メモリーカードリーダの取り付け



◆今回使用したカードリーダー紹介
 以前から必ず内臓物だけを使用する為にメーモリーカードリーダーの 種類が少なくSCSI製品を使用していた。
 しかしSCSI製品もだいぶ前から無くなりつつあり、マザーボード のチップセットも色々と変わってしまい以前のSCSIをそのまま使用 するには安定性に不安があった。
 最近ではUSB端子も標準装備があたりまえになり、たいぶ動作的に 安定して来ている様なので今回初めてUSBタイプのメモリーカードリ ーダーを使用してみた。
 しかしやはり外付け製品では設置場所に困り、着脱が多くなるとその ぶん接触不良による安定性の問題が発生する可能性が高い為に、今回も 内臓タイプの製品を選択してみた。
 その製品が右上図の物で取扱説明書等も日本語で提供されており、C D内にはドライバーだけでなくインストール方法等の説明書がPDF形 式で供給されていたりと親切である。
 今回購入した製品は6メディア対応だったが実際には同社の製品で7 メディア対応の製品が出ている様だったが、購入の段階ではまだ扱って おらずスマートメディアとコンパクトフラッシュだけ使えればよかった 為に6メディア対応品を購入した。
 本体のサイズは3.5インチベイに取り付けるサイズで、フロントパ ネルには左図の様に4つのスロットがあり、2メディア分はスロットを 共用する様である。
 USBコネクターへの接続も一旦PCケース背面から出て、リアパネ ルにあるUSBコネクターへの接続かと思われたが、実際には右上図の 様に本体背面から出ているUSBケーブル先端には別のコネクターが付 いていた。
 これはよくPCケース正面にあるUSB端子が使用している様に、マ ザーボード上のUSB拡張端子をそのまま使用するタイプである。
 その為に、ケース内部で配線が済みケーブルが一旦ケースから出ると 言う様な事も無くスッキリした配線となる。


◆5インチ変換ベイの組み立て
 今回のPCケースには3.5インチベイが1つしかない為に5インチ ベイ部分に取り付ける必要がある。
 しかしこの製品には3.5⇒5インチ変換アダプタが付属しておらず 、左図の様な変換アダプタを別途用意する必要がある。
 この変換アダプタには左図の様に全て樹脂で出来ているタイプと取り 付け部分が金属でできているタイプの2種類があるが、樹脂タイプでは 1度ネジを取り付けると2度と利用でき無くなるだけでなく、タッピン グネジで樹脂部分に取り付ける為に力の加減ではしっかりと固定できな い恐れがある。
 その為に全て樹脂製の製品よりは金属製の変換アダプタの使用をお薦 めする。
 この5インチへの変換アダプタは、左図の様に一旦3.5インチサイ ズの製品をパネル背面よりセットし、製品の両端若しくは真下からの固 定ができる様になっている。
 今回は右図の様に製品を両端から固定する方法を利用したが、取り付 けネジは5インチ幅の板金に開いている穴にプラスドライバーを挿し込 んで行う様になっている。
 この変換アダプタの固定方法も位置が決まっており、変換アダプタの パネルに製品パネルを当てる事によりおのずと固定ネジ位置が決まる様 になっている。
 その為に標準的な3.5インチベイサイズの取り付けになっていない 製品では取り付け出来なくなる恐れがある。
 また、変換アダプタのパネルが実際の3.5インチ製品のパネルサイ ズより小さい事から、右図の様に必ずパネルが凹んで見えてしまう事が あるが、実際には製品パネルと同じサイズで開いている変換アダプタも ある為に探してみると良いだろう。


◆カードリーダの取り付け
 5インチサイズに変換したアダプタをPCケースに取り付ける際には 、CDドライブを取り付ける方法と全く同じで左図の様にPCケース正 面から挿し込んで、右図の様にドライブの両端からネジで固定するだけ である。
 この場合にもネジを仮止めしておき、変換アダプタのパネル面がPC ケースパネル面と合わせてから固定する様にする。


◆USB信号の配線接続
 USBケーブルの接続についてはマザーボードの取扱説明書を確認し てから行うが、マザーボードの拡張USBコネクターはASUS製のマ ザーボードではそのまま挿し込んで使える様である。
 しかし、コネクター自体が逆挿し防止構造となっていない為に、必ず 逆挿しにならない様に十分注意して取り付ける様にする。
 また、マザーボードによっては内部に4つ前後の拡張ポートがあるが 、全て同じピン配列とは限らず全く違ったピン配列のコネクターが用意 されている場合がある。
 その為に、このマザーボード上の拡張USBコネクターを使用する際 には、メモリーカードリーダーの接続説明書とマザーボードの取扱説明 書のコネクターピン配列等を十分に確認してから接続する様にする。
 今回使用したP4P800のマザーボードでは、右上図の様に手前か ら2本出ている線がPCケースフロントパネルにあるUSBコネクター へ出ている端子で、その右側から出ている線材が今回接続したメモリー カードリーダー用のUSBケーブルである。


◆ドライブ類の追加状態
 左図が今回ドライブ類を増設したPCケースのフロントパネル状態で 、その5インチベイ部分を拡大したものが右図である。
 ViPケースも以前と比べると白っぽくなり、右図の様にリコーのド ライブとは色合いが良さそうであるが、その下にあるCDドライブとメ モリーカードリーダーは以前のViPケースには丁度良かったが今回の ViPケースは白っぽい為に黄色っぽくアンバランスである。
 フロッピードライブも左図の様に標準添付品だけあって色合いもピッ タリだが、最近ではOSのインストール時にもブートCDの為にフロッ ピードライブを使用しなくなってきている。
 OSが立ち上がってからも製品自体のドライバーもCDで提供されて いるケースが多くなり、そろそろフロッピードライブは無くても間に合 ってしまう時代になって来た様である。
 その為に、今後はフロッピーレスにしてしまいこのフロッピードライ ブを取り外した部分にメモリーカードリーダを取り付ける等すれば、5 インチへの変換ベイ等を使用する必要も無くなりこの変換アダプタや製 品とPCケースとの色違いがあまり目立たなくなるのかも知れない。



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