ani_103.gif
DoCoMo製 車載オプション
携帯電話(800MHz)用アンテナの取り付け

ani_103.gif

◆アンテナの製品概要
 レガシーには携帯ホルダーもまだ取り付けておらず、今回P504iの 折りたたみ式にした事もあってか若干受信感度が悪い様な気がした為に、 以前GT−Rのページで 【車外アンテナの取り付け】 を紹介したように、DoCoMo製の800MHzデジタル携帯用の車外 アンテナを取り付けた事もあり今回レガシーにも取り付けてみた。
 ハンズフリー機能だけであれば以前に取り付けたカロッツェリアのナビ にその機能が付いており携帯ケーブルも標準で付いているのだが、やはり 走行中の通話と言う事でアンテナが取り付けられないと言う事と車両から の携帯電話への充電ができない事から取り付ける事にした。
 今回もアンテナには傾斜部分への取り付けと言う事で【Aタイプ】を使 用したが、アンテナは2本セットで使用し定価が6,200円となってい るのだが、またしてもDoCoMoショップでバーコードの読み取りを1 本分しか行わず今回も3,100円で購入した。
 以前は1本しか入荷せず後から取りに行った時に『サービスします』と 言われた事から、もしかしたら今回も間違ったのではなくサービスだった のか・・・どうかは不明である。
 しかしアンテナ分が安くなってもDoCoMo製の場合はこの他に車載 アダプターや電源ケーブルにハンズフリー用マイクに車載ホルダーと3万 円強もかかってしまう。
 アンテナは左上図の様に両面テープで貼り付けるだけの簡単なものであ るが、GT−Rに取り付け後に何度となく高速を走行したがはがれ落ちる 事も無く、またアンテナ自体も曲がってしまうような事もなかった。
 トンネルの多い北陸自動車道等でもトンネルに入ってすぐに切れてしま うかと思われたが、意外と長いトンネルでも通話が途切れる事無く利用で きるが、当然の事ながら山奥(峠)に入れば入るほど切れ易くなる。
 車載アダプターには受信ブースターが入っているらしいのだが、残念な がら現在では送信ブースターが生産中止になったのかカタログには記載さ れておらず購入は不可能だが、どこまで通話できるのか試してみたい所で はある。(しかし送信ブースターは58,000円位だった)


◆アンテナの取り付け位置
 アンテナの取り付けとしては第一にリアガラスへの取り付けとして考え ていたが、リアゲートを開閉する為にアンテナケーブルをどうするかと言 うのが最大の問題であった。
 実際にアンテナを購入し右図の様に配置してみると以外にリアガラスが 湾曲しており、ワイパー動作時に先端が当たってしまうくらいの位置でな いと平らになっておらず、アンテナの両面テープの弾力で吸収できる様な 湾曲でなかった為に取り付ける事はできなかった。
 両面テープがガラスに全面密着していないと、水分やホコリ等で両面テ ープがどんどん剥がれて来て、ついには走行中の落下による走行妨害とな り事故にもつながりかねない為に取り付けにあたっては十分注意し慎重に 取り付け位置を決める必要がある。
 もしも上記の位置で両面テープが貼り付けられたとしても、アンテナケ ーブルをリアガラスの端をはわせる必要があり、その際の固定方法に困っ てしまう部分もあった。
 そこで次に選んだ取り付け位置としては左右の図の様にリアガラス上部 に置いてみたが、こちらも湾曲が大きく多少内側に寄せないと両面テープ 部分が浮いてしまう為に適さないが、ルーフレール位置ぐらいまで寄せれ ば取り付けられなくはく、アンテナ線はレアゲートのヒンジ部分が近い事 から配線はし易いだろうが、やはり開閉時に線材がボディ等に擦れてしま うのは避けられないだろう。
 またルーフスポイラーが後方に張り出している為に、取り付け位置がか なり下方となり見た目的に中途半端な位置への貼り付けとなってしまうだ ろう。
 結局、固定位置に取り付けるのが一番良い事から右図の様にリアのサイ ドガラスへ取り付ける事にした。
 リアサイドガラスはほぼ全面的に平らで、アンテナ線もリアゲートの開 閉で無駄な動きをしなくて済むだろう。
 取り付け位置はめいっぱいルーフスポイラー側に寄せてみたが、右図の 様にリアゲートを前回にしてもアンテナと干渉せず、BH5に標準装備の ルーフスポイラーとも十分に余裕がある事がわかるだろう。
 しかしオプションや社外品のルーフスポイラーを取り付けている際には 、実際にアンテナの取り付け位置を確認してから取り付ける様にする。
 アンテナ線もリアゲートとボディの隙間から何とか干渉しないギリギリ で通せる様で、右図の様に丁度窓周辺の黒い塗装との段差部分あたりから 線材を通す様にした。
 リアゲートを開閉してみると、左図の様にヒンジ部分が天井部分より多 少低い位置で開閉し、ヒンジ自体はかなり下の方にある様であり、この段 差の為に高速走行時の風や雨も直接ヒンジ部分にあたる事は無く、アンテ ナ線を取り込む部分のリアゲートシールつぶれ部分からの雨漏れ等もない だろう。


