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スピーカボックスの取り付け
使用機材の紹介

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◆パワーアンプ(APA4300HX [ADDZEST])
 今回使用したアンプはアゼストの4chアンプで、最近では外部アンプの 需要が減ったのか各メーカー共に少なくなってきた。
 またパワーアンプのデザインがいまいちで、隠してしまう様な取り付けで あればいいのだが、今回はリアスピーカボックスの背面に取り付けてリアゲ ートを開けるとアンプが見えるような取り付けにする。
 その為に前から気になっていたAPA4300HXを使用する事にした。
 最近ではClass−Dと称してPWM増幅か何かのアンプを出してきて いるメーカーもあるが、同じ様な出力でも格安のアンプも多い。
 特に安価なアンプの場合にはB級動作となっている場合があり、以前アン プを分解した時に基板上にドライブ段にAB級と書いてあり終段にはB級と 書いてあるアンプがあった。
 できればカタログにもっと詳細なスペックを載せて欲しいのだが、おおよ そ歪率等を比較するとなんとなくわかると思う為に、購入の際にはカタログ のスペックをよく見て選ぶとよい。
 できれば中高域にはA級アンプを使用してみたいものだが、最近では一般 的なメーカーからは販売されておらず今回も断念した。
 このアンプにはダイレクト入力があり、左図の入出力ジャンパーを取り外 し入力側にヘッドユニットを接続する事で余分な回路を通さずクリアな音質 が得られる様になっている。
 しかし、このダイレクト入力を使用すると入力ゲイン調整も効かなくなっ てしまう為に、マルチアンプのバランス調整には必要不可欠な事から今回は ダイレクト入力を使用せず普通のモードにて使用する事とする。
 このアンプは4ch分を3chや2chとしても利用できる為に、今回は 1台を2chにしてウーハへ利用しもう1台のアンプは4chでミッドレン ジとツィータに使用する事とした。
 電源端子は左図の様にかなり大型で、スピーカ端子も右図の様に全て端子 台による接続となっている。
 音声入力はこちら側を使用し、ch表示が1〜4となっている為に使用す る際には入力とスピーカの接続を間違えない様に利用する。
 


◆2ウェイスピーカ(DDC-R13A[ALPINE])
 今回ミッドレンジとツィータはアルパインのセパレート型2ウェイスピー カを使用し、CRネットワークユニットは使用せずにスピーカ単体だけ使用 してマルチアンプとする予定で購入した。
 以前はマルチアンプ用スピーカとして各メーカー用意してあったが、最近 では単品売りとしてウーハやツィータぐらいでミッドレンジはほとんど無く なってきている。
 その為に今後もマルチアンプ用のスピーカとしては、セパレートタイプの 汎用品を利用していくしか無いだろう。
 また最近では16cmや17cmが多くなってきて13cmがだんだん少 なくなって来ている様だが、中域再生の為にコーン紙があまり重くない方が 動き易いと言う事からも13cmを利用している。
 また、コーン紙の中央にあるセンターキャップだが、どうしても凸方向に 貼られていた方が補強的によく、他の製品は全て凹方向に貼り付けてある為 に数少ない中からこのユニットを選んだ。
 スピーカ端子は平ギボシで一般的な大小サイズの違う物が採用されている。
 またこの製品の面白いのはツィータで、左図の様にツィータを取り付ける 為のアダプターが3種類も付属している。
 その中から今回はスピーカボックス内にツィータが埋め込まれるタイプの ブラケットを使用して取り付ける事にした。
 ツィータにはスピーカケーブルが直付けされており、長さ的には結構ある 為に今回はこのツィータに付属しているケーブルをそのまま利用する事にし た。
 ツィータは固定専用金具で正面から回転させるが、その為に右図の様にネ ットは取り外しができる様になっている為に、付属のゴムパッキンを利用し て固定する様になる。
 左図は元々2ウェイスピーカとして利用する為のパッシブクロスオーバー ネットワークが2個付属しているが今回はこれを使用しない。
 スピーカ梱包用の箱の裏には右図の様にスピーカボックス作成時の型紙が 付いており、ミシン目から切り離して利用できる様になっている。


