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車種別専用ハーネスによる配線
SONY製 RC−48A(マツダ車専用)

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◆車両側ハーネスからの信号取り出し
 今回は右図の様なマツダ車用(デミオ用)の車種別専用ハーネスと してSONY製のRC−48Aを使用したが、左図を参考にして車両 側のハーネスを切断し、ホームセンターやカーショップ等のカー用品 コーナーにあるギボシ端子を使用して直接加工しても良いだろう。
 しかし、車両側のハーネスは細くギボシ端子の取り付け方によって は線材が切断し易いのと、オーディオ機器との誤配線等の危険性もあ る為に多少高価ではあるが一般市販されている車種別専用ハーネスを 購入して配線した方が間違いが少なく確実に配線できるであろう。
 車種別専用ハーネスコネクターの取り付けは簡単で、左図の様に車 両側のコネクターに差し込むだけで、コネクターの長手方向にはロッ ク機構の突起があり、この突起の方向を合わせて差し込むだけで簡単 に取り付けが完了する。
 コネクターは左図の様に多少ピン数が多い電源及びフロントドアス ピーカ用のコネクターと、右図の様なリアドアスピーカ用のコネクタ ーの2つで構成されているが、今回取り付けたデミオではリアドアに スピーカが取り付けられておらず、増設しなければ右図にあるリアド ア用のスピーカコネクターは使用しなくとも良いだろう。
 今回はリアドアのスピーカは取り付けなかったが、コネクターだけ 余しておいてもしょうがない為にそのまま取り付けて配線だけは行っ ておいた。


◆電源関係のコネクター変更
 今回購入したSONY製の車種別専用ハーネス(RC−48A)で は電源関係の3本(バッテリーバックアップ・アクセサリー・イルミ ネーション)は右図の様に平ギボシ端子となっており、一般的な製品 を接続する際にはこの平ギボシを切断して丸いギボシ端子に変更しな いと取り付けられない。
 これまでも色々な車種に取り付けてきたがこの様なケースは初めて で、少なくなくとも20年前以上から一般市販のカーオーディオ機器 では全て丸いギボシ端子を使用しているのが普通である為に、右上図 の様に平ギボシの根元から切断しておく様にする。
 そしてその切断した線材には左図の様にして丸いギボシ端子のメス コネクターを取り付けておく様にする。
 その際には、各機器のオスギボシ端子に取り付けてある保護チュー ブはメスギボシを覆う様な形状のものが取り付けてある為に、右図の 様にして取り付けたメスギボシの絶縁チューブをギボシ金具と同じ長 さで切断しておかないと、チューブが長過ぎてコネクターが確実に挿 し込めなくなる為に必ず切断しておく必要がある事に注意する。
 ここでギボシ端子を取り付ける前に接続する機器を確認し、各機器 の電源ハーネスに他の機器へも電源が分岐できれば問題ないが、もし も他の機器に電源を分岐する様な感じになっていない場合には、メス ギボシを取り付ける前に別途用意しておいた線材を使用して、メスギ ボシをもう一つ増設して取り付けておく様にする。
 この作業はバッテリーバックアップとアクセサリー電源の他にイル ミネーションに関しても同様に確認して処理しておく様にする。


◆マイナス側の処理について
 また、このデミオでは取り付ける構造上マイナス端子は別途コ ネクターが用意されており、この部分から各機器へと接続する必 要があるのだが車種別専用ハーネスには付属していない。
 その為に左図の様に車両側用のコネクターとして平ギボシ端子 のオスを別途用意した2゜の黒い線材に取り付け、その反対側に は右図の様に丸い端子かクワ型の端子を取り付けておく様にする 。
 このケーブルを利用して左図の様にしてオーディオ用のコネク ター周辺から出てきているマイナス側のコネクターに挿し込み、 その反対側はオーディオ機器の取り付けネジと共締めしておくと よいだろう。
 またこの部分に、オーディオ機器のコネクターから出ているマ イナス端子も一緒に固定しておくとよいだろう。
 今回はマイナス側のコネクターに単なる平ギボシのオス端子を 使用したが、ここへはホームセンターやカーショップのカー用品 コーナーにある1ピンのナイロンコネクターのオス側を利用する とピッタリで、ロック機構付きの製品を選べばピッタリと合う様 になるだろう。


◆コネクター同士の接続結線
 車種別専用ハーネスの加工が完了したならば、オーディオ機器 に付属しているハーネスと接続するが、その際には機器にコネク ターを接続せずに配線しておく様にする。
 機器にコネクターを配線したままにすると、電源がバックアッ プやアクセサリーにマイナス側端子とバラバラに差し込む事にな り、中途半端に電源が供給されると誤動作や故障の原因となり易 い事から、必ず右上図の様に車両側に取り付けた車種別専用ハー ネスと機器のハーネスを接続する際には機器からコネクターを取 り外した状態で行う様にする。
 各ギボシ端子同士の接続が完了したならば、左図の様に車両側 から出ているアンテナ端子を忘れずに接続しておく様にする。
 アンテナ端子は配線しているとコンソールの奥に線材が落ちて しまっていたりと忘れ易く、機器を取り付けて最後に動作確認す る際にアンテナ線が接続されていない事に気付くケースが多い。
 その為に忘れない様に早めに接続する様にすればよいだろう。
 最後に右図の様にして各オーディオ機器に付属ハーネスのコネ クターを差し込む様にするが、この際にバッテリーバックアップ 端子から電源が供給され、エンジンキーを回さずとも初期化動作 を行う場合がある。


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