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リムーバブルユニットの取り付け

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◆製品について
remove-kit.jpg  だいぶ前からCD−ROMドライブどころかフロッピーディスクドライブまでもが 排除されたノート型パソコンが多く、外付けどころか別売になっている場合さえ有る。
 特に今回頂いたLibretto20では、なんとフロッピーディスクドライブが 別売で2万円前後となっている他、CD−ROMドライブやSCSIカード等を一式 揃えると結構な金額になってしまう。
 そこで右図の様な2.5インチリムーバブルケースを使用し、ノート型で使用されている 2.5インチHDDに直接書き込む様にする。
 今回使用したケースはJusty製のSI−117Aで、近所のショップで \4,980であった。
base-unit.jpg  HDDケースは樹脂製であるが、左図に有る様にPC本体に取りつける方は 全てスチール製の為にかなり丈夫にでききている。
 左図の奥の方に見える黒く四角い物がHDDケース側とのコネクターで、 その右隣にあるスイッチがHDDケースの有無を確認しているスイッチの様である。
 しかし、リムーバブルケースの抜き差しは電源を切ってから行う様にする。
 このケースを本体に取りつけるネジも4本付属している。
hdd-case.jpg  HDDを組みこむケースが右図の様になっており、ケースが上下2分割構造に なっている。
 右図の向かって左側のケースが下部で右側に有るのが上部となっており、 右側の上部ケースにHDDアクセス用LEDが取りつけて有る為に、HDD用の コネクター基板がこちらに付いている。
 ケースの中心に黒い四角い物が見えるがこれは両面テープの付いたスポンジで、 HDD自体をケースで挟みこむ様になっている。
 この両面テープ付きスポンジは一定の長さでキットに付属しており、自分で 上下のカバーそれぞれにに張りつける必要が有る。
 当然ながら右上図の様にHDDの下面に長い物を使用し、ちょっと厚みの有る 短い物を上側のカバーに取りつける。
 これら上下のカバーを固定するネジも4本付属しており、右上図でもわかる様に カバー下から固定するが、上カバーのネジが取り付く方に真鍮製の様な物による タップを立てた物がケースに埋め込まれている為に、今回の様にインストール等で 何度も着脱する場合にはネジ部分の破損を考えるとお買い得であった。
conect.jpg  左図がケースのコネクター部分で、手に持っている方がHDDケース内に取り付く コネクターで、どちら側のケースに付いたコネクターも基板で別のコネクターに 変換されている。
 下側にある本体取り付けケースのコネクターは、左側に見える金色のピン部分で IDEの40ピンとなっている為に、普通のIDEケーブルがそのまま差し込める様に なっている。
 左図ではよくわからないが、電源用のナイロンコネクターもHDDやCD−ROMで 使用されている物がそのまま利用できる為に、特別な変換を必要とせずそのまま 配線できる様になっている。

◆キットの取り付け
case-panel.jpg  この2.5インチリムーバブルケースは3.5インチベイに取り付けられる サイズとなっているが、5インチベイに取り付ける為にはマウントキットを別に 購入する必要がある。
 この5インチへのマウントキットは意外と高価な為に、特に使用しない限りは ケースの3.5インチベイに取り付けた方が安価である。
 ケースの3.5インチベイを右図の様に取りはずすが、実際は表面のプラスチック カバーの後ろの板金にもメクラでふさがれている。
 その為に実際はケースのフロントパネルを全て取り外してから作業した方が 簡単だが、右図の場合は一旦フロッピードライブを取り外してからケース表面の 3.5インチカバーを取り外し、マイナスドライバーで板金側のメクラを取り外して いるが、ケースによっては大変である。
base-set.jpg  その3.5インチベイのメクラカバーを取りはずした部分に今回購入した 2.5インチHDD用リムーバブルユニットの本体を差し込む。
 その際に板金のメクラ板を取り外した時のバリで、リムーバブルユニットの 両サイドがきつくなかなか差し込めなかった。
 その為にベイの内側がせまくきつい場合は無理に差し込まず、平ヤスリ等を 使用してベイのバリをきれいに削り落としてから差し込む様にする。
 今回の2.5インチリムーバブルユニット本体はスチール製の為に問題無かったが、 樹脂製やスチール製でも板金が薄い物だとリムーバブルユニット本体が変形して しまう恐れがある為に、無理せずに取り付けた方が無難である。
neji-set.jpg  2.5インチリムーバブルユニット本体は、右図の様にして付属のネジ4本を 使用して3.5インチのHDDやFDDを取り付けると同様に、両端より2本づつ のネジにより固定する。
 この取りつけネジはとりあえず仮止めとして4本共に緩めに締め付けておき、 ケースのフロンとパネルや右図の場合はFDDドライブ等のパネル面と同じ位置に 合わせてから両サイドのネジを完全に締め付ける様にする。
 この辺は見栄えの話の為に、右図のケースの様に3.5インチベイの右と左端で 高さが違う場合などには、5インチベイからの流れでバランスを考えて取り付ける事になる。

◆キットの配線
power-w.jpg  今回購入した2.5インチリムーバブルユニットは右図の様に電源供給コネクターが FDDドライブ以外で使用する普通のナイロンコネクターが使用できる様になっている。
 その為に右図の様にして空いている電源コネクターを差し込めば良いが、空いて いない場合は分岐ケーブル等を購入して接続する様にした方が良いだろう。
 またこのナイロンコネクターは逆差し防止にナイロンコネクターの角2箇所が たおれているが、無理して差し込めば入ってしまう恐れもある為に差し込む前には 目視で確認してから差し込んだ方が確実である。
ide-w.jpg  この2.5インチリムーバブルユニットはIDE用の為に、左図の様に40ピンの フラットケーブルである普通のIDEケーブルによってマザーボードに配線する。
 しかし左図でもわかる様に、2.5インチリムーバブルケース本体のIDE用の コネクターはピンが出ているだけで差し込む方向がわからない。
 逆差し防止のメクラ逃げのピンが1ピン切り取られているが、必ずしもIDE用の ケーブルにメクラがされているとは限らない。
 その為に左図の様にケーブル側のコネクターにある逆差し防止キーが上になる 様に取りつければ間違い無いのだが、ケーブルによってはこのキーも付いていない 物も有る様なので、実際の所は動作する方につなぎ直して試してみるしかない。
 ちなみにHDDやFDD等は逆差ししても壊れる事は無く、安心は出来ないが IDEもSCSIでもかなり逆差しを試してみたがまず壊れる事は無いだろう。
 しかし電源を入れたままでIDEケーブルを抜くのは厳禁で、必ず電源を遮断してから ケーブルをつなぎ直した方が無難であろう。



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