◆使用ドライブ このシステムはTWO−TOP(FREEWAY)のVIPシリーズの中から選択して購入した もので、PentiumU400MHzの3D強化版をベースに様々の変更を加えて使用している。 このVIPシリーズで使用されているケースは数年前にデザインが変更になり右図の 様なデザインとなったが、以前と同様にミドルタワーのみとなっておりできればフルタワーも 欲しい所である。 今回は色々と拡張した事によりフロントパネルに有る5インチベイと3.5インチベイが 共に全て使用してしまい、今後の拡張はどれか取り外さないとできない。 フロントパネルの5インチベイには左図の様に3台分のドライブに全て取り付けてあるが、 購入直後は下段に有るIDEのCD−ROMのみとなっている。 ここで使用しているCD−ROMドライブも実際の物とは異なり、左図ではミツミ製の 32倍速IDEのCD−ROMドライブを使用してる。 今回は音楽CD編集システムとして製作したが、まさか今の時代にCD−ROMドライブで CD−DA対応になっていない物が有るとは思わなかった為に、何も確認せずに購入した所 音楽用CDをWAV形式などのデータとして読み込んだ場合のエラーが多発してしまった。 その為に5インチベイ中段に有るCD−DA等が対応のPIONEER製のSCSIタイプの CD−ROMドライブを別途購入して使用している。 しかしこのPIONEER製のドライブは、様々な形式に対応してはいたがCDオーディオの デジタルインターフェイスの出力端子が無く、CDから直接デジタル音声を取り込む場合は ミツミ製のCD−ROMドライブより行っている。 更にしかし、このミツミ製のCD−ROMドライブはCD−Rに書き込んだ音楽CDの再生 がうまくできないものが多く、現在使用中の4台中2〜3台がまれにエラーを起こす事がある。 更に最上段がTEAC製のCD−Rドライブで、色々なフォーマットが混在したCDの コピーが出来ないとの事でめでたくお借りしたCD−Rである。 現在の所では音楽とデータの書き込みでは何ら問題なく動作しており、あえて言うならば このTEAC製で書き込んだ音楽用CDがミツミ製のCD−ROMドライブで音飛びして しまう事が有り、しかしこのCDは普通の音楽用CDプレーヤで使用するとまったく問題無い 事からも光学系の調整の問題化と思われる。 3.5インチベイには右図の様にフロッピーディスクドライブとMOを取り付けて 使用している。 通常VIPシリーズには3.5インチベイ上段にフロッピーディスクドライブのみが 取り付けられてくるが、会社などへのデータの受け渡しの必要性からMOを使用しているが できればCDと近い容量である640MBが欲しい所だが、予算の都合上と今後の 1.3GBギガモの出現により640MBが安くなる事を予測し今回も230MBのMOを 使用している。 また右図では3.5インチフロッピーが下段に付いているが、本来は上段に取り付けてある のだがMOの発熱が多い為にMOを上段に取り付けている。 もしも5インチベイが空いているのであれば、5インチに3.5インチドライブを取り付ける 物を使用しMOを5インチベイに取り付けた方が良いだろう。 少しでもMOの周辺は広めに空けておき、放熱性を考えておいた方が良い。 ◆ケース背面 右図はVIPケースの背面で、上部の電源用の冷却ファンの他に中央部に見える冷却ファン用の スリット部分にもしっかりファンが取り付けてあった。 またここでは見えないが、フロントパネル下部の裏側にも冷却ファンが取り付けてあり、 標準で3個の冷却ファンが付いている為にケース内の冷却についても心配無いと思われる。 しかしながら、ハードディスクの回転数やメーカーによりかなり発熱量が違う為に、 実際の稼動中に発熱量を調べておき、あまりドライブ自体が熱くなる様であれば別途ドライブ用に 冷却ファンを設けたほうが良いであろう。 電源についてはATX電源でWindows終了後等には自動的に切断できる様になっており、 電源自体の取り付け位置がケース背面の最上部となっている為に電源自体の発熱がこもる 様な事は無いであろう。 しかしいつも思うのだが、以前のAT電源には電源と同期した出力コネクターが付いており、 専用のケーブルを使用しディスプレィも同時にON/OFFできたが、最近のATXではこれらの 出力コネクターの付いている製品を見た事が無い。 