コーナー/ポジションランプの交換 ◆ヘッドライトユニットの取り外し BH5レガシーではヘッドライトのバルブ交換には必ずヘッド ライトユニットを取り外さないと交換できないだろう。 特にHID仕様車では絶対に交換できず、今回交換しようとす るポジションランプもHIDの下側にある為に絶対に手が入らず 取り外さなければならないだろう。 その為かヘッドライトユニットの固定は取り外し易い所にあり 、左上図の様にフェンダー寄りにあるネジを1本と、右上図にあ る様にラジエータ側に上下2本のネジを取り外すだけで良い様に なっている。 どちらのネジも六角頭のボルトの為に、図の様にソケットレン チを使用して取り外す様にする。 あとはヘッドライトの左右を持ち上げ手前に引き出すだけなの だが、持ち上げたならば右図の様にヘッドライトとバンパーの間 に隙間ができたならばここに厚手の布等を入れておく様にする。 そうしないとまず間違い無くバンパーに大きな引っかき傷を付 けてしまう事になるだろう。 ヘッドライトを持ち上げると右図の様に、バンパーとの間にで きた隙間から今回交換するポジションランプ用のコネクターが見 えて来る為に、このコネクターを取り外しておく様にする。 更にヘッドライトを上部から見ると左図の様に4Pのコネクタ ーが見えるが、これはHID仕様とハロゲンバルブ仕様でコネク ターが違っている場合がある為に、コネクターの線材をたどって 確認しておくと良いだろう。 その他にフェンダー側にウインカー用のコネクターもあるが、 これらを全て取り外すとヘッドライトを取り外す事ができる様に なるのだが、真っ直ぐには外れて来ず若干工夫しないと外れてこ 無い為に、くれぐれもバンパー上部に傷を付けない様に細心の注 意をはらいながら取り外す様にする。 ヘッドライトを取り外すと右上図の様になり、左図を見てもわ かる様にヘッドライト用のハーネスがあまり長くない事がわかる だろう。 その為に、ヘッドライトユニットはハーネスのコネクターを取 り外すまではあまり多く引き出さない様にし、なるべく少ない引 き出しでコネクターを取り外す事が必要である。 また、ヘッドライトユニットを取り付ける場合には、これらの コネクターを付け忘れない様に十分注意して、予めに接続するコ ネクター数を確認しながら組み付けると良いだろう。 ◆ノーマルバルブの取り外し 今回交換しようとするポジションランプは左図の様にヘッドライ トユニットの下部にあり、左図の様にヘッドライトを上向きに置い て交換作業をすると良いだろう。 バルブは左図の様に灰色の樹脂にコネクターが付いたもので、こ の灰色の樹脂部分を持って左に90度近く回転させる事により回転 が緩くなり、あとはその状態から手前に引き出せば右図の様にバル ブが付いたままで灰色の樹脂ごと外れてくる様になる。 バルブは一見、左図の様にHB系サイズのバルブにも見えるのだ が、バルブを取り外してしまうと右図の様にブレーキランプ等でも 使用されている2フィラメントのバルブである。 バルブの取り外しには左図の下の部分である灰色の樹脂をしっか り持ったままで、バルブ自体は軽く押し気味にしながらバルブを約 90度近く左回転させれば取り外す事ができるだろう。 このバルブは12V35/5Wの2フィラメントタイプが使用さ れていたが、左図の様にバルブの頭部に何やら白い塗装がされてお り、これはたぶんコーナーリングランプとして点灯した際に配光上 の問題でこの様な塗装がしてあるのだろう。 しかし一般市販されているバルブではこの様な塗装を施してある 製品は無く、その為にコーナーリングランプ時には多少暗めなバル ブを選択しておく。 ◆ホワイトバルブの取り付け 今回は近所のホームセンターにあったスタンレー製のRAYBR IGを使用したが、上記でも説明した様に左図の様な純正より多少 暗めな21/5Wタイプを用意した。 この21/5Wタイプは型式がR136となっているが、純正と 同じ明るさの35/5Wも型式がR137と1番違いで販売されて いる。 形状的には右図の様に本来よりは細長い形状をしているが、35 /5Wタイプであれば純正と全く同じ形状をしている。 そして左図の様にバルブの頭部には塗装が無く、下手に塗装して バルブが破裂する可能性もある為にそのまま使用する様にする。 今回使用したバルブはプラチナホワイトとなっており4,100 Kと言う色温度の為にかなり青いフィルタがかけられているが、点 灯すると白っぽくなるのだろうがこれだけ青いといくらパッケージ に『明るい』とあっても本来のバルブよりは暗くなるだろう。 その為に、バルブ頭部に処理をしなくとも純正で使用されていた 35/5Wタイプのバルブを使用しても大丈夫だと思われる。 バルブの取り付けは挿し込む方向があり、バルブを挿し込む金属 部分のソケットを良く見るとわかるが、180度方向に2本の小さ なピンが立っている。 この2本のピンを更によく見ると左右のピンの取り付け位置が右 上図の様に違っているのがわかるだろう。 その為にソケットへの逆挿入はできず、おのずと挿し込む方向が 決まってくる為に、無理に押し込まず入り難い時には必ずソケット とバルブのピン位置を確認して挿し込む様にする。 バルブの固定はソケットに軽く押し込みながら、右方向に90度 近く回転させる事によりバルブにあったピンがソケットにひっかか る様になっている。 そして樹脂製の灰色のソケットは、コネクターの方向に注意して 右図の様にソケット側のキーとヘッドライトユニット側の溝を合わ せて挿し込み、そこから右に90度近く右回す事により固定する事 ができる。 メインに戻る 車両関係に戻る レガシー詳細に戻る バルブ交換詳細に戻る |