◆スペーサー取付け マザーボードを箱より取り出し右図の様にマザーボードシャーシに仮に載せてみて マザーボードの取り付け用ネジ穴とシャーシ側の取付けネジ穴が合う場所を探してお く。 今回使用したマザーボードはATサイズの為に、基板上にキーボード用丸型DIN コネクターが付いておりこれをシャーシリアパネルのコネクター用穴に合わせて設置 する様にする。 仮設置する場合はマザーボードをシャーシ等により接触した際に傷を付けてしまい 基板を破損しない様に十分注意して行う様にする。 取付けネジはできるだけ多く取り付ける様にし、基板を合わせながら使用できるネ ジ穴に鉛筆かサインペン等で印を付けておくと良い。 最初にシャーシを見てマーキングしたネジ穴のうちナットの様にタッピング(ネジ みぞ)になっている場所へケースに付属している真鍮製の六角スペーサーを左図の様 にして手で締め付けて取り付ける。 今回使用したケースでは、付属している六角スペーサーが1つ不足していたために DOS/Vショップにより購入して取付けた。 次に説明するナイロンのスペーサーは取付けが不安定で、無いよりは良いができれ ばこの真鍮製の六角スペーサーで数多く固定した方がよい。 真鍮製の六角スペーサーは最初に手で締め付けておき、取付けられる位置にセット したらもう一度マザーボードを載せてみて取り付けた位置に間違いが無いかどうかを 再確認しておく。 確認が済んだら右図の様にプライヤーかペンチを利用して真鍮製の六角スペーサを 確実に締め付け固定する。 この際にあまり強い力で絞め過ぎてネジ山を破損しない様に注意しながら締め付け る様にする 締め付けたスペーサが手で回せないくらいのトルクで締め付けてあれば十分である 。 シャーシ側の穴が長穴で少し大き目の物が左図に有る様なナイロン製のワンタッチ スペーサーを使用する場所である。 このナイロン製のスペーサーはただはめ込んであるだけなのであまりしっかりとし ている訳ではないが無いよりは良い為に取付けられる部分には取付けておく様にする 。 ほとんどの場合は基板に取付けてからシャーシに実装すると取付け易いが、今回使 用したGIGA−BYTEのマザーボードであるGA−586HXでは1個所だけに 基板側の穴が長穴になっている所が有り、ここだけは基板とシャーシのどちら側に取 付けても取付けずらい。 この部分は基板に取り付け手で押え込みながらシャーシに実装するしかない。 またシャーシのリアパネルと反対側のマザーボードの固定はシャーシ側にネジ等の 取り付け用穴が全く無い。 その為にマザーボードが1/3程固定されずに浮いた状態になっていた。 できればこの部分のシャーシに真鍮製の六角スペーサが固定できる様にドリル等で 穴を空けてナットによりスペーサを固定するようにする。 シャーシにネジ穴を開けない方法としてケースに付属しているゴム足の様な右図の 樹脂製スペーサを利用する方法も有る。 この樹脂製のスペーサをマザーボードの取り付け穴に挿し込んでから左図に有る様 な同じ樹脂製のピンの様な物を挿し込む。 このピンを挿し込む事で樹脂製のスペーサーのマザーボードに挿し込まれた部分が 広がるようになっており、この広がりによって樹脂製のゴム足が抜け落ちない様にし ている。 この樹脂製のスペーサーはマザーボードの取り付け用穴にはちょっとキツく、一度 挿し込むとなかなか抜けなくなる為に取り付け位置を間違わない様に注意する必要が ある。 樹脂製のスペーサーに挿し込むピンはかなりキツく、手だけでは挿し込む事ができ ない為に右図の様にプライヤーかペンチの様な物ではさみ込んで挿し込む様にする。 この際に基板を破損したりしない様に十分注意して作業するようにする。 どうしても中央のピンを挿し込めない場合は無理に取付ける必要はなく、樹脂製の スペーサーを取付けただけでもある程度の保持力が有る為にひのまま使用する。 ◆マザーボード固定 ナイロンや樹脂製のスペーサーの取り付けが終わったら、一旦マザーボードをシャ ーシに載せて真鍮製の六角スペーサにマザーボードの取り付け穴を合わせて、各ネジ を取り付けてマザーボードを固定します。 固定ネジは一気に締め付けないで仮止め状態で取り付けておき、全てネジを取り付 けたらシャーシのリアパネル側にあるキーボードコネクターを基準にしネジを固定す る。 マザーボードがシャーシに固定されたら、プリンターやシリアルポートでシャーシ リアパネルのコネクターに配線する必要が有る。 これらの配線は多少長めの線材を使用してある為に、左図の様に輪ゴム等で縛りな がら配線するとまとまりが良く、奇麗に仕上がる。 線材は90度づつ折り曲げるようにして方向を変え、周辺の部品を取り付けた場合 はケーブルになるべく接触しないように注意して束ねる。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る 組立DOS/V例2メニューに戻る |