◆本体の外観 右図がGATEWAY2000でセット販売されている17インチディスプレイとスピーカーを 机の上に配置し実際に使用している状態である。 標準では15インチディスプレイであったが、解像度を上げて使用する事を考えると どうしても15インチだと小さい為に、P5シリーズのオプション表の中からこの17 インチディスプレィを選択し差額の\23,000で購入した。 このP5シリーズには今回購入したプロフェッショナルとマルチメディアが有り、 マルチメディアと違いサウンド関係が全く付いていない。 その為にオプションのサウンドブラスター16と右図に有るALTEC LANSINGのスピーカーを セットとなっている物を購入した。 左図が本体だが標準ではミドルタワーとなっており17インチディスプレィと机の上に 並べて使用するには丁度良かったのだが、購入後の拡張性を考えて本体の設置場所も 左図の様に床に置くとパソコン机と同じ高さになる為に、オプションからフルタワーケースを 選択し差額の\3,500でフルタワーにした。 所が残念な事に5インチベイは4つ有ったが3.5インチベイが1つしかなく、この 部分には既にフロッピーディスクドライブが取りつけてあった為に予備の3.5インチ ベイがない事になった。 この3.5インチベイにはMOを取り付ける予定だった為に残念である。 GATEWAY2000のタワーケースは私が購入した少し前にデザインが変わったらしく、付属の 組立説明書に以前のケースが写真入で載っていたが、私としては現在のデザインの方が スッキリして気に入っている。 当然の話だがフルタワーケースを裏側から見ると、右図の様に上側に電源が有り 下側にキーボードやマウスの接続コネクターに拡張カードのスロットがある。 ケースの裏側から見た右端には変な突起が有りケースの開け閉めに邪魔になって しょうがなかったが、ここは鍵を取りつけて内部部品の盗難防止の為の突起らしい。 以前はオフィスのパソコンが盗まれるといったニュースが有るくらいなので、鍵を 取り付ける事で安易に内部から部品を抜けない様にしているらしいが、盗むくらいの 人ならばこの位の板金の厚さではすぐに鍵を引きちぎられてしまうと思うのだが、 全く何も無いよりは良いのだろうが本体ごと持っていかれたりしてネ! ケースの背面で上部の方にファンを取り付ける穴は有るのだが、ここにはファンが 取り付けてなくメクラ板をファンの取付ネジ位置で固定してあるだけだった。 内部にハードディスクやMO等の発熱し易いものを数多く増設した時などには ここにファンを取り付けて回しておくと良さそうだ。 その下には電源が有り電源の取り付け位置にもファンを逃がす様な丸い切り込みが 有ったが、この電源部分には風通し用のスリットが入っているだけでケースの背面側 にはファンは取り付けてない。 電源は電源コネクターの下側に有る電源電圧切換スイッチから115V側に切替えて あり使用する様になっていた。 このGATEWAY2000のフルタワーケースには230Wの電源が付いているが、フルタワーで 230Wは小さすぎると思ったが他のケースを見た所、250Wとほとんど違いが無く 3Vや5Vは全く同じ電流が取れて+12Vが0.5Aほど少なく−12Vも同じであった。 その為にハードディスクを大量に増設する場合以外は何ら問題なく使用できる。 右図はコネクター関係のパネルで、上の方にある丸いコネクターがPS/2タイプの キーボードとマウスコネクターである。 同じ形状のコネクターの為にどちらにでも取り付けられる為に、間違わない様に確認して 取り付ける必要が有る。 その下にある四角い大きなコネクターの方がD−Sub25ピンのプリンター用の コネクターで、その左隣に有るのがD−Sub9ピンのRS−232Cコネクターである。 RS−232CはここからCOM1が使用でき、COM2はなんと拡張カードの一番上に 専用パネルに取り付けてあるD−Sub9ピンコネクターを取り付けてあった。 しかしRS−232Cコネクターは両方ともD−Sub9ピンのオスだった為に、 標準的なDOS/V用として販売されているRS−232Cケーブルが利用できる。 左図はコネクター関係の下でケースの一番下に有るが、拡張カードが取り付けてある スロット部分が配置されている。 左図は購入後にある程度拡張した後の画像で、一番上からCOM2のRS−232Cで その下がSCSIカードで更に下がLANカードを入れている。 その下にVGAカードが有り1スロット空けてありサウンドカードを取り付けて、 一番下に有るのがスキャナーインターフェイスカードである。 現在はこの他にISDN用のTAカードが増設してあり、ISA用のスロットが1つ 空いているだけでPCIスロットは全て使用してしまっている。 