◆フロントパネルの取り外し 今回のケースではFDD部分のパネル交換と、フロント部のシャーシでネジが 止めていない部分があった為に、取り外す必要が無くても一度はフロントパネルを 取り外して内部を確認しておいた方が良い。 フロントパネルの取り外しにはどのケースも似た様な物だが、フロントパネルの 両端に3箇所ずつくらいの引っ掛け部分があり、これを取り外す事で簡単にフロント パネルが取り外せる様になる。 右図ではケースの左側部分のパネル引っ掛け爪を広げている所で、この爪を広げた ままでフロントパネルを引き抜く様にする。 このフロントパネルの引っ掛け爪は片側に3箇所くらいある為に、左図の様に フロントパネルを取り外し側に引っ張ったままで爪を上か下から順に一つずつ 外す様にする。 この際にチョットでも手を離すと爪が元の位置に戻ってくる為に、パネル半分の 爪全部が取り外せるまでしっかりと手でパネルを押し広げておく様にする。 しかし、あまり強く広げ過ぎて爪を破損しない様にも気を付ける必要がある。 更に右図の様にケースの反対側の方にも爪が3ヶ所ほどあり、この部分も右図の 様にして爪を広げながら順次取り外す様にする。 その際に取り外した反対側の爪が戻ってしまわない様に注意しながら取り外す 様にするが、フロントパネルを取り外すのが片側ずつでなく両サイド同時に外す 方法もある為に色々と試してみると良い。 いずれにしても爪を破損しない様に注意して作業する様にしないと、フロント パネルだけの購入が不可能な為にケースまるごと買い直しにならない様に注意して 作業する様にする。 両側のフロントパネル固定用の爪を全て取り外せば左図の様にフロントパネルが ケースから取り外せる様になる。 この左図の様にパネルをケースから取り外す際には、左図の様に上側だけを無理に 倒したりしない様にする。 これはパネルを引っ掛けてある爪の穴が爪より若干大きいだけの為に、あまり極端に パネルを倒してしまうと左図の場合は下の両端の爪が縦に折れてしまう可能性がある 為である。 ◆FDDパネルの交換 このケースには標準でFDDベゼルの形状のしたフロントパネルになっているが、 右図の様にケースの付属品として3.5インチベイとして利用する為のパネルも 付属している為に、利用する側で好きなパネルを選択して利用できる様になっている。 フロッピー形状のパネルでは3.5インチベイが外部に2つ開放されなくなる他に、 フロッピー形状のパネルでは使用するFDDによってはうまくイジェクトできなく なるのではと言う不安があり一般的な方を選択して取り付ける事にした。 このFDDパネルは、左図の様にフロントパネルの裏側から見ると2箇所のネジで 固定されている事がわかるが、これらの2本のネジを取り外す事で現在付いている FDDパネルを取り外す。 この部分のネジはFDDパネルのプラスチック部分にタッピングネジで固定して あるだけの為に、締め付け側に力を入れて回してしまうとすぐにネジ山が破損して 二度とパネルが固定できなくなってしまう。 その為に必ず左図から見て左回しのネジ取り外し方向にドライバーを回してネジを 取り外す様にする。 右図の右側の下にあるのが取り外したFDD形状のパネルで、その上にあるのが 一般的な3.5インチベイが2つ分あるパネルである。 この3.5インチベイパネルを先程取り外したネジを再利用して取り付ける事に なるが、パネルのプラスチック部分にタッピングネジで固定してあるだけの為に、 無理にねじ込むと簡単にネジ山が崩れてしまいネジでパネルが固定できなくなって しまう。 その為にネジがパネルを挟み込んだかどうかを目視で確認しながらネジを回す 様にして、パネルを挟み込んだら本の少しだけ増す締めするくらいに止めておく。 パネルが取り付けられたら、左図の様にフロントパネル裏側より3.5インチベイの 利用する部分のダミーカバーを取り外しておく様にする。 今回はこの部分にはフロッピーディスクドライブのみを取り付ける為に、2つある 3.5インチベイの上段部分を取り外しておく様にした。 また、今回はMOも使用しており、この3.5インチベイにピッタリ収納できるが MOは発熱が多い為に今回は5インチベイに余裕がある為にそちらに設置することに している。 ◆5インチベイの準備 5インチベイではほとんどの場合はWindowsのインストールで必要な為に CD−ROMを取り付ける事となるだろう。 今回は5インチベイにMOも取り付ける為にフロントパネルにあるダミーパネルを 取り外しておく様にする。 取り外しに関してはどのケースも同じだと思うが、フロントパネルを裏側から見ると 右図の様にダミーパネルの両端が爪の様になっており、この部分でひっかかりダミー パネルが取り付けてある。 CD−ROMを取り付ける位置については好みであるが、タワー型ケースを机に 乗せて使う場合は下側にあった方がCDの出し入れがし易く、逆に机の下に設置する 場合は上側にCD−ROMがあった方が利用しやすいだろう。 