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スバル純正オートライト
フォグスイッチ間への配線

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◆オートライトハーネスの加工
wir-up.jpg  今回使用したオートライトはデンソー製で本体には4極のナイロンコネクター が付いているが、そこからスバルのオプション取り付け用拡張コネクターに接続 する為の変換ケーブルが付属している。
 その変換ケーブルが右図の様なもので、4極と15極の変換ケーブルになって おり、スバル拡張コネクター側の15極コネクターは使用する部分にだけピンが 差し込まれて配線されている。
 今回はオプション用拡張コネクターを使用せずにフォグランプスイッチのハー ネスに直接配線する為に15極側のコネクターは必要なしなるが、何か他の製品 に信号を取り出すのに便利な為に15極側のハーネスは50〜100mm程度残 して切断する様にし、切断したハーネスにはギボシ端子を取り付ける事でナビや リモコンエンジンスタータで必要な信号を引き出すコネクターとして利用できる 為に、もしもオートライトを購入予定の場合には先にこの様にして信号を引き出 す準備をしておくと便利であろう。
f-tape.jpg  この極数変換ハーネスの電源ラインにはヒューズホルダーが取り付けられてお り、左図の様に4極コネクター側の根元に白いヒューズホルダーが自動車用のビ ニールテープでハーネスに巻き付けてある。
 このヒューズホルダーは右下図の様にナイロン製の物で、横に見える突起部分 をねじる様にして開けるとヒューズホルダーが半分に割れる様にしてフタが開き 中には丸型の管ヒューズが入っている。
 このヒューズはオートライト自体が壊れるか配線ミスで飛ぶ以外はまず切れる 事は無いが、ヒューズホルダーがビニールテープで巻き付けてあり切れても交換 できないというのもチョッと考え物である。
fuse.jpg  また、ヒューズホルダーが4極コネクターの方にだいぶ寄せて取り付けてある 為に結束の仕方によっては線材に負担がかかりそうである。
 その為に直接配線には関係ないが、右図の様にヒューズホルダーを巻き付けて あるビニールテープを一旦全て取り外しておき、ヒューズホルダーの位置を4極 コネクターと今回ギボシ端子を取り付ける為に切断した15極側のハーネス中央 部分にヒューズホルダーが来る様に配置しヒューズの線材を折り直して元の様に ヒューズホルダー両端を巻き直している。


◆フォグスイッチハーネスの加工
cn-up.jpg  右図はフォグランプスイッチのコネクターだが、このコネクターには+と−の 電源とテールランプとフォグランプ駆動用のリレー信号が来ている為に、これら の信号を利用してオートライトを接続する事になる。
 本来はオプション拡張コネクターはそのまま使用し、ヘッドライト駆動用のリ レー信号だけ拡張コネクターから切断してこのフォグランプスイッチのフォグラ ンプリレー駆動信号に取り付け、そのフォグランプ駆動リレー信号を切断したス イッチ側の配線をオートライトのGND側へ接続するだけで動作するようになる のだが、今回はフォグランプスイッチの配線部分から全て配線する方法を紹介す る。
cn-cut.jpg  この様にフォグランプスイッチから全ての信号を取り出すとなるとテールラン プ駆動用のリレー信号とフォグランプ駆動用のリレー信号の2箇所を切断しオー トライトに接続し、電源の中継が2箇所で合計4箇所の配線を追加する必要があ る。
 フォグランプスイッチ用のハーネスを切断するには、左図の様にコネクター側 ではギボシ端子の絶縁チューブが十分通せる位の長さを確保して切断する様にし 、ハーネス側の長さが足りない場合にはテーピングされている物や保護チューブ を切り取る等して加工できるだけの十分な長さを確保してから作業する様にした 方がよいだろう。
gbs-cn.jpg  特にギボシ端子のメス端子用チューブの長さが長く、全てこの長い方のチュー ブに合わせて線材を切断しておくと良いだろう。
 ギボシ端子が4つも取り付けるとなると右図の様にその部分だけ太くなってし まう為に、本来はギボシ端子の取り付け位置を1本づつずらして取り付ける様に すればあまり太くならずに済むのだが、今回はコネクターもある程度大きい為に ギボシ端子で幅が太くなっても問題なかったためにそのまま取り付けた。
 しかし、これを参考に取り付ける場合には、やはり互い違いになる様にギボシ 端子を取り付ける位置をズラした方が良いだろう。
cep-wir.jpg  また、オートライトを接続するのはフォグスイッチ用のコネクターから直接で はなく、一旦別の線材でオートライト用の信号4本を引き出した上で配線した方 がわかり易くスッキリするだろう。
 右上図の様にフォグランプ駆動用リレー信号とテールランプ駆動用リレー信号 の2本はスイッチ側から切り離した部分にそのままギボシ端子を取り付けて利用 する様にし、電源だけはコネクターに来ている線材を一旦切断し単にギボシ端子 で中継するだけだが、左図の様にハーネス側のギボシ端子を圧着する場合には別 に用意した線材で同色の物を一緒に圧着し信号を分岐する様にする。
wir-tpg.jpg  オートライトを接続するにあたり必要な線材を引き出したならば、その引き出 した線材にもギボシ端子を取り付けておく。
 引き出す線材はライト駆動用リレー信号2本と同じ長さにすれば右図の様にフ ォグランプスイッチのコネクターから切断した線材の長さと同じにすれば丁度良 いだろう。
 それぞれ切断や追加した線材に全てギボシ端子を取り付けたならば、右図の様 にギボシ端子同士を自動車用のビニールテープを使用してしっかり巻き付けて固 定しておく様にする。


◆ハーネス加工完成
fcn-on.jpg  車両側のハーネス加工が完了したならば、最初に加工したオートライトに付属 の極数変換ケーブルを取り付けて完成である。
 この極数変換ケーブルが多少長い為に取り付けると右図の様に画面中央上部に 見えるヒューズボックスから画面の下まで届く長さである。
 その為に極数変換ケーブルはできるだけ短く作った方がよく、電源ヒューズの 取り付け位置も問題になるが、その場合にはヒューズホルダーはビニールテープ でハーネスに固定せず単独で電源に配線する様にした方が良いかも知れない。
cn-push.jpg  配線作業がすべて完了したら間違いが無いか十分に確認し、実際にオートライ トを取り付けてみて一度動作を確認してみる。
 動作確認を行わないで組み付けてしまうと動作しなかった時にはまた分解する 必要がある為に2度手間になってしまうからである。
 動作確認も上手く行ったならば長い部分のハーネスは上手く引き回し、部分部 分でインシュロックタイ等で結束しておく様にする。
 そして左図の様にフォグランプスイッチが取り付けてあったパネル穴の裏側よ りフォグランプスイッチ用のコネクターを元の様に取り出しておく様にして、い つでもフォグランプスイッチを取り付けられる様にしておく。
 左上図を見てもわかる様に、スイッチコネクターのすぐ後ろには今回ハーネス を改造するにあたり取り付けたギボシ端子があり、パネルからコネクターを引き 出す際にはこのギボシ端子が引っかかり易い為に無理に引き出さない様にする。


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