◆サブウーハ(TS-W202F[carrozzeria])
 サブウーハも最近では25cm以上のものばかりで、20cmのウーハは carrozzeriaだけぐらいになった。
 どうしてもウーハは大口径の物を1基だけ取り付けている場合が多く、そ の為にどうしても大口径の需要が多いのだろう。
 その為に唯一販売されているcarrozzeria製の20cmウーハ を使用する事にした。
 ウーハはできれば小型の方がよく、大きくなり過ぎるとコーン紙自体が暴 れ出し、アンプで押し出したコーン紙が戻ろうとする時に発生する逆起電圧 によりアンプへの負担が大きくなる。
 この逆起電圧に対して十分耐えられるだけのアンプが必要で、低音は小型 アンプでも十分駆動できるが、無理に使用し続けるとアンプが故障してしま う場合があるだろう。
 ウーハは極端にコーン紙が動く為にミッドレンジスピーカユニットと同様 にセンターキャップが凸方向に貼り付けてあった方が補強の面では良い様に 思える。
 このウーハは古くからある製品で未だに販売されているが、他社では20 cmウーハが無くなって来ている為に今後もモデルチェンジして残って欲し い製品である。
 スピーカの端子部分には平ギボシ(中サイズのファーストン端子)を使用 して接続する様になっているが、差し込む方向が両脇か両上からできる様に なっている。
 スピーカのフレームは全てスチール製で、アルミダイカスト等を使用する とどうしても肉厚が厚くなる為に、この様なスチール製のフレームも色々な 場所でしっかりと折り曲げが入って補強してあれば何の問題もないだろう。
 コーン紙の裏側を見ると左図の様に何やら不思議なものが貼ってあるが、 コーン紙に取り付けられてあるスピーカ線材とバランスを取る為の物かどう かは不明だが、小型の重りの様なものがコーン紙の裏から貼り付けてあった 。
 また、右図を見てもわかる様にコーン紙の付け根には何やら意味不明の穴 がついているが、たぶんボイスコイル内側の空気を逃がす為なのだろうが、 この部分に穴が開いていると強度的に弱くなってしまう感じがする。


◆サブウーハ用取り付けグリル(UD-G202[carrozzeria])
 サブウーハにはグリルが付いておらず、左図の様な別売のウーハ取り 付けグリルを購入しなければならない。
 どのメーカもウーハ用のグリルは用意しておらず、コーン紙の破損を 防ぐ為にも利用した方が良いだろう。
 このグリルはウーハの上から覆い被せる様にして、厚みの付いた分を グリル付属の長いネジを使用してウーハを固定する様にする。
 グリルについてだが、今まで色々なウーハを使用してきたがなんとな くデザインがいまいちで、一時期は25cmにしても他の製品を探して いたが、結局グリルが付いている物が無くあきらめてこの製品にした。
 よく見てみるとグリルの周囲で樹脂部分の見える幅が大きい為に違和 感があり、これまで使用してきた物は取り付けネジがネットで隠れるタ イプが多かった。