NEC製のPC98等ではソフトコントロールしている電源でも電源を切れるコンセントが 付属しているが、やはり外部スピーカーやHUBにモデムやMOなんかの電源ををまとめて 切れる様になると便利なのだが・・・ 右図でもわかる様にケース背面の中央にあるのが冷却ファンで、電源ユニットの冷却ファンの 他にもうひとつ付いている。 図でもわかる様にちょうどマザーボードのコネクター上空にあるが、通常ケースを購入しても 電源部分に取り付けられた冷却ファンのみなのだが、このVIPケースでは親切にもケース 背面にだけでも2つ付いている事になる。 ミドルタワーといえども内部の5インチと3.5インチベイにドライブをフル実装すれば かなりの実装密度になり、ケーブルなども含めるとけして内部に余裕が有るとはいえない。 高速回転のハードディスクや発熱量の多いMO等を入れるのであれば、通常のケースの様に 電源の冷却ファンだけでは夏場に心配である。 ケース背面の下部には左図の様に拡張カードのパネル面が出てくる様になっているが、 上からAGPバスとPCIバス4本にISAバス2本と現在の標準マザーボードを入れると 丁度良いスロット数となるように出来ている。 しかし、今回使用したSoundBlaster Live!等では、サウンドカード本体以外にデジタル オーディオインターフェイスの拡張カードがあり、標準ボードと光コネクター仕様の2つが 有る為にできれば更に2つほどパネルが取り付けられる様になっていて欲しかった。 現在はPCIボードのみの構成になっている為に、未使用のISA部分を利用して取り付けて いるが、PC99規格マザーボードなどではISAが廃止する方向となっている為に残っても 1つか2つとなり、このまま拡張するとこれらの拡張カードは取り付けられなくなってしまう。 ◆横カバー取り外し 最近ほとんどのケースがそうであるが、今回使用したVIPケースも拡張カード等や メモリ・CPUの交換や増設が簡単に行える様にケース左側のカバーだけが取り外せる 様になっている。 逆に会社などで使う場合などはあまりに簡単にカバーが取り外せる為に、内部の部品の 盗難や知らぬ間にスペックダウンになっていたりする事もあったりするかも知れない。 本来はこの左側板に盗難防止の鍵を取り付ける部分が付いていても良いのだが、 わざわざ鍵を取り付けて使用する人がいなくても、取り付けられる様にだけでもしておいて 欲しいところだ。 このVIPケースでは左側板だけでなく内部のドライブベイの取り外しにも左図の様な ドライバー不要のネジで固定されている為に取り外しは簡単に行える。 また購入したセットの中にはこれと同様の予備ネジも数多く入れられており、万が一 紛失しても大丈夫な様になっていた。 もっともドライブベイが簡単に取り外せても肝心なハードディスク等のドライブ自体は 普通のボルトで固定してある為にいずれにせよドライバーは必要となる為に予め準備して おいたほうが良い。 左側板の取り外しはケース背面のネジ2本を取り外すだけで、ネジを取り外した後は 右図の様に左側板上部を多少開いておく。 これは左側板の下部内側がケースのフレームに引っかかる様に作られている為に そのまま引っ張って取り外すことは出来ない。 その為に一旦カバー上部を開いておき取り外せるようにしておく。 しかし左側板のネジ2本を取り外してしまうと下部のひっかけ部分に乗っているだけで フリーになってしまう為に、左側板上部を開こうとしなくても勝手に開いて来てしまう為に ネジを取り外す前に左側板を押さえながらネジを取り外す必要がある。 左側板上部を開けたままで真上に持ち上げれば取り外せる。 左図では多少斜めに持ち上げているが、カバー下部のひっかけ部分が取り外せれば どの様に取り外しても取り外せるが、左側板がケースのフロントパネル側面と噛み込んで いる可能性も有る為に、左側板上部が簡単に開かない場合は多少後方にスライドして みた方がよい。 左側板はそれほど重くはなく簡単に取り外せるが、取り外した後に足で踏んで カバーを変形させない様にどこかに立て掛けておくと良い。 また壁などに立てかける場合にはカバー裏側に突起物が多い為に、壁に傷を付けて しまったりする可能性も有る為にダンボールや箱などを利用した方が良い。 左側板を取り外すと右図の様にケース内部が見える様になる。 右図でもわかるように、ケースフロントパネルのベイに全てドライブを入れている為に 配線が多いと言うことも有るが、やはり拡張するとミドルタワークラスのケースでは ちょっとキツイ様に思える。 