ここでは実際にケースのリアパネルにSCSIUコネクターを取り付けると言った 話ではなく、余っている部品でこんな事もできると言う話である。 実際にはSCSIカードの内部増設コネクターから引き出してリアパネルにSCSI コネクターとして取り付けられる部品が販売されている為に、そちらを購入すれば 取り付けるだけで利用できるようになる。 ◆MOケースからコネクター抜き取り SCSIコネクターには色々と種類が有り、右図手前からアンフェノールハーフピッチ 50ピンや、その奥の最近多くなったクシ型ハーフピッチ50ピンで、更にその奥の パネルに付いた物がワイド用の68ピンのハーフピッチコネクターである。 アンフェノールのハーフピッチとくし型の変換は色々と有るが、ウルトラワイドである 68ピンのコネクターからの変換は少なく、たま高価な為になかなか外部増設としては りようできづらい物がある。 その為に私も内部増設の普通のSCSIと同じコネクターの方である50ピンのフラット ケーブルを使用して内部だけで増設して使用している。 どこからか借りてきたSCSI機器をどうしてもつなぎたい場合などは、今回の様に MO等を内部増設して余った左図の様なケースに付いたコネクターを利用する事で簡単に 接続する事ができる。 普通ケースに入った製品を分解すると、ドライブの他に左図の様に電源とリアパネルには SCSIコネクターが付いている。 その為にこの部分のSCSIコネクターを取り外して利用する事で、フラットケーブル からアンフェノールに変換できるようになる。 これはドライブ側に取り付けてある部品だったが、ドライブ側もSCSIカード側も 同じ50ピンのフラットケーブルの為に同じ話である。 このケースに付いたSCSIケーブルは、ケースのリアパネル側から見るとコネクターの 長手方向の両端にネジが2本見えるが、この2本のネジを取り外すだけで簡単にコネクターが 外せる様になっている。 このネジは普段ケースなどに使用しているプラスドライバーのサイズとは違い、1サイズ 小さいものを使用する必要が有るが、無い場合には精密ドライバーセットの一番大きい サイズのプラスドライバーでも丁度良かった様である。 リアパネルからコネクターを取り外すと右図のように取り外れてくるが、また元に戻せる ように取り外したネジはコネクター側に取りつけておくと良い。 ◆カードへの取付と配線 従来は製品として使用されていた時にMO等のドライブに接続されていた50ピンの フラットケーブルコネクターを右図の様にSCSIカードの方に接続する。 既に内部増設のケーブルを接続して有る場合には一旦それらを取り外す必要が有るが、 製品に付いているこれらのコネクターはSCSIコネクターが2つつないである物が 多く、これらの場合は片方のSCSIコネクターを切り離してこの部分にフラットケーブルの ヘッダー側の圧着できる物を取りつけておけば従来の内部増設も接続できる様になるが、 この方法はSCSIコネクターがハーフピッチの為にフラットケーブルがバラバラに されている為に、簡単に圧着作業ができない場合が多い。 このSCSIカードに取り付けたケーブルの反対側は、従来製品のリアパネルに取り付けて あったSCSIコネクターになっている為にここへ普通の外部拡張用のSCSIケーブルを 接続し製品とつなげばそのまま動作してしまう。 その為に製品から取り外したコネクターをハーフとクシ型ハーフの両方が有れば、変換 ケーブル等が無くとも1対1のSCSIケーブルで接続できるようになる。 このSCSIカードのコネクターからのケーブルが長い物が手に入れば、DOS/V ケースの拡張カードにある余ったブランクパネルを加工して、SCSIコネクターが 取り付けられる様にすればそのまま外部拡張コネクターとして利用できるのだが、 製品が小型化されている為になかなか長いケーブルを見つける事ができない。 どうしても利用したい場合は、内部拡張用のフラットケーブルを購入して一番端の コネクターを1個取り外してしまい、ここへフラットケーブルの圧着タイプのヘッダを 取り付けてここへ製品から取り外したケーブルを接続すればそのまま利用できるだろう。 この製品から取り外したケーブルによって右図の様に普通の外付けSCSI機器を 簡単に接続できる様になる。 DOS/Vケースの拡張スロット部分のパネルに取り付けるSCSIコネクターも 販売されているが、このページを作った前後に店頭で見つけたが\2,500と高価だった為に フラットケーブルを加工した方がまだ安くなると思う。 ただフラットケーブルコネクターを取り付ける為には圧着工具が必要で、かなりの 値段がする為に個人で購入するわけに行かないので、友人の会社やショップ等にお願いして 取り付けてもらうと良いだろう。 失敗する可能性が多いと思うが、何個か試せば万力でも1回くらいは成功するかも 知れないので試してみても良いだろう。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る P5−200メニューに戻る
|