ケースのカバーを取り外すには、ケース背面の両端にあるネジを8個全て取り外し 右図の様に一旦後ろにスライドしてから真上に持ち上げて取り外す様にする。 取外しは同じフルタワーでもなかなか外れないものや簡単に開く物が有り、どうしても 外れない場合は背面の固定ネジ部分でなるべく上側にドライバーを差し込んでテコにして 開けるしかない。 あまり無理するとドライバーでテコにした部分だけケースが曲がってしまう為に、 作業時には曲がり具合を確認しながら作業を行なう必要が有る。 なおケースのカバーを後ろにスライドする際は、右上図の上側に近い両サイドに手を かける為の溝が付いている。 この部分の溝はかなり浅い為に手をかける様な感じではないが、かなりケースのこの 溝部分を押しながら手をかける様にしてスライドさせると外れる物もある。 ◆本体の内部 カバーを開けると内部は右図の様になっており、上側には電源とファイルベイの 取付金具が見えてきて、下側にはマザーボードが見えてくる様になる。 そして中間のフレームにぶら下がって取り付けてあるのがハードディスクで、 フルタワーケースをオプションで選択した為か内部はかなり広く、このままの状態からの 増設作業や部品の交換作業はかなり作業がし易そうである。 ひとつあるとすれば電源とファイルベイの間が多少狭く、電源ケーブルとフラット ケーブルが上下に行き交うので、この部分に集中してしまい一旦配線してしまうと 線同士をかき分けないと出てこなくなる。 左図がマザーボードでインテル製のマザーボードを使用している。 マザーボードは選択できずP5シリーズではこのマザーボード1つが標準で使用され、 マザーボード自体を良く見るとサウンド用のチップを載せる部分も有り、以前何かの シリーズでは使用されていたのではないかと思う。 チップセットにはFXが使用されていたが、この頃にはHXチップセットも出ていた 為にどちらかといえばHXチップセットの方が良かったが、マザーボードだけは変更が きかないのでしようがないとこである。 今回はCPUにPentium200MHzを選択したが、右図の様にCPUには ヒートシンク(放熱板)が取り付けてあるだけでCPUクーラーは使用されていない。 そのCPUの真上には電源が配置されるようになっており、右図でもわかるように 電源の真下に取り付けられたファンにより冷却しているようであるが、ATX規格では この様な使用方法が普通らしい。 普通は無条件にCPUクーラーを取り付けてしまう為に、この様に放熱板だけとは PC98のPentium機以来である。 今回購入したP5シリーズではメモリーにDIMMを使用しているものであった。 購入検討時にはSD−RAMのDIMMで16MBで1.6万円もし、増設に当たっては 最大64MB迄しか用意されていなかった。 これは左図の様にDIMMのスロットが2つしかなく、この頃にはDIMM1枚で 32MBが最大であった為である。 標準では16MBであったが、Windows95でも16MBではかなりつらい 所だったので、2倍の32MBとして購入した。 まさか16MBを2枚と言う事が無い様に購入の際に確認し、32MBが1枚で納品して もらえるようにした為に左図の様にDIMMのスロットは1つ空いた状態になっている。 しかしこの頃のDIMMには2クロックタイプが使用されていて、次の年に増設しようと 問い合わせた所では、2クロックタイプはほとんど生産されていなく入手困難とかで 増設できなかった。 確かにその頃にはショップ等でも4クロックしか扱っていない様であった。 右図ではちょっとわかり難いが、CPUの真下に立ててある小さな基板がセカンド キャッシュである。 この頃にはセカンドキャッシュも256KBが標準で、512KBに増設しても さほど変り無い話も有ったが、有るにこした事はなく\5,000で増設できた為に迷わず オプションから追加する様に指示した。 今となってはマザーボードを交換して手放してしまった為にわからないが、この セカンドキャッシュ用のソケットに512KBを搭載しているのか、それともマザー ボード上に256KB搭載していて残りの256KBを増設しているのかは不明である。 左図はマザーボード上の拡張スロットで全て基板を取り外した状態だが、PCI用の 上側に見える白いコネクターが上から3つと、下側から2つの黒いコネクターがISA用の スロットとなっているが、PCIとISAの中間に有るのが共用スロットである。 これはPCIカードとISAカードの基板の向きが逆になっている為に、コネクターを 2つ用意してありどちらの基板でも取り付けられる様になっている。 その為に左図からはPCIが4つとISAが3つに見えるが、実際は中間に位置する コネクターは共用の為にどちらかとしてしか使用できない。 