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リアカーゴルームへのスピーカBOX搭載
スピーカBOXの搭載状態

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◆スピーカBOXの搭載状態
 右図が完成したスピーカボックスを搭載しリアシートを倒した 状態で、この状態より通常使用する事になる。
 通常では2人以上の乗車で利用する事はまず無く、通勤等では ほとんど運転者だけの事が多くリアシートを倒したままでの利用 でも全く問題にならないだろう。
 スキー等の長物を積む場合等には問題になるが、その場合には この方法は避けた方がよいが、はたしてワゴン利用者で長物を積 む用途に利用している人は何割ぐらいいるだろうか?
 やはりよい音を求めるとなると直接音を聞けるのが一番よく、 今回の様な取り付けであればフロントスピーカの必要性さえ無く なってしまうほどである。
 いくらデッドニングを行ったとしても、所詮ドアスピーカでは 反射・吸収・妨害を受けながら足元から出てくる音では間に合わ せにも良いとは言えないだろう。
 今回はカーゴルームにスピーカーボックスを設置したわけだが 、スピーカボックスを最小限のサイズにした為に右図の様に荷物 を積むスペースを十分確保している。
 スペース的にはリアシート後方より3/4は空いており、スピ ーカボックスの背面にアンプが取り付けてある事を考えても1/ 3以上は空いている為に、長物以外であればチョッとした大きな 荷物も搭載する事が可能であろう。
 位置的にはタイヤハウス部分にあるカーゴネットフック位置ま でがスピーカボックスの設置場所となっている。


◆スピーカBOXからの配線
 スピーカボックスの右側にはバッテリーからの電源ケーブルが 配線される様にしている。
 これはエンジンルームから車内にケーブルを引き込む際に、ケ ーブルを通す空いている穴や純正ハーネスの様な利用できる部分 が無く、運転席側にあるメクラのゴムブッシュを利用した事から 運転席側をバッテリーからのケーブルを配線する事になる。
 ケーブルはタイヤハウスの上に上手く乗せる様な感じで引き回 し、右上図の様にリアシートの倒れる部分近辺で線材をシート下 部へと引き込む様にする。
 線材には保護の為のコルゲートチューブを使用し、部分的にテ ーピングを行い線材が出てこない様にする。
 スピーカボックスの左側には音声用のラインケーブルとパワー アンプのリモートコントロール信号を引き回す様にする。
 これはスピーカボックスの右側に電源ケーブルを引き回した為 に、できれば電源ケーブルはラインケーブルと分離した方がよい 。
 ラインケーブルは太く3ウェイ分で3組のケーブルが通る為に コルゲートチューブもかなり太い物となってしまい、右上図の様 にタイヤハウス上に引き回すとリアシートを立てた際に擦れ易く なってしまうだろう。
 その為にラインケーブルは1本ずつか2本と1本の様に分けて コルゲートチューブに入れた方が良いかも知れない。
 実際の所は、タイヤハウス上に配線を引き回すよりは、スピー カボックスを設置した部分の下部には結構隙間が多い為に、スピ ーカボックスの下側に配線を行う様にした方が良いかも知れず、 その際には床板に線材を通す為の穴を開ける必要がある。
 床板と言っても板金ではなく、床にあるカーペット地が貼られ ている薄いプレス材のボードである為に、材質も軟く加工的にも 問題ないだろう。
 スピーカケーブルはスピーカボックス背面中央から直出しとし た為に、右図の様にミッドレンジとツィータ用のアンプに直接配 線できる位置に取り出している。
 ウーハ用のスピーカケーブルはアンプの下部を電源ケーブルと 一緒に配線し、右図の右側に隠れているアンプの方へと配線して ある。
 今回はこの様にアンプ周辺の配線が見える様にしてあるが、荷 物を頻繁に積む様な場合にはアンプ周辺が隠れる様な構造にした 方が安全に利用できるだろう。


◆スピーカBOXの固定方法
 今回製作したスピーカボックスは箱自体でもある程度の重量が あり走行中に転がったりするものではないが、急ブレーキや事故 時の追突により運転席側に吹っ飛んでくる事が想定されるだろう 。
 その為にスピーカボックス自体をできるだけしっかりと固定す る必要があり、今回はスピーカボックス背面下部を車両側と固定 できるようにしてあり、上図左右の画像からもわかる様に7ヶ所 の固定金具でそれぞれ3箇所のタッピングビスで固定してある。
 この固定金具に使用するビスはさび防止の為にステンレス製の ビスを使用し、ビスは目立たない様に黒色で塗装しておいた方が 良いだろう。
 今回は純正オプションのカーゴルームカーペットを使用してい る為に、スピーカボックスを設置した部分を折り返して使用する と、カーペットの厚さで丁度このタッピングビスで固定している 部分がそっくり隠れてしまう為にビスは塗装せずにそのまま使用 している。
 前後の固定には取付金具とタッピングビスにより行っているが 、左右の固定にはスピーカボックスをタイヤハウスで挟むような 感じに作って固定してある。
 これはスピーカボックスを製作する際にタイヤハウスの内側寸 法を測り、カーペット地を貼る為の余裕を見込んで余裕をギリギ リの5mm程度にする事で行っている。
 その為に出来上がりではタイヤハウス間にピッタリと収まり、 ねじ等で固定しなくとも左右に動く事は無くなる様にしてある。
 また、スピーカボックスの天板両端は右図の様に、車両の内側 にある樹脂の曲線に合わせてカットしてある。
 この部分でもある程度固定されるが、こちらは固定と言うより はタイヤハウスとスピーカボックスの間にできる隙間が見えない 様にしているが、ピッタリと作るにはトノカバーを取り付ける細 いバーに引っかかってしまう為に、スピーカボックスを頻繁に着 脱する場合には余裕を持って作る必要がある。


◆トノカバーの利用
 レガシーには荷物を隠す為のトノカバーが付いているが、今回 スピーカボックスを製作するに当たりトノカバーを利用出来る様 に高さを考慮した為に、右図の様にスピーカボックス搭載時にも トノカバーでカーゴルームを覆う事ができる様にした。
 これはカーゴルームに積んだ荷物を隠すと言う意味もあるが、 アンプ等を目立つ所に取り付けてしまうとこれらを狙って盗難に 遭い易いと言う事も考慮し製作してみた。
 スピーカボックスをスピーカ取り付けの傾斜やアンプの取り付 け部分への突起を考慮し製作してみると、左図の様にスピーカボ ックスの天板がトノカバーを開けた際の受けに丁度良い形状とな っているのがわかる。
 これらの様にリアシート後方にスピーカボックスのチョッとし たスペースを利用しているだけで、その他はノーマル車と同様な 使い方ができ、長物を積まずリアシートを倒さない使い方であれ ば問題ないだろう。


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