![]() ![]() ◆パネル・金具の着脱 ![]() この板金を右図の様にケースの背面上部に取り付ける事によりケースのカバーを 取り付けるとケースカバー背面上部に溝が切れておりここから飛び出る様になっている。 そして右側の大きな穴に鍵を取り付ける事により鍵を持っている人間以外は ケースカバーを外せなくなる仕組みの様である。 この金具が必要でなければ取り付けないか、もしくはこの板金を右図から180度 回転させた方向で鍵穴をケースの内側を向けて取り付けると良い。 ![]() ケースのドライブを取り付ける部分は、表面から見るとプラスチック製のメクラが 取り付けてある様に見えるだけだが、実際は左図の様にシャーシにもメクラの板金が 取り付けてある。 ![]() メクラ板は4角のほんのちょっとした部分の溶接だが、ケースによってはなかなか 外れない場合もある為に、素手での取り外しは絶対にやめた方が良い。 ある程度右図の様に取り外せたらプライヤーかペンチなどで引きちぎっても良く、 多少無理してもケース自体が変形する事は無いだろう。 しかしメクラ板を取り外した部分には、溶接部分当たりにバリが発生している 可能性がある為に、メクラ板を取り外した後は各ドライブがスムーズに差し込める様に ヤスリでバリを削り取っておく必要が有る。 ![]() この部分は予めフロントパネル全体を取り外しておればいつでも外せる他、 内部にある板金のメクラ板を取り外す時に、取り外している最中に無理な力がかかって パネルを破損しない様に予めフロントパネルを取り外して作業した方が良いだろう。 ![]() ドライブを取り付ける個所は好みによるが、ドライブの拡張性からすると5インチベイは ケーブルが下にたれ下がる為に下から取り付けた方が配線がやり易いだろう。 また、3.5インチベイは上を空けておくと後の増設で5インチベイのドライブと 挟まれて配線が出来なくなるであろう。 その為に右図の様な取り付けを行っており、またFDDとCD−ROMを近くに 置く事により電源の配線も1本で済む事となる。 電源ケーブルにはFDD専用のコネクターが付いた物があり、これは大抵の場合に 5インチドライブのコネクターとが1本の電源ケーブルにまとまっている為にこれらを 利用しない手はないだろうと思う。 ![]() 3モード用は高価なうえ専用のドライバーが必要だったりする他に、なんといっても もはやNECのPC98で使用していた1.25MBを使用する事も無くなってきた為に あえて使用しなかった。 2モードのフロッピーディスクでは2千円前後で入手が可能で、既に2千円を 切っている物も有る為に安価でよい。 CD−ROMの方も40倍速前後でも1万円前後の為に色々と選択の幅があるが、 CD−ROMからの動画等を利用しない限りにはそんなに高速な物を必要としない。 その為に8倍では少し遅い気がするが、24倍速前後がお買い得で有る。 その為に今回はミツミ製の24倍速IDEタイプのCD−ROMを使用しているが、 音楽CD等をWAVに変換するなどに利用する予定があればCD−DA対応品を 購入する事をお奨めする。 SCSIタイプのCD−ROMだとCD−DA対応が多い様だが、まだまだ最近の CD−ROMの中でもCD−DA対応のしてない製品も有る様なので、購入の際には ショップ等で十分確認し、CD−DA対応かどうか不明な場合にはメーカーに 問い合わせてみた方が良いだろう。 ◆フロッピーディスクドライブ ![]() 今回使用したフロッピーディスクドライブの場合も右図の様に取り付けて、 イジェクトボタン側を下にして取り付けている。 フロッピーディスクドライブの差込は右図の様にフロントパネル正面から差込み、 最後にケースのフロントパネルと取り付け面を合わせる様にする。 ![]() ここで使用するネジはケースのカバーやハードディスクドライブ等を固定している インチネジでない事を十分確認の上でネジを使用する。 ネジ自体はネジ山を見るとすぐわかるが、インチネジはミリネジと比べると ネジピッチが荒い事がわかる為に、ネジ類を使用する前にミリネジとインチネジを 分けておくと便利である。 プロッピーディスクドライブの固定は、左図の様に両側2箇所ずつの固定と なっており、ケースの右側はマザーボードシャーシがあるとネジを締め付け られない為に、ネジを取り付けるのはマザーボードシャーシを差し込む前に 行った方が良いだろう。 ◆CD−ROMドライブ ![]() また左側に有る2つの白いコネクターは、左側がCDのデジタルオーディオ インターフェイスの出力端子であるが、信号はTTLタイプと思われるので そのままオーディオ機器への接続は不可能で有る。 この端子は最近のPCIタイプのサウンドカードに有るCDデジタル入力端子に 接続して使用するもので、どうしても一般的なオーディオ機器で使用したい場合は 東芝から発売されている光コネクターの出力側を購入して回路を組むしかない。 その右側に有るのがCDオーディオのアナログ音声出力端子で、一般的にサウンド カードにある入力端子に接続して使用する。 その際には専用のオーディオケーブルが必要となるが、購入するショップによっては CD−ROMドライブに付属している場合が有る為に、購入前にはこのオーディオ ケーブルの有無を確認しておく必要が有る。 もしオーディオケーブルが付属していない場合は別途購入となるが、購入する 場所によっては¥500から¥1,000となる場合も有る為に、CD−ROMを 購入する際には安くてオーディオケーブルが付属している所が良いだろう。 その右側にあるピンがドライブセレクト切り替えピンで、最近ではマザーボードに IDEケーブルが1本しか付属しなくなっている為にスレーブ側に設定されている 事が多い様である。 しかし以前はハードディスクと同じケーブルにCD−ROMを接続すると問題が 有った様でどうしても別けたい為に、今回もIDEケーブルをもう一本別途購入して ハードディスクとは別にして接続する。 その為にスレーブ側に設定してある切り替えをマスター側へと変更して使用しているが、 スレーブのままで別けても別段問題は無い為にどちらでも良い。 ![]() CD−ROMドライブの場合もケースフロントパネルとフロッピーディスクの 取り付け状況に応じてパネル面を合わせて取り付ける。 今回のケースフロントパネルはドライブ面と平らなので問題はないが、ケースに よってはドライブ面を無視してケースフロントパネル自体が曲面になっている製品も有る。 この場合には全体的に見てバランス良くドライブを取り付ける必要が有る。 ![]() ここも使用するネジはフロッピーディスク同様にインチネジではなくミリネジで 有る事に注意する必要が有る。 しかしどちらも国産品の場合であり、製品によってはインチネジを使用している 製品が無いとも言えないので、ドライブをケースに差し込む前に一度ネジを軽く 取り付けて見て確認する必要が有るだろう。 ◆ハードディスクドライブ ![]() その中でも最近は評判が良かった為にIBM製の物を使用し、一般的な5000回転 クラスの物を使用したが予算があれば7000回転クラスのものでも良いだろう。 今回はあまり高速性を必要としない為に5000回転クラスの物を使用し、その分 容量の方に予算をまわした様な感じになった。 ![]() また電源の隣と言うのもちょっと気になり、トランスレスの為にあまり大きな 誘導ノイズ等も気にする事も無いだろうが、スイッチングしている事を考えると ちょっと気になってしまう部分が有る。 ![]() ここは元々パネルに開口部が無いだけで、内部のシャーシとしては3.5インチ ドライブを3つまで取り付けられる様になっている。 放熱性を考えるとケース上部の方が良さそうだが、今回使用したIBM製の ハードディスクドライブは5000回転クラスを使用した事も有ってか、長時間使用しても 全くと言って良いほど発熱しない。 その為に安心してフロッピーディスクドライブの下に取り付けた。 ![]() ドライブは一旦一番奥(ケースのフロントパネル側)まで押し込んでから、 両側にある取り付けネジの部分を見ながら少しずつドライブを引き出して、 両側の取り付けネジの長穴に片側2箇所のネジ穴が見えた部分で取り付ける。 ここにドライブを取り付ける場合には、配線の邪魔にならない様になるべく ドライブは奥に取り付けた方が良い。 その為に両側2本ずつのネジを仮止めしたら更にドライブをフロントパネル側の 奥に軽く押しながらネジを完全に固定する様にする。 この際に使用するネジは必ずインチネジを使用する。 ハードディスクドライブの場合には必ずと言って良いほどインチネジの為に 間違えずにネジを使用する様にする。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る P2-333メニューに戻る ![]() |