また、このケースの気に入っている点の一つに電源スイッチが一番上にある事で、 机の下に設置するとどうしても電源スイッチが低過ぎてしまう為にこのケースでは 良い位置にスイッチがある。 ダミーパネルを取り外すと右図の様に余ってしまうが、ドライブの入れ換えや ケースを別の目的に使用する場合等に必要になって来る為に、ダミーパネル等の 余った部品はマザーボードの箱にでも入れておき保管する様にする。 今回使用したケースでは5インチベイのダミーカバーがかなり大きな幅のまま 外れてくるが、左上図を見てもらうとわかる様に通常の5インチドライブの幅だけ でなくその両端まで一体となって外れてくる。 FREEWAYデザインのケースもVIPで使用しているデザインは良いのだが、 一般市販のケースとなるとどうも好きになれなかった。 その中で今回使用したケースは実物を見た事がなく、この5インチベイ周辺が スッキリしている事が購入するキッカケとなった。 ところが5インチベイの両端部分までもが外れる為に、左図の様な5インチベイの 両サイドをふさぐ為のサブパネルが付属しておりこれを取り付ける様になっている。 このサブパネルの差し込みは右図の様にケースフロントパネルの両端にある四角い 穴にサブパネルの突起を差し込む様にして取り付けるが、このサプパネルには取り付け 方向があり気を付けないとどちらにも差し込まれてしまいなかなか外せなくなって しまう為に、取り付けの際には十分方向を確認して取り付ける様にする。 間違えて逆に取り付けてしまうとパネルから若干はみ出す為にわかるが、厚みが 絞り込んである方がケースパネルの外側に向く様に取り付ければよい。 取り付けると左図の様になりデザイン的に合う様にはなるが、元々この様な デザインで作っておいて5インチベイ部分だけにダミーパネルが有った方が ケース製作上は簡単なのではないかと思うが・・・ また、この両サイドのサブパネルは小さい為にか今回購入したケースには入って おらず欠品となっていた。 今回は近所のTWOTOPから購入しており、不足している事を電話で連絡し FAXにてレシートを送った事で不足部品を送って頂いた。 本来は来店頂いてケース毎交換との事でしたが、どうしても週末まで完成させたい 為に無理言って部品だけ送って頂いた。 ◆パネルの取り付け 5インチベイや3.5インチベイを使用する際にはフロントパネルにあるダミー パネルだけ取り外しても使用できず、右図の様にケースのシャーシには各ドライブ ベイは板金でふさいである為に使用する際には取り外す必要がある。 CD−ROM1台分の5インチベイ1つとフロッピードライブ1台分の3.5 インチベイ1つは取り外されてある場合があるが、CD−ROMドライブなどは 上下どちらに取り付けるかによっては別の部分を取り外す必要が出てくるであろう。 取り外しの際にはマイナスドライバー等でこじ開けるようにし、後は右上図の様に 手で板金を往復に揺らす様に回転させ、板金が取り付けてある部分をネジ切る様に して取り外す。 左図では必要な部分だけを切り取っているが、補強などの面ではそれほど心配が ない為に、以後増設の予定があるのであればこのシャーシ側の板金は全て取り外して おいた方が次回に作業が簡単に進むであろう。 また3.5インチベイの下側には更にハードディスク用の3.5インチベイがあるが、 この部分を固定しているネジがフロントパネル面にもあり、今回のケースではこのネジが 取り付けられていなかった。 まぁドライブを取り付ける際に取り外す事を前提にネジが取り付けていないのだが、 この部分のネジがなくても横で固定しているネジがあれば外れる事はないと思うが、 できればネジが緩む事を想定するとこの部分のネジも取り付けておいた方が良い。 また右図では下の部分に白いフィルターが見えるが、フロントに付いているファンが 吸い込み方向に取り付けてある為にフィルターが取り付けてある。 このフィルターも購入の際に箱から出すと外れてしまっていた為に、もしも外れて いない様でも一度はフロントパネルを取り外して確認しておいた方が良い。 必要なドライブが取り付けられる準備が整ったら、フロントパネルを左図の様にして 両サイドにある爪を合わせて取り付ける様にする。 フロントパネルの爪は間違えて差し込み無理に押し込むと破損してしまう為に、フロント パネルを取り付ける際には爪の位置関係を十分に確認しながら押し込む様にする。 また普通は確認をしなくても大丈夫なのだが、シャーシ側に付いているスイッチや LEDとパネル側の位置関係も確認しておくとよい。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 自作DOS/V選択メニューに戻る Celeron300Aメニューに戻る |