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リアカーゴルームへのスピーカBOX搭載
クロスオーバネットワークの配線

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◆ラインケーブルの接続
 今回はリアのパワーアンプはヘッドユニットのリア用プリアウト 端子を使用する為に、左図の様にリア用のラベルの書いてあるRC Aピンケーブルを探し出しておく。
 そしてこことJVCのエレクトロニッククロスオーバネットワー クの入力を接続するが、その際には短いRCAのピンケーブルを予 め用意しておく必要がある。
 長さ的には10cmもあれば十分だが、メーカーで販売している ものでは30cmか50cmの物がある為に、できるだけ短い物を 探し出して用意しておく様にする。
 そしてエレクトロニッククロスオーバネットワークの出力である LOWとMIDとHIGHには、それぞれパワーアンプから引き出 してきた3本のRCAピンケーブルを接続する。
 RCAピンケーブルを配線する際には、白・黒等のインシュロッ クタイをダミー的に取り付けて、どれがどの信号か区別できる様に しておくと接続の際に便利だろう。
 最後にパワーアンプのリモートコントロールを接続するが、アン プからは2本の線が来ている為に、ヘッドユニットの直前で2本を 1本にしておく様にする。
 そして忘れてならないのは、以前まで純正スピーカを接続してい る場合にはリアスピーカの配線を外しておく必要がある。
 これが配線したままになっていると、ドアスピーカらの音が邪魔 になりとても聞けたものではなく、マルチアンプにした意味が全く なくなってしまう為に必ず配線を外しておく様にする。


◆動作確認
 配線が完了したならばパワーアンプの電源ケーブルをバッテリー に接続する前に、テスター等でGND間(車体のフレーム)とのシ ョートチェックをしておく様にした方が良いだろう。
 このチェックを行うだけでもショートによる事故を防げる為に、 万が一ショートしている時には配線を再度確認しておく。
 この確認作業が終わったならばいよいよパワーアンプの電源ケー ブルをバッテリーのプラス端子に接続して、今度はパワーアンプの 電源端子間に12V以上の電圧が印加されているかどうか確認し、 もしも極性が逆だったり電圧が印加されていなかった場合には、再 度バッテリーから電源を外して配線を確認する様にして、実際に動 作させる前に誤配線をなくしておくようにする。
 正常にアンプへ電源が印加されたならば、いよいよヘッドユニッ トを動作させて実際に音を出してみるようにする。
 あとはアンプの調整箇所にある入力ゲインを調整して、エレクト ロニッククロスオーバネットワークのゲインが全てセンター位置で 丁度良い設定になる様にレベルを調整すると良いだろう。
 また、車両や配線方法によってはヒューンと言うオルタネータノ イズが入ってしまう事があるが、これはパワーアンプの入力ゲイン を極力絞る方向でセッティングし、ヘッドユニットのボリュームを 上げる方向に設定すれば良い。
 基本的にはオルタネータノイズが出ない配線方法が望ましいが、 ラインケーブルへのノイズが乗っている場合などでどうしても取れ ない場合にはパワーアンプの入力ゲインを絞る事によりノイズ自体 の増幅を抑える様にすれば良いだろう。


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