右図がその拡張スロットにカードを差し込んだ所だが、差し込む際には多少力を 入れないとカードがしっかり実装できない物も有る。 またケースのリアパネルではコネクターがうまく中央に収まらないままネジで 固定されていたりし、この場合はコネクターが上手く差し込めない場合が有る為に カードの固定の際はリアパネル面から確認しながら取りつける必要が有る。 特にLANカードは10BASE−T用のコネクターがギリギリである。 カードの差し込むコネクターの位置がかなりケースの下寄りに付いている為に、 かなり奥行きの長いカードでも実装できるようである。 ◆各ファイルベイ 右図は5インチファイルベイの裏側でユニットが4つ取り付けられる様になっており、 取付ネジ位置が両側に8個所づつ有り通常は2個所づつで固定しているが、奥の方にして 取り付ける製品が有るのかどうかは不明だが、右図の様に全てに穴が開けられている。 右図で一番下に取り付けてあるのがGATEWAY2000で標準で取り付けてあった東芝の 8倍速CD−ROMで、だいたいミツミやPanasonicでも同じ様な奥行きであるが 右図の様に多少取付金具から飛び出すくらいになっている。 この画像ではCD−ROMの上にMOに5インチベイアダプターを使用して取り付けて いるが、MO位の奥行きであれば奥行きには全く問題なく取り付けられる。 パネルの表面に出る3.5インチベイは左図の上の方に小さく見えるが、この位置に フロッピーディスクが1台取り付くだけである。 その下に縦に取り付けてあるのがハードディスクで、標準では1.6GBであったが 購入直前に2.5GBとなりオプションを利用し\6,000の差額で3.2GBにしてある。 このハードディスクの取り付けてある部分には3.5インチが4台迄取り付けられる 為に、3.5インチのハードディスクをあと3台増設できる事になり、ドライブの増設には 全く問題なく増やせた他にドライブ自体を縦形に取り付けている為に、横に取り付けると 上になった方のドライブが下のドライブの熱で更に熱くなる問題があるが、このケースでは この様な問題が無い。 更に右図の様に電源の上に3.5インチドライブが3台取り付けられる取付金具が 取り付けてある。 右図では参考までに一番上の列にハードディスクを取り付けてあるが、実際には 何も使用されておらずユーザーが自由に増設用として利用できる様になっている。 この場所はドライブを横に取りつける為に多少熱の問題が有るが、丁度この後ろには ファンを取り付ける穴が空いている為に、この部分に合う同サイズのファンを用意し 取り付ければドライブの一番近い場所から熱を排出できるだろう。 このケースではフロントに4つのドライブとこの上の方に3つの合計7つものドライブを 取り付けられ、まず7台も利用する人は少ないと思う為にフロントはIDE用として 利用し上の方はSCSI用として利用する方法もある。 こうすればケーブルが上下に行く事が無い為にドライブを増設してもスッキリとした 配線で利用できる様になるだろう。 ◆拡張カード グラフィックスアクセラレータカードは標準で Matrox社のSG−RAMを使用した3Dグラフィックスアクセラレータであった。 しかしメモリーが2MBしかなく、せめて4MBは必要だった為に仕様の変更が 必要となった。 オプション表を見るとMatroxの4MBが無く、STBのVirgeであれば 4MBがあった為にこれを使用する事にした。 一番問題なのが作画スピードで、MatroxにもSG−RAMとW−RAMが あり更にVirgeや128Bitアクセラレータ等、どれが早いか聞いてみると あまり差は無いもののVirgeがやや早いと言う事であったのもあって決定した。 実際に製品を見てみるとただのVirgeではなくVirge/VXであった。 処理速度としてはVirgeと同じくらいで高画質版らしいが、1996〜97年には VirgeからVirge/VXやVirge/DXとVirge/GXとなり最後には カラー液晶駆動用のVirge/MXなんてのも登場した。 2次元も3次元処理のどちらも高速で処理でき、カード自体も安かった為に私も自作の DOS/Vにはお薦めしたが、Virge/DXの4MBで7〜9千円で買えるものが有ったりで かなりお買い得のカードであった。 Matroxの2MBからVirgeの4MBに変更するには差額が\8,000で済み、 8MBにするには\18,000だった為に当初の予定通りに4MBとした。 SCSIカードは標準では装着されておらず マルチメディアシリーズ以外は全てオプションとなっている。 