ケース本体の設置場所に困りなるべく小さい方が良い場合を除けば、やはりフルタワーの ケースが欲しい所である。 それでもミドルタワークラスのケースであればマザーボード上空が空いている為に まだ良いが、VIPケースの場合は電源がケース背面の最上部に取り付けてあった為に この様にスペースがあるが、他のケースではマザーボード上空に電源が取り付けてある 製品も有る為にケース選びの時にはこの辺にも気を付けたい。 更にVIPケースの良い所は左図の様にカード押さえが付いている事で、一部の機器 組込み用の19インチラックマウントタイプのケースにも付いていたが、数多く見ている わけでないので他のケースでもこの機構が付いているかどうか不明だが、PC用タワー ケースでは珍しいのではないかと思う。 もっとも拡張カードはケースのリアパネル上部とネジ止めされている為に拡張カードが 抜けて来る事はまず無いだろうが、実際にGATEWAY2000等を購入した際に 動作せずケースを開けてみると拡張カード固定用のネジがしっかり取り付けてあるのにも かかわらずカードがスロットから斜めに抜けている事があった。 これらの事から考えると出荷後のカード抜けによるトラブル防止には有効であると 思われる。 ◆3.5インチベイ取り外し このVIPケースには3.5インチベイが5つ有り、フロッピードライブ等のフロント パネルから見えるものが2つと内部に隠れて取り付けられるベイが3つ有る。 そのうちの2つがフロッピードライブ等を取り付ける部分とは別に取り外せる様に なっており、右図の様に左側面中央に有るネジを1本取り外すだけで取り外せる。 ここで使用されているネジはケースカバーの左側板を取り付けていたネジと同様で ドライバーを使用ぜすとも取り外せるネジを使用してある。 ここの固定ネジ1本を取り外した後には下側のベイを後方に数mmスライドすれば 引っ掛け部分が取り外せ左図の様にベイ自体の金具を取り外せる様になる。 この際に引っ掛け部分が多少固い為に力を入れないと取り外せない場合があるが、 外れた時にその勢いでケーブルやマザーボードに激突してしまい破損させない様に 十分注意する必要がある。 電源とIDEのケーブルが長い為に、左図の様なままで仮に動作させても全く問題無い。 この3.5インチベイにドライブをフル実装するのであれば別だが、メーカによっては 発熱量が多いハードディスクや高回転型のハードディスクを実装する際にはなるべく放熱性を 良くする為に、フロッピードライブを取り付ける部分への実装ではなくこちらの下段に 取り付ける事でハードディスク周辺に十分なスペースを確保し熱がこもらない様にし ハードディスクに負担とならない様にした方がよいだろう。 今回は5,400rpmのハードディスクをフロッピードライブを取り付けているベイに取り付け、 7,200rpmのハードディスクを別のベイの下段に取り付けてみた。 ◆その他 右図が現在オーディオルームに設置した後ろ側の配線だが、やはり必要最低限でも これだけの配線の数となってしまう。 配線をきれいに束ねて使用すれば見栄えも良いが、拡張や調整をする事を考えると この状態のままで使用するしかない。 更にここで見えない配線もあり、実際は電源関係がディスプレィの下にAC100Vの テーブルタップがあり、オーディオテクニカの手元スイッチ付きのテーブルタップを 使用しており、手元スイッチをディスプレイの真下に置いてある。 電源もPC本体・ディスプレイ・スピーカ・HUBとがあり、中でもACアダプター式の 物が2つ有る為にテーブルタップも7つ口もありながら全て使用できない状態になっている。 拡張カードからは左図の様にLANとスピーカ用とデジタルオーディオ関係が接続されて いるが、この他にデジタルオーディオの光ケーブルが入出力で2本追加になる予定である。 ここでは見えないが、拡張カードの上からはキーボードとマウスのケーブルも有り、 プリンターやRS−232Cも使用すれば増える事になる。 ここではプリンターもインターネットもLANケーブル1本で2階に有るISDNルータと プリンターを使用している為にこれらのケーブルは使用していない。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る P2-450メニューに戻る |