◆スピーカ外観 今回このCeleronで使用する為のスピーカを色々と探したが、なかなか 2ウェイ式のスピーカーが無くどうしてもフルレンジタイプの物ばかりであったが、 その中でサブウーハモデルとして有ったアイワ製のSC−C78を利用してみる 事になった。 このスピーカでは電源にACアダプターが無く、スピーカーケースからACの コンセントが直接出ている為に、ただでさえケーブル類が多いパソコンの背面に ACアダプターが無くなるのはうれしい事である。 このスピーカの外観は左図の様な感じで、スピーカー部分が斜めに丸く傾いて いるが、これも宣伝の一つとしてあったがさほど効果が有るかどうかは不明である。 当然、このスピーカもフルレンジであるが、私が使用しているスピーカが全て 2ウェイと言う事もありやはり高域がどうしても不足しているように感じる。 私が使用している松下のEAB−MPC70もそうだが、右側のスピーカケースに アンプがあり左側のスピーカーケースにウーハが取り付けてある。 その為に右図でもわかる様に、左側のスピーカー背面にウーハ様のポートが 開けられておりこの部分から低域が出る訳だが、この低音があまりにも強烈で 正面にあるウーハボリュームをかなり絞らないと低域がものすごい。 右側のスピーカーケース背面にはミニステレオピンコードとRCAのライン 入力を2系統持ち、普通のオーディオ機器等も付属のケーブルで簡単に取り付け られる様になっている。 しかし後で説明するが、この2系統のうちのミニステレオピンの方が使い物に ならず、結局このミニピンのケーブルは切断してしまいRCAケーブルを購入し 接続して使用している。 ◆スピーカの内部 右図は右側スピーカーケースの背面側で内部には電源用のトランスがあるが、 トランスレスタイプの製品が多い中トランスを使用した電源回路も珍しいが、 今回使用したスピーカケースはサイズが大きい為に入れる事ができたのだろう。 トランスの下には基板が付いているが、特に電源回路らしき物が無くただ単に 整流したものをそのまま供給しているだけのようであるが、実際に使用した感じでは ハム音や電源系のノイズらしき物も感じられなかった為に、実際に自宅の静かな 部屋で使用する分には何も問題にならないだろう。 左図がもう一つの基板で、左側の置くに見えるのがパワーアンプ用のICだと 思われるが、その右側に小さなパワートランジスターが2個見えるが、その手前に 黒い整流用のダイオードらしき物が見える事から電源用に使用しているものと 思われる。 このパワーアンプ用のICがどんな物かは不明だが、ウーハをこのICで一緒に 駆動しているかどうかは不明で、もしかすると4chアンプ用のICを使用して 3ch分の使用としているのかもしれない。 このパワーアンプの放熱板として右図の様に大きなアルミ製の折り曲げた板を 使用しているが、右側のスピーカーケースの下2/3はこれらの回路とトランスに 放熱板で全て使用されている。 また右図の奥にも基板が見えるが、これは右側スピーカの正面にあるボリューム 等の操作系の基板である。 操作部としては音量とウーハ用音量に電源スイッチとサラウンドの様な感じの スイッチが付いているが、このサラウンドの様なスイッチは広がりが出てよいかと 思われたが、音楽用のCDを聞いている分には無い方がよい様に思えた。 これがメインのフルレンジで、スピーカを設置した時に左右のスピーカが内側に 向く様になっており、スピーカーサイズも10cmは無くちよっと小型過ぎる様にも 思えた。 また背面の図を見てもらうとわかるが、スピーカーケースの横にはメッシュの 付いた穴があり、もしかするとこれがツイータなのかとも思わせられたが、これは 単なるスピーカの後ろからの音を逃がす為の物であった。 しかしケースが小さい為にこの部分から出てきた音がかえって聞こえでもしたら 正面から出る音と干渉してしまいそうだが、もしもできるのであればこの部分の 穴をふさぐか、スピーカ内部に吸音材でも入れた方が良いかもしれない。 また場所的にいまいちだが、この部分にスピーカケース内部からツイータを付けて しまうという手もある。 ◆このスピーカの問題点 右図がスピーカー背面にある入出力端子だが、赤と白のRCAピンと直接引き出され ているのが一般的にPCで使用されているミニステレオピンジャックである。 このミニステレオピンジャックの方だが、最初はこれを使用してインストール作業を 行っていたが、低域も高域も全く出ずまるで小型ラジオを鳴らしているかのように 中域だけしか聞こえなかった。 いくら何でも低域はサブウーハが付いていてウーハレベルのボリュームが有るので 別系統の駆動になっているはずなのですごく不思議であった。 そしてRCAの方にケーブルをつないでみたところ、全く違った音が出た為に入力が おかしいのかと思い分解して見たのだが、特に回路的には変な物が付いている訳で無く ケーブルを見てみると、絶縁物が全くなくエナメル線が何本かずつ束にして緑・赤・無の 3本が束になっているだけであった。 その為にもしかすると折り曲げて線材などは束にしてあるが、それで擦れて線材同士が 半接触状態か何かにでもなっているのではないかと思われ、その為に音量のレベルも 多少低く、低域も高域も出なかったのではないかと思う。 その為に使用できないコードが出ていても邪魔なだけな為に、右図の左下にある様に このミニステレオピン用のケーブルを基板の根元から取り外し、スピーカケースの背面 から抜き出してしまっている。 その為にせっかく2系統の入力があったのだが、結果的に1系統だけしか使えず 一般的でない為にサウンドカードとスピーカをミニピンとRCAのケーブルを購入して 接続する必要がある。 その為にこのスピーカを利用する場合は別途ケーブルを購入する必要が有るが、 全ての製品において同じ様な事が言えるかどうかはわからないが、私の購入した物に 関してはこのような感じであった。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る Celeron300Aメニューに戻る |