SCSIカードにはAdaptec社のAHA−2910とAHA−2940UWの 2つが有ったが、AHA−2910は\7,000と安かったのだがSCSIのCD−ROMとの セット販売の為に単品での購入ができなかった。 その為にAHA−2940UWにしたのだが、パネルに付いたSCSIコネクターが ウルトラワイドだと68ピンとなってしまい変換コネクターも変換ケーブルも販売されて おらず外部拡張は不可能であった。 購入してからまもなくロジテックから変換コネクターが発売されたが、価格が\15,000と 高価でとても購入する気にはなれなかった。 もっともGATEWAY2000には購入以前に問い合わせて内部増設であればウルトラワイドの 68ピンの他にSCSIUである50ピンのコネクターも付いているとの事であった為に MOは初めから内部増設として考えていたので問題なかった。 今になってみるとAHA-2940シリーズは標準となりつつあるので、当時でも3万円は 切らなかった物を\26,900で入手できたので、かえってこちらにして正解だった。 このAHA−2940UWの製品版はどうなのか知らないが、GATEWAY2000から購入した 物にはウルトラワイド用のケーブルしか添付されていなかった。 実際にはSCSIUとして利用したいのにケーブルが付属されておらず、ケーブルを 購入して取り付けてある。 ケーブルには内部SCSI増設用のフラットケーブル50ピンで、何台でも増設できる 様に5対1のケーブルを使用している。 サウンドカードは サウンドブラスター16をALTECのスピーカーとセットでGATEWAY2000より オプションの\9,800を購入したが、元々多少MIDIをやっていてホームページ等でも MIDIを使用している物が多く、購入直後に右図の様なMIDI音源カードに変更した。 \9,800で650音色もの音源を搭載したMIDIカードで、これを使用する事により MIDIも再生できる様になった。 このカードはライン出力が無くスピーカー端子しかなかった為に、このスピーカー端子 からGATEWAY2000から購入したALTECのアンプ付スピーカーで使用していた。 サウンドチップにはクリスタルセミコンダクター社の物が使用されており、PC98 等でも使用しているメーカーでよく見かけるが、Windows95のドライバーも フロッピー2枚で供給されていたがOSR2の物にはこのカードの新しいドライバーが 添付されていて、インストール時にはわざわざドライバーを用意しなくても良く便利であった。 ただこのカードはHXチップセットまでで、それ以降のチップを搭載したマザーボードでは 何らかの不具合が生じ、TXチップセットのATX電源駆動の製品に使用すると自動的に Windows95を終了しても電源が切れない等の問題が発生した。 右図に有るのがLANカードで最初から自宅で ネットワークを組むつもりだった為にLANカードも一緒に購入したが、当時はあまり PCIタイプが少なかった為と高価な為にGATEWAY2000のオプションから購入した。 10BASE−Tと10BASE−2だけだと安いのだが、オプション品の中では 10BASE−5も付いており価格も\10,000となっていた。 どのタイプにも接続できる様に最初の一台は全てのコネクターが付いているものでも 良かったと思っているが、LANカードも価格がかなり安くなりPCIでも2〜3千円台で 購入できるようになってしまっている。 LANカードの中にはあまり調子良くない物もあり、PCIタイプを安く購入したら 動作的には全く問題ないが、LANケーブルを外してしまうと10BASE−2と 10BASE−2の自動切換えが影響しているのか、Windows95自体が動かなく なってしまい、ケーブルを戻すと動き出すといった製品も有った。 この場合はしょうがないのでHUBをつないで電源を入れておかなければならない という問題が発生してしまった。 LANカードだけでなくうまく動作するかどうかは使ってみるまでわからないのが 一番心配なのだが・・・ 右図のカードはEPSONから販売されているスキャナー インターフェイス用の パラレルインターフェィスカードである。 元々EPSONのスキャナはSCSIでの動作がSCSIカードによって動作しない 物もあり、その為にSCSIで接続せず専用のインターフェィスカードを利用した。 どっちみちウルトラワイドのコネクターの為に外部に増設できなかった事もあるが、 SCSI機器に悪影響がない様に専用のカードを使用した方が良いだろう。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る P5−200メニューに戻る
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