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ATケースの仕様

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◆ケース外観
case-front.jpg  右図に有るのが今回使用したATミドルタワーケースである。
 ATXサイズの方が一般的になりつつあったがケース・マザーボード共に割高で 安価にそろえられる様に今回はATサイズとした。
 ケース正面には3.5インチベイが2つと5インチペイが3つ取付けられる様に なっている。
 しかし内部にも更に3.5インチベイが2つ増設できる様になっている。
 正面右中にあるスイッチ類は、電源スイッチとリセットスイッチのみである。
 スイッチと並んでいる表示灯はLEDで、緑色の電源表示LEDと赤色のIDE ハードディスクアクセスLEDが付いている。
 このケースの大きさは、高さが15インチのCRTディスプレイとだいたい同じ 高さで幅は5インチファイルベイのひとまわり大きい180mmである。
case-rear.jpg  左図はケースの背面で、ケース上部に電源ユニットが有り下側に拡張基板が取り 付けられる穴が有る。
 ケースカバーの取付ネジはこの面に対して両端2個所づづ固定してある。
 このネジを取り外しカバーを真上にスライドさせれば取り外せる。
case-card.jpg  右図は拡張基板が取付けられるパネル面で、下の方から8スロット分だけ基板が 拡張できるようになっている。
 この拡張基板の取付けられる真上には、左寄りにキーボード用のDINコネクタ ーを取付けられる穴が有る。
 ここは裏側(ケース内部)よりマザーボードを固定する事によりキーボードコネ クターが押し付けられる様になっている。
 右図では見にくいと思うが、このキーボードコネクターの右側にはD−SUB9 ピンが2個とD−Sub15ピンが1個取り付くようになっている。
 これはRS−232Cが2ch分とプリンターコネクター用で、実際にマザーボ ードに添付されたこれらのコネクターは、板金からコネクターだけ取り除いてここ に取付ければスロット部分をつぶさずに利用できる。
case-pwrspl.jpg  左図はケース背面の上部電源ユニット部分で、左側にある丸い穴が冷却用のファ ンで、内部の空気を外部へと吐き出す様になっている。
 その右側にあるのが電源用コネクターである。  2つある電源コネクターの下側はケース付属の電源ケーブルを差し込みAC10 0Vを供給する。
 上側のコネクターは下側の電源供給コネクターとはオスメス逆で、別売のデイス プレィ電源供給用ケーブルを使用すれば、ケースの電源スイッチでディスプレイも 同時に電源をコントロールできるようになる。
 ディスプレイの電源切り忘れ防止にこの電源から供給する事をお薦めする。
 また、ここにつないだ電源ケーブルの反対側にはテーブルタップを取付けて、デ ィスプレイの他にモデムやHUB等の機器もまとめて電源を取ると便利である。
 しかしレーザープリンター等の消費電力が大きい製品を接続すると、ケースの電 源スイッチに過大な負担がかかり破損する可能性が有る為に注意が必要である。


◆ケース内部
bcp-base.jpg  ケースのカバーを取り外すと右図の様に内部シャーシが引き出せる様になってい る。
 シャーシはリアパネルと同時に引き出せる為にマザーボードに拡張カードを挿し たままでも引き出す事ができる。
 その為に3.5インチドライブの着脱も簡単で、マザーボードが固定式のケース と違いマザーボードが邪魔でドライブの固定ネジを回せなくなる心配が無い。
 またメモリーの拡張やCPUのアップグレード等もシャーシを引き出して行う事 で各種設定や交換作業が容易で確認しながらでき便利である。
 フルタワー以外のケースを使用の再には今回使用したケースの様に、拡張カード を挿したままマザーボードが引き出せるケースを選択する事をお薦めする。
power-supply  このケースには250Wの電源が搭載されており、5V25Aと+12V10A と−12V0.5Aと−5V0.5Aの電源が使用できる。
 AC電源の入力も115Vと230Vのスイッチによる切替えが可能である。
 電源から出ている電源供給コネクターは、FDD用が2個とHDD等に5個のコ ネクターが出ているがすべてのベイにドライブを入れるとコネクターが不足する為 に二股コードを購入する必要が有る。
 また電源用のヒューズが見当たらず、電源内部に有ると思われる為に切れてしま ったら電源ユニットをケースから取り外して見る必要が有る。


◆その他
case-option1.jpg  他にこのケースには右図に有る様にゴム足からネジまで全て付属している。
 その為に別途購入する必要が無いが、今回使用したマザーボードでGIGA−B YTEのGA−586HXを取付ける場合は、付属の真鍮製スペーサーが1つ不足 している為に別途購入する必要が有る。
case-asi1.jpg  またケースの下部に付くゴム足4個は、左図に有る様に両面テープによる貼り付 けとなる為に、粘着面の保護紙をはがして右図の様にケース下部に貼り付ける様に する。
 貼り付ける場所にはゴム足の大きさでケース下部板金が突起している為に、ここ からはみ出さない様にして取付ける必要が有る。
case-asi2.jpg  付属しているネジにはインチネジも混じっている為に、普通のネジと間違わない 様に注意する必要が有る。
 ネジを誤った場所に使用すると、ケースやドライブ側のタップを壊す事になる為 に、取付時には確認してから使用する様にする。



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