◆ケースの分解
今回使用したケースはＦＲＥＥＷＡＹデザインのＡＴＸケースであり、元々は
ＴＯＷＴＯＰから販売されているＶＩＰシリーズで使用されていたケースのフロント
パネルを変更した物である。このＦＲＥＥＷＡＹデザインのケースには内部シャーシは共通でもフロントパネル 違いで２〜３種類有り、これまで一般販売されていたフロントパネルのデザインが好きで なくたまたま店頭に出向いた際に見つけたケースがこれである。
今回使用したケースはミドルタワーサイズで、型式がＦＷ-ＹＣＣ-ＸＳとなっており 電源サイズでも若干型式の末尾が違っている為に注意が必要である。
このケースにはＶＩＰシリーズと同様に冷却用のファンがリアパネルに２つと
フロントパネルに１つの合計３つが標準で搭載されている。ケースの選択で問題になるのがPentiumUやVのＳｌｏｔ１サイズのＣＰＵを使用する 際にはＣＰＵが電源と当たってしまわないかどうかである。
ミニタワーだとかなり心配だが、ミドルタワーでも左図の様に電源自体の取り付けが ケースの上部に寄っていた方がＣＰＵとの干渉の可能性が少ない。
このケースのカバーは２分割構造となっており、右図のケース背面から見て右側の
側版だけを取り外せる様になっており、拡張カードやメモリーにＣＰＵ等の交換が
容易に出来る様になってる。またこのケースカバーを取り外す際には、ドライバーを用意する面倒な事をせずとも ネジ頭が手で回せる様になっているタイプが使用されている為に取り外しが簡単である。
この右側板の取り外しには右図の様にケース背面の右側に有るネジを２個取り外す だけでカバーの取り外しが可能となる。
側板が取り付けてあったネジ２個を取り外したら、側板を取り外す前に側板自体を
ケース背面側にスライドさせてから左図の様に側板自体を上側より多少開いてから上
に持ち上げると取り外す事が出来る。この側板上部の内側にはシャーシに側板が引っ掛けられる様にして有る為に、側版を ケース背面方向にスライドさせないと絶対に取り外せない事になっている。
また側板下部内側には、ケースシャーシ下部に引っ掛かる様な構造になっている為に ここも無理に引っ張らずに左図の様に側板上部を開いてから持ち上げる様にする必要が ある。
このケースにマザーボードを組み付ける際には上記の様な側板だけの取り外しでは
マザーボードシャーシが取り出せない為に組み付ける事が出来ない。その為にもう反対側のカバーも取り外すが、このケースでは左側板と天板が一体 構造となっている。
この左側板を取り外すには右側板と同様の位置で対照的な部分に２個のカバー固定 ネジが有る為にこれを取り外しておく。
更に天板も一体式になっている為に、ケース背面の上部に有る取り付けネジも
予め取り外しておく様にする。ネジが合計３個取り外せると左図の様にケースカバーを斜めに倒す事ができる 様になって、左図位まで開けたならばそのままケースカバーを真上に持ち上げれば ケースカバーが全て取り外す事が出来る。
その際には、右カバーと同様にケースシャーシと引っ掛けてある部分などを 破損しない様に気をつけて取り外す様にする。
ケースを開けると内部には右図の様な小物が箱に入ったままで出てくるが、今回
購入したケースでは不足部品があり後で宅配便にて送ってもらった。その為にできるのであれば、購入したショップで付属品のチェックを行って来た 方が良いかもしれない。
付属品に関してはフロッピードライブのパネルとリアのコネクターパネルの他に、 ５インチベイ両サイドの飾りやネジ類と電源ケーブルが出てくるが、付属品をチェック するパーツ一覧表が無い為に何が不足しているかがわからない。
次にマザーボードを取り付ける為のマザーボード取り付けシャーシを引き出すが、
取り外しの前に左図の様に電源の間下である部分にあるネジを取り外しておく。本来はマザーボード取り付けシャーシはケース内部でも２箇所ほど固定できる 様になっているが、ケース購入直後は左図の部分にある１箇所のみで固定されている。
もしもこのネジを取り外しただけでマザーボード取り付け用のシャーシが引き出せない 場合は内部も固定されている恐れが有る為に確認してみると良い。
このマザーボード取り付け用シャーシを固定しているネジを取り外すと、右図の様に
シャーシだけ引き出せる様になる。このマザーボード取り付け用シャーシはただ引き出しただけでなく、完全に引き出して ケースから取り外してしまい組み付けた方が作業性が良いだろう。
このシャーシを引き出す際には、背面部分に取り付けてある冷却用のファンから出て いる線材に注意しながらシャーシを引き抜き、この線材に傷等を付けてしまいショート しない様に注意して作業する必要がある。
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