと しても全く動じない為に、バッテリーカバーを取り外してバッテ リーの液面を見てみると下1/3程度位しか入っている様にしか 見えなくなっているが、それもバッテリーを揺らしても全く液面 が動かない様になってしまっていた。
 よくみると全くバッテリー液が無くなってしまっており、液面 の下側1/3も電解液ではなく、もはや希硫酸の水分が蒸発した 為に濃度が上がり、電極の下半分がボロボロになってしまい剥が れ落ちた電極が固まっているだけの様であった。
 これではバッテリー補充液の蒸留水を入れただけでは復活する 訳がなく、幸いにも電解液を入れないで購入していた為に右上図 の様に電解液の希硫酸の残りがあった為に、ダメもとでこれを補 充してバッテリーを充電して復元を試みた。
 電極は下半分が使い物にならなくなっているおそれがあり、と りあえず残りの電解液でアッパーレベル以上まで全てのセルに電 解液が入った為に、とりあえず左下図の様な普通車のセルスター トもできる充電器で強制急速充電を行い、下半分のダメになった 部分も少しは急速充電による破壊により復元できないか試してみ た。
 左下図の充電器では自動充電ができるために、とりあえず扱え る最大の容量のバッテリーで充電させてみた所、充電完了後シュ ータを動かしてみると何とか元気に動作してくれた。
 その為に、分解しやすい方向にシュータを向けておき何度か強 制急速充電を行ってからは、あとは右上図の様な3A程度の小型 のバッテリー充電器を使用して、シュータの交換作業中にある程 度はしっかりと充電できる事を期待して充電し続けた。
 本来はこの程度のバッテリーであれば1Aクラスの充電器で丁 度なのだが、多少急速充電になってしまうが右上図の3Aクラス の充電器が前から使用していた為に代用している。
 その後すぐに新品のバッテリーを購入してきたが、今回も電解 液は入れずに購入してきて保管しておき、このバッテリーがもっ ていれば今年の春までは使用してみる事にした。
 特にこの手のサイズのバッテリーは電解液を入れずに販売され ているケースが多い為に、その際には別々に持ち帰る事で予備用 として保管しておけば、換装したままであればバッテリーは何年 と保管できる為に便利であろう。


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