スピーカBOXの外枠製作
◆3×6(サブロク)合板より部品を切り出す
合板にはベニヤ合板とラワン合板があり、価格的には3×6サイズで
千円位の違いがある様であるが、今回は安価で処理も綺麗なベニヤ合板
を使用している。厚さも最大が24mmで順次21mm・18mm・15mm・12m m・9mmとなっている様であるが、スピーカボックスを作る際には状 況に応じて18〜24mmを多用している。 以前は24mmのみで作ったりしていたが厚い分、箱鳴りは無くなる が重量がものすごい物になってしまう為に、24mmと21mmの組み 合わせも試したが、最終的には24mmと18mmの組み合わせで十分 の様である。 今回は構想時に検討した通りに、天板と底板に背面板とミッドレンジ 用の小箱部分を18mmにて製作し、スピーカユニットを取り付ける面 と縦方向の中板と側板は全て24mmで製作した。
この3×6合板には予め構想時に割り出した寸法に基づいて左上図の
様にけがいておき、なるべく無駄の出ない部品取りができる様に検討し
てからけがく様にする。あとは組み立てに必要な部分だけを切り取り、組み立てていくうちに 若干の寸法ズレ等はその都度修正しながら必要部品だけを切り出す様に した方が無駄が出ないだろう。 また、合板同士のつなぎ目部分には右図の様にしてビス止め用の穴を 開けておく様にし、ビスを締め付ける際に変な方向に曲がらない様に予 備穴を開けておくと良いだろう。 合板同士の固定ネジは100mm間隔位で取り付けられる様にして、 最終的には50mm間隔で固定する様にしている。 予備穴はビスを締め付ける手間側の合板にだけでよく、締め付ける側 まで開けてしまうと上手くビスがかからなくなってしまう恐れがある為 に、必ず予備穴は手前側の押し当てる板側にのみ開ける様にする。 ◆外周の部品を組み立てる
合板同士を組み付ける部分には左図の様に木工用ボンドを使用してか
ら合板同士を貼り合わせる様にする。この合板同士を貼り合わせる際に、よくスピーカボックスの製作等で は釘を用いている様であるが、釘では抜け易く接合面が十分密着され難 い為にお薦めしない。 接合部分を十分に密着しないと木工用ボンドで合板同士が浮いた状態 で乾燥し、はがれ易くなってしまう為に強度的にも不安である。
その為に木工用のタッピングビスを使用して固定するが、最近では大
工さんも釘を使う事が少なくなり、右図の様なコースレッドと称する木
材用タッピングビスが数多く取り扱われている。下手に100本前後のビスを購入するよりも、右図の様な物を1箱1 000本で購入した方が格安である。 ちなみに、今回の様なスピーカボックスを製作するとだいたい120 〜130本のビスが必要となるが、130本以上購入すると1000本 1箱を購入した方が安く、今回は1箱購入して使用する事とした。
右図がスピーカボックスの外枠を組み立てて完成した所であるが、こ
れまでの画像には出て来なかったが外枠を組み立てる際には、必ずダミ
ーの直角板を用意し側板が底板や天板と直角に組み立てられる様にする
必要がある。これを怠ると斜めに傾いたスピーカボックスが出来上がってしまい、 これから取り付ける中板やスピーカユニット取り付け板に背面板等が全 て斜めに傾いた形状で製作する必要が出てくる。 それだけで済めば良いのだが、あまり変形したスピーカボックスでは 実際に車に搭載できない状況にもなりかねない。 その為に、外枠を組む際には余った合板を利用して直角を十分出しな がら組み立てる事をお薦めする。 メインに戻る 車両関係に戻る ワゴン関係に戻る レガシー詳細に戻る スピーカBOXの取付詳細に戻る スピーカBOXの組立詳細に戻る
|