◆アンテナの取り付け
 アンテナを取り付ける際には左図の様にアンテナ台座底面にある両面テ ープの離型紙をはがしリアサイドガラスに貼り付ける。
 但し、貼り付ける前にはリアサイドガラスを綺麗に拭き取っておき汚れ をしっかり落としておくか、できれば中性洗剤やカーシャンプーでしっか りと汚れを洗い流し十分に乾燥しておく様にする。
 貼り付ける際にはアンテナの向きは気にせず、アンテナ線の向きを優先 して位置を決め右図の様にアンテナ自体を台座に対して垂直に立ておき、 あとは手にある程度体重をかけて目いっぱい押し付けておく様にする。
 貼り付けの際には若干円を書く様にして押し付け台座周辺が全て均一に 貼り付く様にするが、これを30秒以上続けて押し付けておくと良いだろ う。
 また、アンテナ自体を手で起こしてみて硬い様であれば以下で説明する 様にして予めアンテナの固定ネジを緩めておく様にする。


◆アンテナの角度調整
 アンテナ自体は台座の向きとは関係なく2箇所のネジを緩める事により でどの方向にでも向く様になっている。
 まずはアンテナを起こすと右図の様にプラスネジが見えてくるが、ドラ イバーが入り易い角度にアンテナ自体を起こして調整し、このプラスネジ を緩める様にする。
 このネジを緩める事でアンテナを台座に対して回転する事ができる様に なり、今回の取付では車両の横方向から見た角度を調整できる様になるが 、ネジはあまり緩め過ぎると手を離した時に勝手に回転してしまう為にあ る程度は動かない位に緩めておくと良いだろう。
 アンテナは地面に対して垂直になる様に指示されている為に、平らな車 庫内等では左図の様に壁に打ち付けてある釘や柱を基準に合わせると簡単 に調整できるだろう。
 もしも目印がない場合には紐に重りを付けた物を壁にさげておき、これ を基準に角度を調整すると良いだろう。
 また、地面が水平でない場合にはどこか平らな駐車場等を利用して、周 囲に建っている物を基準に調整するとよいだろう。
 1本目の角度を調整したらしっかりとネジを固定しておき2本目のネジ を緩めておく様にし、今度は右図の様に1本目のアンテナを基準として角 度を調整する様にする。
 感度的にはどうか不明だが、見た目である程度アンテナに傾斜を付けた い場合には、この1本目のアンテナを基準に調整すると同じ角度にし易い だろう。
 車の進行方向の角度調整が終わったならば、今度は車の背面から見た角 度を調整する様にする。
 この調整には左図で見た横にあるプラスネジを緩めればよく、ここは購 入時にある程度緩んでいる為にそのまま調整できるだろう。
 やはり調整は平らな部分に車両を置き、右図の様にシャッターの縦方向 にある物と角度を合わせて固定すると比較的簡単に調整できる。
 この様にしてアンテナの角度を調整し、どの方向からでもアンテナが地 面から垂直になる様に調整する。
 今回はリアガラスに貼り付けられない事からサイドガラスに取り付けた が、結果的に車両より高所取り付けとなった為にあまりボディに遮られる 事が無く、もしかしたら送受信状態としては良い方向になったのかも知れ ない。


◆車検・点検時の注意
 しかし、車両から大きくアンテナがはみ出している為に、車両の全高と 言う意味では車検時に引っかかってしまうかもしれない。
 その為にこの様に車両サイズからオーバーする様な取り付けを行った場 合には予め車検を受けるディーラ等に問い合わせておくと良いだろう。
 もしもどうしてもダメだと言う場合には、左図の様にアンテナ部分を左 回しに回転させると台座からアンテナだけ取り外せる構造になっている為 に、車検・点検時には取り外して引き渡すと良いだろう。
 また、リフトで上昇した際や整備工場の建てやが低い場所ではアンテナ を擦ってしまったり折れ曲がったりする可能性がある。
 その際にはアンテナを取り外した部分に穴が開いてしまい、そのままで 雨風にさらしてしまうと錆びてアンテナを取り付けられなくなる恐れがあ る為に、普通のなべやサラネジのボルトを用意してダミーカバーとして塞 いで置く事をお薦めする。
 更にボルトは長めの物ではなくビッタリとネジ頭がつく位の長さがよく 、できれば平ワッシャーを使用してなるべくアンテナ取り付け面が塞がる 様にしておくと良いだろう。


メインに戻る  車両関係に戻る  ワゴン関係に戻る  レガシー詳細に戻る 

DoCoMo車載オプション詳細に戻る 

ani_101.gif
このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します