CASIO製 wave cepterシリーズ電波時計(ITM-720NJ-7JF) ◆乾電池をセットする 今回の製品では背面に左図の様に左右に四角いフタが付いており 、この部分を取り外してから乾電池をセットする様になる。 このフタは左図の様にスピーカを下にして見ると、フタの上部に 右図の様な指が入る程度の四角い穴がある為に、この部分に指を入 れフタ側に寄せる様にしながら右図の様に爪と反対側を軸にして持 ち上げる様にすると取り外せるだろう。 電池は左右に2個ずつ入れる必要がある為に、カバーは左右2つ 共取り外しておく様にする。 乾電池カバーを取り外すと電池ボックスの内部は左図の様になっ ており、乾電池の電極が平らな+極とコイルスプリング状の−電極 とか互い違いに設置してあるのがわかるだろう。 乾電池のセット方法は今更言うまでもないのだが、この場合は右 図の様にコイルスプリング状の−電極側へ先に乾電池のマイナス側 をセットする様にする。 マイナス電極側は左図の様に斜めに深く下まで挿し込んでおき、 あとはマイナス側のコイルスプリング状の電極を縮める様にしなが らプラス電極を滑り込ませる様にして乾電池をセットする様にする 。 その際には絶対にマイナス電極側の乾電池は滑らせない様にし、 コイルスプリング状の電極を変形しない様にする必要がある。 この様にして乾電池を上下互い違いにセットして、右図の様に4 本共にセットする様にする。 乾電池をセットし終えたならば必ずカバーを取り付ける必要があ るが、フタをする前に指針が初期化動作を初めグルグル回り始め、 液晶表示が動作しているかどうかを確認してからフタをする様にし た方が良いだろう。 ◆注意すること! 本製品には単二乾電池が4本入る様になっているが、左側に2本 だけ入れても時計や温・湿時計は動作しない物の、左図の様に右側 の乾電池ボックスに2本入れただけで動作してしまう。 しかしこれは本来の動作ではなく、指針は時・分・秒共にぐるぐ る回り、最初に秒針が1週すると停止するはずなのが何週しても停 止せず、カレンダー部分にある表示も本来はカウントしないハズな のだが、これも変な時間をカウントしてしまうだろう。 左図の日付表示部分には次に説明する様に本来は午後12:00 を表示するが、もしも秒針が1週して停止せず日付表示部分にも午 後12:00と表示が出ない場合には、乾電池の入れ方を左右必ず 左側から入れる様にすると良いだろう。 また、乾電池はどちらから入れても構わないが、背面にあるスイ ッチの中から右図の様に一番左上端にあるリセットスイッチを押す 様にすると良いが、できれば正常に動いていると思っていても誤動 作防止の為にも必ずリセットスイッチを押しておく様にする。 ◆指針の初期化と電波受信状態 乾電池をセットして正常にリセットされるとまずは指針(時・分 ・秒針)が全て一斉に動き出し、デジタル表示部は下部の日付表示 が午後12:00 00表示に固定され初期化が行われる。 そして始めに秒針が1週すると左図の様に12時方向で停止し、 残る分針と時針がぐるぐる回り続けるが、分針は時針が12時方向 に来るまで回り続ける。 尚、デジタル表示部の上部にある温・湿時計は乾電池をセットし た直後にはすぐに現在の温・湿度を表示するが、センサーが時計内 部にある為に箱から出したばかりの際には本体内部の雰囲気が外気 と同じになるまで他の温・湿時計と極端に違う表示を行う場合があ る。 また温・湿度計はリアルタイム表示をするものではなく、数秒毎 のサンプリング周期(その間の平均かは不明)がある為に急激な温 度変化を作り出しても表示はすぐに変化しない。 そして左図の様に全ての指針が12時を指すといよいよ電波の受 信が開始され、右図の様に下部液晶表示が午後12:00 00で 固定していた物がカウントを始める様になる。 しかしまだ電波を受け始めただけの為にカウントは1秒毎に更新 するだけで、実際の時刻表示は電波を受け時刻情報を取り込んでか らとなる為にしばらく時間がかかる。 電波の受信が開始されると左図の様に表示器内の上部に【受信中 】と言う文字が表示され、更にその右側には電波の受信状態を表す バーグラフが表示される。 この受信インジケーターは右図の様に4段階の表示を行う為に、 時計を設置する部屋でどの方向が一番よく受信するかを検討するが 、ほとんどの場合には電波の強弱よりも予め設置する場所を決めて しまっている場合が多いだろう。 その為に実際に設置する場所に置いてみて電波の受信状態を確認 してみるが、天候や昼と夜等と刻々と受信状態が変わる場合がある 為に、しばらくはそのままで安定して受信可能かどうかの様子を見 る必要があるだろう。 この製品では正常に受信しても1日に7回の電波受信を行ってお り、日に1回でも正常に受信されれば次の説明図の様にアンテナマ ークが点灯する為に、この様な状態であればほぼ問題なく動作し何 日かに1回の受信でも月差±30秒で動く事から利用できるだろう 。 ◆時刻受信完了と時刻合わせ 電波強度がある程度あれば受信し始めてから約5分程度で時刻を 取り込むが、1回の受信で2〜16分(リセット時は4〜16分) かかる為に状況によっては5分以上かかる場合もある。 時刻が取り込まれると右図の様にアンテナマークの点滅が点灯に 変わり、更にそのアンテナマークの下にOKマークが表示され左図 の様に下部液晶表示器に現在時刻が表示される。 これらと同時に今度は全て12時方向を向いていたアナログ表示 の指針が一斉に回転し始め、秒針は現在時刻の秒数まで早送りされ その後は現在時刻に同期して動き始める。 その後も分・時針は回り続け、現在時刻まで早送りされ全ての指 針が現在時刻を表示すると早送りを停止する。 デジタル表示とアナログ表示の指針が一致すると、その段階で右 図の様に下部にある液晶表示器は現在時刻表示から日付表示へと変 わり、最上段に表示していた受信インジケーターも消えて通常表示 となる。 この日付表示に変わってしまった後にはデジタルの時計表示はで きないが、アナログ表示が完全に電波時計として動作すれば手動等 で修正する必要が無い事から、この状態の表示で問題になる事は無 いだろう。 しばらく使用してみてあまりにも電波を受けない場合には設置場 所を変えてみる必要があるが、どうしてもその場所から移動できな い場合には手動で時刻を合わせる事もできる為に、取扱説明書を参 考に操作すると良いだろう。 メインに戻る コンピュータ選択メニュー 応用製品メニュー 電波時計メニュー |