◆スピーカケーブル(CA-510[KENWOOD])
 スピーカケーブルは以前様々な製品を使用してみて、価格と太さ(細 い線材がよってある)に見栄えからして今回もKENWOOD製のスピ ーカケーブルを使用している。
 今回はミッドレンジとツィータ代わりに購入したアルパインの2ウェ イスピーカにはスピーカコードが付属しており、本来はウーハ用のスピ ーカケーブルだけ準備すればよかった。
 しかし別途購入した物の方が若干太い為に、ミッドレンジスピーカに はKENWOOD製を使用する事にした。
 また、ツィータにはスピーカケーブルが直付けしてあり、このケーブ ル長が今回の様にスピーカボックスの背面にアンプを取り付けてある距 離であればツィータ用に別途用意されているスピーカケーブルを使用し なくてもそのままアンプまで接続できるだろう。
 その為に余ったツィータ用のスピーカケーブルはフロント用のツィー タケーブル等を増設する際にでも利用すれば別途購入しなくとも良いだ ろう。
 スピーカケーブルは全体的に透明な被覆で覆われており、中に見える 線材は右用の赤いラインの入った物は銅色になっており、左用の青いラ インが入ったものでは銀色になっている。
 その為に左右の違いがハッキリとわかり、配線する際にもわかり易い だろう。
 購入段階で左図の様にギボシ端子とスピーカ側の平ギボシ(大小)が 取り付けられているが、ミッドレンジには使用できそうだかほとんどの 場合はこれらを切り取って配線し直す事になるだろう。


◆ラインケーブル(RC-65[SONY])
 ラインケーブルもただ単に太ければよいと言うわけでもなく、特にコ ンソールにエレクトロニッククロスオーバーネットワークを取り付ける とラインケーブルの本数もかなり多くなってしまう。
 しかし、以前各メーカ専用の丸DINケーブル1本で接続できる時に は、5mも伸ばしてしまうと明らかに中高域の減衰がひどく使い物にな なかったが、最近の4chケーブル等も同様な可能性がある為に注意が 必要である。
 もしもラインケーブルを初めて使用する際には、できれば1本購入し てみて実際に使用してみたり、切断して内部の線材を調べてみると良い だろう。
 このラインケーブルは以前から使用しており、適度な太さがありいつ も5m物を使用してるがそれほど減衰もない。
 その割には価格も安価で手頃であろう。
 RCAピンコネクターは差し込むだけの構造の為に比較的に抜け易い が、この製品は意外としっかりと挿し込まれ外れ難くなる。
 付属品として右図にあるパワーアンプコントロール用のケーブルも付 いている為に、ラインケーブルを配線する際には一緒に通しておきアン プのコントロール信号用として利用すると良いだろう。
 しかし、接続するメーカーによってはケーブルの色やコネクターが違 う場合がある為に、間違わない様に注意して配線する必要がある。


◆電源ケーブル(RC-46[SONY])
 電源ケーブルは太い物を1本引き込んで分けた方が手軽でよいのだが 、ケーブル代だけで数万円になる為に今回もこの製品を利用した。
 ケーブルサイズからして今回使用したアンプは1台ずつの接続となる 。
 ケーブルだけで引き回せるのであればいいのだが、万が一の為にバッ テリーの近くにヒューズを設置する必要があるのだが、14゜や21゜ サイズのケーブルに付けるヒューズとなるとケーブルの処理も容易でな く、やはり細い線材にヒューズが付いた物の方が安価でよいだろう。
 この電源ケーブルには60Aのヒューズが取り付けてある為にそのま まケーブルが利用でき、左図の様に予備のヒューズも付いており万が一 作業中にショートしても安心である。
 右図にあるのはGND線であり以前はバッテリーから直接引いたが、 5.5゜程度の線材でGNDを引き回してしまうと線材の抵抗分でGN Dが浮いてしまいノイズの原因となってしまう為に、GNDはできるだ け短く最寄のフレームへ接地する様にした方がよいだろう。
 しかし、ボディー部分が必ずしもバッテリーのマイナス側と導通があ るとは限らず、溶接等の状態によっては浮いている場合がある為に接地 場所を探す為にはデジタル式のテスターの様に低抵抗まで見れる物を利 用していちばん抵抗値が少ない部分を探す様にする。
 左図のケーブルは何に使用するかは不明だが、右図にある物は保護用 のスパイラルチューブも付いている。
 しかし、ボンネット内のケーブルを保護する為にはスパイラルケーブ ルよりもカー用品コーナーにあるジャバラ風のチューブ使用した方がケ ーブルを全て包み込むような感じになる為にこちらの方が良いだろう。


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