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GPSユニットの取付方法

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◆GPSユニットの固定方法
power-line.jpg  まずGPSに供給する電源の配線を行う。
 通常は純正カセットを使用しながらこのハーネスから電源を分岐させるハーネスがカーオーディオメーカーから出ているが、3000円前後もする為に取り付け依頼者の意向で購入するかどうかを決めており、今回この車では専用ハーネスを購入せずにギボシ端子により分岐させるようにした。
 作業に入る前にどの線を処理するかを調べておく必要が有る。
 テスターを利用してマイナス端子をカセットデッキが固定されていたネジ穴に固定し、プラス端子でコネクターのピンを当たって行く。
 まずはバックアップ用の常時12Vが供給しているラインを探すが、エンジンキーを抜き取った状態でライトもすべて消した状態でテスターでコネクターのピンを1本づつ探して行き12Vが出ているところを探し出す。
 見つかったら念の為にエンジンキーを入れアクセサリー位置やエンジンONの位置でも12Vが供給されている事を確認しておく。
 次にエンジンキーをアクセサリー位置にし12Vが供給される所を捜し出し、次にエンジンONの位置で12Vが供給する所を捜しておく。
 最後にエンジンキーを抜き取りライトスイッチをスモールの位置にし点灯させ、この時に12Vが供給されているピンを探し出しておきこれをイルミネーション用として利用する。
wiring.jpg  ギボシによる分岐方法は、純正のハーネスに巻いてあるチューブをある程度はがしておき、コネクターからギボシが取り付けられる様に2cm以上の所で切断しておく。
 この際に切断は1本づつ行いまとめて切断しない様に注意する。
 尚、バックアップ用の線材には常時12Vが供給されている為に、作業中は周りの板金などに触れない様にし十分注意して作業するようにする。
 ギボシ端子はオスをコネクター側に取り付け、メスを車両側のハーネスの方へ取り付けてギボシを外した状態でもショートしない様にする。
 また分岐方法は、純正ハーネスと同等かそれ以上のサイズの線材を使用し、車両側のハーネスに取り付けるメスギボシに車両からの線材と追加する線材を2本圧着する。
 これにより車両側の線材からメスギボシが2個づつ出る様になるが、メスギボシで2つ分が1つになった製品も置いてあるが、緩み易い為に使用せず普通のギボシを使用した。
 必要な電源を分岐したらGPSのハーネスを接続して、左上の図の様にインシュロックタイなどを使用して線材を束ねておくと良い。
side-brake.jpg  配線する線材でサイドブレーキに接続する物があるが、この信号線は運転中に操作できない様にする為に利用されているが、サイドブレーキを引かないと助手席の人も操作できない為に不弁である。
 またこのサイドブレーキ信号は常時GNDに接続していてもダメで、一旦OFFにしてからでないと操作できなくなる場合が有る為に、パネルの空いている部分にスイッチを取り付けてサイドブレーキ信号を手で切換えられるようにする。
 その為にGPSから出ているサイドブレーキ信号とGNDの2本を右図の様にスイッチを取りつける位置に引き出しておく様にする。
conector.jpg  今回この車ではカセットデッキ左側にある小物入れの前にGPSを取り付けた為に、GPSに配線するアンテナ線と電源供給線の2本を通す穴を左図の様に小物入れ奥に開けている。
panel.jpg  GPS本体の固定方法は、付属の取付金具を使用して右図の様にGPS本体が取り付けた時にパネルに当たらない位置を探しておき小物入れに取り付ける。
 取付金具を固定したらパネル類をすべて取り付けて取り外した順番と逆の順でネジにより固定する。
 ネジを取り付ける際には、ネジの種類に注意して組み立てる様にする。
gps-front.jpg  今回取り付けたGPSは液晶一体式の製品で、小物入れのサイズとほぼ同じだった為に左図の様にピッタリと収まっている。
gps-side.jpg  車両のパネル上部が多少丸まっていたおかげで、GPSを多少上向きにしてもパネルに当たる事無く見やすい位置に取り付けられた。
 また取付金具を取り付けた小物入れの厚さが薄い為に、今回使用したGPSの様に液晶一体式で重いと多少上下に揺れてしまう為に、GPS本体上部も何らかの方法で固定しておくと良い。
 これは液晶表示器だけの場合は軽い為に大丈夫だと思う。


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