マザーボードへのCPU/メモリー他を実装



◆CPUの取り付け
 今回はCPUにインテル製のPentiumV700MHz使用しているが、い つもどの辺のCPUクロックを購入するか迷う所である。
 またCeleronにするとかなり安くなるかもっと高速なCPUが購入できる が、今回は丁度きりの良いクロックと言う事で700MHzを選択した。
 しかしバスクロックをすっかり忘れていて、700MHzだとバスクロックは1 00MHzとなっており、もうワンクロックアップした733MHzにするとバス クロックが133MHzとなる事を忘れていた為に今回はチョット無駄な買い方と なってしまった。
 今回はマザーボードもSocket370とする為にCUSL2を選択肢した為 にCPUの形状は以前の大きなSlot1とは異なり左図の様になり、ピン数は若 干違うが以前のSocket7の頃に戻った感じである。
 マザーボードのCPUソケットも右図の様にSocket7の頃と全く同じで、 CPUソケットの横にある固定レバーを持ち上げて立てておき、CPUを入れる為 の準備をしておく必要がある。
 CPUは差し込む方向があり、この頃のPentiumVでは左図の様にセット するが、実際にはCPUの底にあるICのピンとソケットのピン挿し込み穴の形状 を比べて同じ方向になる様に差し込む必要がある。
 CPUがしっかりソケットに挿し込んだならば、CPUをソケットに押し付けな がら固定レバーを倒してCPUを固定するようにする。
 この際には必ずCPU自体をソケットに押し付けておく様にし、右図の様にCP Uを乗せただけでレバーを倒すと、CPUが若干動きソケットから浮き上がってく る可能性があり、これが原因で接触不良状態となってしまう恐れがある為に注意し て取り付ける様にする。
 今回使用したPentiumV700MHzはIntelのファンがセットにな っているタイプを使用した為に箱の中にファンとCPUが一体となって収納されて いる。
 その為に以前のSocket7の頃の様にCPUファンを別途購入すると言う必 要が無く、ノーマルクロックのままで動作させるにはこのファンを使用すれば十分 で、もしも多少のオーバークロックで動作さたとしても別途ファンを買い替えなく とも十分であろう。
 CPUファンは右上図の様に放熱器と一体型となっており、CPUに密着する側 には左上図の様に熱伝導の良い糊状のテープが貼ってある為に注意して作業する。
 CPUファンの取り付ける方向は、放熱器の左右から出ている固定金具の長さが 違い、長い方を右上図の様にソケットのレバー付け根のソケットの幅が広くなって いる方に向けて取り付け、先に金具の短い方を左上図の様にソケットの突起部分に ひっかけておく様にする。
 そして金具の長い方を右上図の様にソケットの突起へと引っ掛ける訳だが、この 金具の幅もあまり広くない事から手だけでは押せないだろう。
 その為にラジペン等を使用して金具を引っ掛けるが、その際に金具から工具が滑 り落ちマザーボード上面等にキズを付けない様に十分注意して作業する。
 CPUファンの電源は今回使用したASUS製のCUSL2マザーボードでもマ ザーボード自体から供給できる様になっている。
 その為に左図の様にCPUソケットの隣にあるメモリーソケット周辺を探すとす ぐ近くにあり、ファンに付属しているコネクター形状がピッタリ合う様になってい る。
 このコネクターによりファンへの電源供給とファンの回転数を検出する信号が接 続される様になり、マザーボードのBIOS内部やマザーボードメーカーから供給 される温度表示ユーティリティ等を使用する事でCPUの温度をモニターディスプ レィ上から確認できるようになっている。


◆メモリーの取り付け
 今回使用したメモリーは128MBのDIMMで、PC100対応のCL2を使 用しているが、もしもPentiumV733MHzを使用した場合には133M Hzのバスクロックで動作させる為にPC133のメモリーを入れておく必要があ る。
 しかし先々を考えればバスクロックも133MHzになってしまうのは当然の為 に、もしもCeleronの66MHzやPentiumVでも100MHzのバ スクロックでもPC133のメモリーを使用しておくのもよいだろう。
 しかし、PC100の場合はCL2が標準的になって来ているが、PC133の 場合にはほとんどがCL3しか無い様である。
 スペック的にはCL2の方が速い訳だが、PC100とPC133とバスクロッ クが速くなった方がCL2とCL3を気にするよりもよいのかも知れない
 DIMMのメモリーを取り付ける際には左図の様にメモリーソケットの両端にあ る白いストッパーを開いた所にメモリーを差し込む様にする。
 メモリーについては上記でも少し記したが、PC100対応品にもCL2とCL 3があり、PC100初期の製品にCL3が存在するが、後で増設する場合にCL 3とCL2が混在しない様に注意する必要がある。
 これらが混在してしまうと動作途中で誤動作する場合があるらしく、全く動かない 場合もある様だが厄介である。
 メモリーの差し込みは両端を交互に少しずつ押して差し込むが、実際に差し込むと メモリーを倒してしまうかたちに力がかかってしまい、にガイドから抜けるほど倒れ てメモリーを破損してしまう可能性がある。
 その為に作業にはメモリーの両端を両手ではさむ様にして差し込んだ方が安全に 差し込めるだろう。
 また差し込みには破損しない様にゆっくり差し込むと、かえって斜めに差し込み 易い為に一気に差し込んだ方が確実に差し込めるだろう。
 しかし、一気に差し込むからといって力を入れ過ぎるとマザーボードかメモリー ソケットを破損してしまう可能性もある為に、差し込む際にはメモリーがソケットに キチンと差し込まれる位置にあるかどうかを確認してから作業する。


◆その他の配線
 通常ATXケースには電源にある冷却ファンのみの為にファンの配線はCPUのみと なる場合がほとんどだが、今回利用したFREEWAYデザインのケースではケースに 2つのファンが付いている。
 そのケースファンの一つである左図のマザーボード取り付けシャーシのパネル面に あるファンの配線を行う必要があるが、これはマザーボードにあるシャーシファン 接続用のコネクターに接続するようにする。
 ケースによってはこのシャーシファンにも回転数検出センサーが付いている物も あり、センサーが付いていればマザーボードBIOS等からファンの回転状況が 確認できる様になる。
 これらの組み付けにより右図の様にマザーボード取り付けシャーシに関する作業が 全て完了した事になり、この状態のままでケースのリアパネルからマザーボード シャーシを差し込む様にする。
 また、ケースに差し込んでしまう前に各カードやCPUにメモリー等の差し込み 具合をもう一度確認しておく様にする。
 これはケースにマザーボード取り付けシャーシを差し込んでしまうと、ケースに 覆われて全体が見渡しにくくなってしまう為である。
 また、USBを多く利用する場合には左上図にあるような、マザーボードに付属 の拡張USBパネルも取り付けておくとよいだろう。



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