◆BIOSのダウンロード GIGA−BYTEのマザーボードBIOSを書き換える前に以下のホームページよ りBIOSデータをダウンロードしておく必要が有る。 まだBIOSのバージョンアップを行った事が無い人は、BIOSのダウンロードと 同時にBIOS書き込みユーティリティである【AF】というプログラムも一緒にダウ ンロードしておく必要が有る。 私がダウンロードした時点では【AF53.EXE】が最新バージョンであった。 またダウンロードする際にはトラブル防止の為にスクリーンセーバーを外し他の処理 を一切せずダウンロードが完了するまで待つ事をお薦めする。 使用しているシステム環境によってはうまくダウンロードできない可能性も有る為に 余計な処理は極力しない様にした方が無難である。 全てダウンロードが完了したらBIOSバージョンアップ用のフロッピーディスクを 作成します。 これはMS−DOSのVer6.2が起動できるフロッピーかWindows95の コントロールパネル内のプログラムの追加と削除にある起動ディスクの作成で作った物 を利用する。 いづれのフロッピーもAUTOEXEC.BATやCONFIG.SYSを全て抜い ておく事が必要である。 この様な処理をしたフロッピーにダウンロードした書込用のAFプログラムと実際に 書込むBIOSデータをコピーしておきます。 なお、BIOSデータはZIP形式で圧縮されていますので圧縮解凍ツールを使用し て事前に解凍した物をフロッピーにコピーしておく必要が有る。 ちなみにZIP形式の物を解凍するとBINとなり130KB前後になる。 ◆BIOSの書換準備 まずPCを再起動しメモリーチェックが完了するのを待つ。 メモリーチェックが完了し次のメッセージが画面に表示された頃に【DEL】キーを 押し右図の様なBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》を表示させる。 メモリーチェック中に【DEL】キーを押しても覚えている為にメモリーチェック後 にBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》に切り換わる為に、直ぐに画面表示が切り換わら ないからといってむやみにキーを押さない様にする。 BIOSの《CMOS SETUP UTILITY》画面の左側で上から2つめの《BIOS FEATURES SE TUP》に上下のカーソルキーで選択し【Enter】キーを押すと左図の様な《BIOS FEATURE S SETUP》画面が表示される。 この画面の左側で上から2つめの《CPU Internal Cache》に上下のカーソルキーによ り選択し【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Enable]表示から[Disabl ed]に切り替える。 更にその下の《External Cache》の行に上下のカーソルキーで選択しここも同様に【 Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Enable]表示から[Disabled]に切り 替える。 以上の作業が終わったら【ESC】キーを押して一番最初の画面である《CMOS SETUP UTILITY》 画面に戻しておく。 次にBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》画面の左側で上から3つめの《CHISET FEATU RES SETUP》に上下のカーソルキーで選択し【Enter】キーを押すと右図の様な《CHISET FEATURES SETUP》画面が表示される。 この画面の左側で下から7つめの《System BIOS Cacheable》に上下のカーソルキーに より選択し【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Enable]表示から[Disa bled]に切り替える。 更にその下の《Video BIOS Cacheable》もついでなので上下のカーソルキーで選択し ここも同様に【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Enable]表示から[Di sabled]に切り替える。 以上の作業が終わったら【ESC】キーを押して一番最初の画面である《CMOS SETUP UTILITY》 画面に戻しておく。 この画面の右側で下から2つめの項目で《SAVE & EXIT SETUP》にカーソルキーでカー ソルを移動し【Enter】キーを押す。 これにより画面に《SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)?》と聞いてくる為に【Y】キーを 押してから【Enter】キーを押す事で再起動となる。 ◆BIOSの書換 BIOS書換用として作成したフロッピーを入れてPCを再起動しフロッピーから 立上げ直す。 フロッピーから起動しない場合はBIOSの起動順序を以下の様にして変更する。 まずPCを再起動しメモリーチェックが完了するのを待つ。 メモリーチェックが完了し次のメッセージが画面に表示された頃に【DEL】キーを 押し右図の様なBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》を表示させる。 BIOSの《CMOS SETUP UTILITY》画面の左側で上から2つめの《BIOS FEATURES SE TUP》に上下のカーソルキーで選択し【Enter】キーを押すと左図の様な《BIOS FEATURE S SETUP》画面が表示される。 この画面の左側で上から5番目に有る項目の《Boot Sequence》に上下のカーソルキ ーでカーソルを合わせ、【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の表示から何度 か押し続け[A、C、SCSI]になるまで何度か押し続ける。 以上の作業が終わったら【ESC】キーを押して一番最初の画面である《CMOS SETUP UTILITY》 画面に戻しておく。 この画面の右側で下から2つめの項目で《SAVE & EXIT SETUP》にカーソルキーでカー ソルを移動し【Enter】キーを押す。 これにより画面に《SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)?》と聞いてくる為に【Y】キーを 押してから【Enter】キーを押す事で再起動となる。 再起動後にフロッピーから立ち上がるとAUTOEXEC.BATが無い為に日付を 聞いてくるが何も入力せずに【Enter】キーを押す。 次にも時間を聞いてくるが入力する必要が無いのでそのまま【Enter】キーを押して DOSプロンプトに抜け出す。 ここでプロンプト表示が《A:\>_》となっているが、日本語表示モードでなくて US表示モードになっている為に【¥】が【\】のバックスラッシュに変わってしまっ ている。 BIOSを書き換える前にAF53であるフラッシュメモリーライターのヘルプ表示 を表示してみて内容を確認しておく。 ヘルプは【AF53 /?】と押した後に【Enter】キーを押すと表示される。 ここで使用するオプションは以下の通りである。 新しいBIOSファイルを指定する場合は【/Py】を指定し指定しない場合は【/Pn】 を指定する。 現在書込まれているBIOSデータをファイルとして保存する場合は【/Sy】を指定 し保存しない場合は【/Sn】を指定する。 CMOSデータをクリアする場合はオプションに【/CC】を指定し、DMIデータを クリアしたい場合はオプションに【/CD】を指定する。 万が一ダウンロードしたデータが不具合なことを想定して現在書込まれているBIO Sデータを保存しながら書込む手順を以下に記す。 AFコマンドを使用し以下の様にしてファイル名とオプションを付けて起動する。 もしも現在使用中のBIOSデータを保存しなくても良い場合は、上記指定の【HI ROMI.BIN】を指定せず【/Sy】の代わりに【/Sn】を指定すれば良い。 これだけ入力し【Enter】キーを押せば保存及び書込み処理が実行される。 実行が開始されると右図の様な表示に代わり、AF53コマンドで指定したそれぞ れのファイル名を表示し現在使用中のBIOSをフロッピーに保存し始める。 現在使用中のBIOSを保存中には画面の中央にバックアップ中の表示が出ていて 完了すると画面下のメッセージ欄にWaitと表示されてから書き込みに切り換わる 。 新しいBIOSの書き込みが開始されると、左図の様に保存用のファイル名表示が 消えメッセージ行の上に書込み状況がバーグラフと数字で表示されるようになる。 画面下のメッセージ行には電源を切る事とリセットスイッチを押すなと表示し書込 みが少しの間続く。 メッセージにある様に、書き込み中は絶対に電源が切れたりリセットスイッチが押 されるような事が無い様にする必要が有る。 もしこのような事が起こってしまうと、当然BIOSが正常に書き込まれずもう2 度と立ち上がる事のないマザーボードとなってしまう可能性が有る為に、書き込み作 業の際は十分な注意と監視が必要である。 もしも書き込みに失敗してフロッピーからブートしなくなってしまった場合は、近 くのDOS/Vショップにお願いしてみるか、同じマザーボードを持っている人を見 つけEP−ROMライターを使用してコピーするしかない。 しかし私はフラッシュメモリーの型式を知らない為にEP−ROMライターの品種 をどれに選定するか判らない為にここでは紹介できない。 書き込みが終了すると右図の様に、画面下のメッセージ欄に電源を入れ直すかリセ ットスイッチを押す様にメッセージが表示される。 