従来機との比較 (ITM-700J-5JF)
CASIO製 wave cepterシリーズ電波時計(ITM-720NJ-7JF)


◆時計正面の比較
 早速今回購入した右下図の電波時計(ITM-720NJ-7JF)を開封後に は、以前購入した夜光照明無しである左下図のモデル(ITM-700J-5 JF)と比較してみる事にした。
ITM-700J-5JF ITM-720NJ-7JF
 このモデルの大きな違いは木枠の色で、従来ののモデルでは左上 図の様に深みのある茶色い木枠だったのに対して、今回のモデルで は右上図の様に白木とカタログに書いてあったが、どちらかと言う と茶色かベージュの大理石タイプの色・模様に見える。
 そして別ページでも説明したが、見た目では白木と言うよりはよ くある樹脂製の大理石タイプの印刷仕上げの様に見えてしまい、従 来の物と比べると安作りになってしまった感がある。
 更に上図を見比べてもらってもわかる様に、今回の製品の方が木 枠が厚く幅も広い様に見えるが、実際若干であるが寸法上も大きく 色も白っぽいと言う事でなおさら目立ってしまう様である。
 ただこれらの感じは比較してしまうと気になるのだが、今回の製 品を洋間2箇所と和室2箇所に設置しているが、和・洋どちらでも 浮いて見えたりと違和感は全く無い。
 その為に近くで見たり従来の製品と比較しなければあまり気にす る事も無く、使用していると見慣れてしまう事もあるのだろう。
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 また木枠ほどではないが上図の様に文字板や指針等も若干違う様 で、指針に関しては時・分針のふくらみ部分が外側に移動し、従来 そのふくらみに穴が開いていた部分が塞がれて、薄くではあるが夜 光塗料が塗られている感じがする。
 そして文字板もよく見てみるとデザインが違っており、数字こそ 同じ文字型である様だが、左上図の様に全体的に模様が付いていた 物が右図の様に数字部分は全て白地となっている。
 中央部分には細い円で仕切られる部分に、従来の模様を細くした 感じの模様がある。
 更に今までは気付かなかったが、今回の製品はバックライトと言 う事で裏側の構造がわからないが、従来の製品を見ると文字板が2 重になており、模様の付いた白っぽい板の上に数字と外周にある目 盛りを印刷したクリアタイプの板が重なっている様である。
上部液晶表示器
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 温・湿度や日付を表示する液晶表示は従来と変わらず、上部に温 湿度を表示し下部に日付を表示するが、その温・湿度表示を比較し た物が上図である。
 これらは機能的に変わる物でない為に全く同じ物が使用されてい ると思っていたのだが、実際に比較してみると上図の様に若干では あるが2つほど違いがある様である。
 1つ目は温度と湿度の文字が従来の中央に寄せて書かれていたも のが今回の製品では右上図の様にそれぞれの数値表示の右上に配置 され多少小さくなっている様であり、2つ目は配置こそ変わらない が単位である℃と%に関しては文字サイズが若干大きくなっている 。
下部液晶表示器
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 日付表示に関しては上図の様に、曜日を中心に文字幅が若干小さ くなっており、これは従来月の数値表示の上に電波受信状態を示す OKがあった為に月表示の数値が高さ方向に小さくなっていた物を 大きくした為の様であり、そのOK表示もアンテナマークの下に移 動され、これらは今回の配置の方が良い様に思える。
 また位置こそは変わらないが時報表示文字が従来の反転文字から 枠付の表示に変わった様であるが、こちらの表示は従来と同様で時 報スイッチをチャイムかバードに切り替えると表示される物で、O FFで枠付文字になりONで反転文字になると思われたがそうでは ない様である。

◆時計背面の比較
 以下の図は時計の背面を比較した物で、乾電池をセットする部分 がある事やスピーカと操作スイッチがある事に関しては同じだが、 以下の図の様に要所が変更されている様である。
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 比較するとすぐ目に付くのが乾電池で、従来の製品では上左図の 様に乾電池が直接見えていたのだが、今回の製品では右上図の様に 乾電池カバーが取り付けてあり直接乾電池が見えない様になってお り、乾電池の配置も従来の物は段差があれど横に1個ずつ並べられ ているのに対し今回の製品では右上図の様に左右にわけて配置して ある。
 そして今回の製品にある乾電池カバーを取り外してみると、右下 図中央の様に単二乾電池が2本ずつ合計4本使用されているのに対 し、従来の製品では単二乾電池が2本と単三乾電池が1本使用され ており、更に従来の製品ではマンガン電池を使用していたのに対し 今回の製品ではアルカリ乾電池が使用されていた。
 これは今回の製品で付いた機能の夜光照明用であるLEDを点灯 させる為の様であるが、従来と同じマンガン乾電池を使用しても動 作するが使用できる期間が短くなるであろう。
 また、従来の製品では単二乾電池2本が時計関係+チャイムで単 四乾電池1本が温・湿時計用と完全に分かれていたが、今回の製品 では2本だけ入れると動き出すが誤動作してしまうと言った事があ る為に必ず4本入れる必要があるだろう。
 しかし、実際に使用してみるとどちらか2本だけが極端に減る感 じがある為に、乾電池テスターでもあれば減った方だけ2本交換す ると言う手もあるが、回路的にどう使用されているか不明な為に新 品乾電池の異常消耗や液漏れ等のトラブルを防ぐ為にも、乾電池の 交換は必ず4本まとめて交換する事をお奨めする。
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乾電池ボックス スピーカ 乾電池ボックス スピーカ
 スピーカに関してはほぼ同形状と思われるが、左上図の様に従来 の製品ではスピーカ部分にあった突起が右上図である今回の製品に は無く、背面の突起部分全体の四箇所に変更されている様であり、 スピーカ周辺にはスリットだけとなりスッキリしている。
背面操作パネル
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 操作部に関しては上図の様にほぼ従来と同じスイッチの配置とな っている様であるが、一部機能追加等もある為にスイッチの数が2 つほど追加されている。
 1つ目は従来の製品である左上図では中央部分の左側にある横長 いスイッチに対して、右上図にある今回の製品では丸いスイッチが 2つと変更されており、上側のスイッチが温・湿度の最高/最低表 示切替スイッチとなり、下側のスイッチが自動点灯時間セット用の スイッチとなっている。
 更に右側にあるスライドスイッチに関しては従来製品の2つから 3つに増え、右上図の一番右側に夜光照明の自動点灯スイッチが追 加され、切−弱−強の3段階で選択できる様になっている。
 この自動点灯OFFについては、自動点灯時間セットによる時間 帯では夜光照明の他に秒針停止とチャイム停止も兼ねている為に、 バッテリー消耗を抑える為に夜光照明をOFFにして使用せず、夜 中に静音とする為に使用すると言った方法でも良いだろう。


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