モーターカバーの取り外し ◆ヘッドライト固定ネジの取り外し 今回交換するオーガハウジングとエンジンの間には、左下図の 様な樹脂製のモーターカバーが取り付けてあり、その上にはヘッ ドライトが固定されている。 このヘッドライトは右下図の様に1本のボルトで固定されてお り、このボルトはモーターカバーの下にあるエンジン自体に取り 付けられているヘッドライトステーに固定されている為に、モー ターカバーを取り外す為には一旦このヘッドライト用の固定ボル トを取り外す必要がある。 右上図では撮影の都合上片手でコネクターを引き抜いている様 に見えるが、線材が断線する可能性がある為にコネクターの着脱 は必ず両方のコネクター自体を押さえて引き抜く様にする。 そして右上図の様にヘッドライト下部に見える1本のボルトを 取り外すが、左下図の様にレンチを使用すると燃料タンクに当た り作業し難い為に、実際にはヘッドライトをシュータ側に90度 回転しておいた方が良いだろう。 ボルト自体には右上図の様にワッシャー等が付いているタイプ で、元々抜けないタイプが使用されている為に紛失の心配は無い が、取り外してみて錆びている場合には新品と交換する様にした 方が良いだろう。 ◆モーターカバー取付ネジの取り外し ヘッドライトはボルトを取り外してもモーターカバーから外れ てくる事は無い為に、無理に取り外さずそのままの状態でモータ ーカバーを取り外す様にする。 モーターカバーの取り外しは右下図の様に両サイドにあるビス を2本ずつで合計4本のビスを取り外す事により外れる様になる 。 しかしその作業の前には左下図の様にオーガハウジングの上部 に取り付けてある雪かき棒を取り外しておく必要があり、これを 取り外しておかないとカバー取り外しに邪魔となる。 使用するプラスドライバーは一般的に使用されているサイズよ りも一つ大きなサイズ(No.3)を使用する様にし、ビスのク ロス溝が破損しない様にする。 左下図では既にビスが外れているが、5〜6年の使用でいつの まにか無くなっていたもので、定期的に軽く増す締めを行いビス の脱落を防止した方がよいだろう。 ◆ケーブルクランプの取り外し これまでの作業でモーターカバーは完全に外れる状態になって いるが、左下図の様にシュータ先端にある上下用ワイヤーがモー ターカバーに固定されている為に注意する。 その為に、ワイヤー自体にあまり負担がかからない様にしなが ら左上図の様にモーターカバーを真上に持ち上げて取り外し、右 下図の様にケーブルクランプを軸にしてモーターカバーの裏側が 見える様にする。 この2本の爪の様な部分をプライヤーやペンチ等で閉じる様に して押し出せば簡単に取り外せるが、あまり強い力で潰してしま うと変形したり破損する場合がある為に注意する。 特に上記でも説明した様に、右上図では右上側にあるシュータ 側のビス固定部分が細い為に、右上図の様な状態に物を乗せたり 踏み付けてしまうと間違いなく破損するだろう。 ◆カバー内部 下図がモーターカバーを取り外した際の様子であるが、電動シ ュータ用のモータ関係が2セット収納されており、この手前側に 見える物が今回交換するシュータ上下用のモータである。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 特殊関係 ⇒ スノーラ ⇒ 部品交換 ⇒ オーガ破損 ⇒ 追加部品交換 |