この時にはフロッピーディスクドライブのアクセスランプも点灯したままで、ずっ と待機状態のままとなっている。 Windows95を立ち上げてしまうとBIOS書き換えの為にキャッシュを全 て外してしまっている為に立ち上がるまでかなりの時間がかかってしまう。 その為に動作確認はBIOS書き込み用のフロッピーを入れたままでリセットスイ ッチを押すようにする。 リセットスイッチを押すと再起動がかかり画面右上に『Energy Star』のマークが 表示される。 この『Energy Star』マークのすぐ左側にBIOSのバージョンが表示される為に 星マークが消える前に確認してBIOSが書き込まれたかどうかを確認する。 BIOSのバージョンが表示される行は、左図の上から3行目の一番右で、ちょう どバージョン表示が見えなくなっているが、[Ver.2.5]と表示される。 そのBIOSのバージョンが表示される行の真下にCPUタイプが表示されるが、 次の画面が表示されると右図の様に四角い枠で囲まれた表示が出るが、この表示の一 番上の左側3行にもCPUのタイプが表示される為に現在使用中のCPUと合ってい るかどうか確認しておく。 特にBIOSのバージョン番号を確認してみて古いバージョンのままだった場合は 書き込みに失敗した可能性が有る為に、もう一度新しいバーションのファイル名を確 認して最初からやり直す必要が有る。 書き込みが成功したら以下の要領でBIOSの設定により外したキャッシュを戻し ておく必要が有る。 まずPCを再起動しメモリーチェックが完了するのを待つ。 メモリーチェックが完了し次のメッセージが画面に表示された頃に【DEL】キーを 押し左図の様なBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》を表示させる。 メモリーチェック中に【DEL】キーを押しても覚えている為にメモリーチェック後 にBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》に切り換わる為に、直ぐに画面表示が切り換わら ないからといってむやみにキーを押さない様にする。 BIOSの《CMOS SETUP UTILITY》画面の左側で上から2つめの《BIOS FEATURES SE TUP》に上下のカーソルキーで選択し【Enter】キーを押すと左図の様な《BIOS FEATURE S SETUP》画面が表示される。 この画面の左側で上から2つめの《CPU Internal Cache》に上下のカーソルキーによ り選択し【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Disabled]表示から[Enab le]に切り替える。 更にその下の《External Cache》の行に上下のカーソルキーで選択しここも同様に【 Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Disabled]表示から[Enable]に切り 替える。 以上の作業が終わったら【ESC】キーを押して一番最初の画面である《CMOS SETUP UTILITY》 画面に戻しておく。 次にBIOSの《CMOS SETUP UTILITY》画面の左側で上から3つめの《CHISET FEATU RES SETUP》に上下のカーソルキーで選択し【Enter】キーを押すと左図の様な《CHISET FEATURES SETUP》画面が表示される。 この画面の左側で下から7つめの《System BIOS Cacheable》に上下のカーソルキーに より選択し【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Disabled]表示から[Ena ble]に切り替える。 更にその下の《Video BIOS Cacheable》も上下のカーソルキーで選択しここも同様に 【Page Up】と【Page Down】キーを押して現在の[Disabled]表示から[Enable]に切 り替える。 以上の作業が終わったら【ESC】キーを押して一番最初の画面である《CMOS SETUP UTILITY》 画面に戻しておく。 この画面の右側で下から2つめの項目で《SAVE & EXIT SETUP》にカーソルキーでカー ソルを移動し【Enter】キーを押す。 これにより画面に《SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)?》と聞いてくる為に【Y】キーを 押してから【Enter】キーを押す事で再起動となる。 これでBIOSの書き換えは完了でWindows95を起動してみる。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る 組立DOS/V例1メニューに戻る |