◆HOON TEC社製 拡張カード 従来のLiveではデジタル拡張端子が付いてはいたが、標準ではコアキシャル (同軸)のみとなっており光コネクターは標準で無かった。 しかし日本国内のデジタルオーディオ製品を見てみると、ほとんどと言って良いほど 光コネクターが搭載されており、中ではコアキシャルタイプが無い製品も少なくない。 また同軸ではRCAピンの接触不良が心配な他、コードを長くすると蛍光灯等の消灯 時のノイズ等が乗り易くあまりいいとは言えない。 またLiveには登録制の購入方法もあったが、現在では外付けの高価な物しかない 為にあまりお奨めしない。 そこで今回紹介するのがLiveにデジタルオーディオインターフェイスを拡張する キットで、右上図にある様なHOON TECH社製の製品を紹介する。 このキットは左図にあるデジタルコネクター基板と右上図にあるケーブル類とで 構成されており、近所のショップにて\5,980にて購入した。 このキットがあればわざわざ高価な光コネクターとセットのLiveを2〜3万で 購入する必要が無く、今回同時に購入したLive VALUEが\6,980の為に両方 購入しても1.5万円で納まってしまう。 ◆Live と Live VALUE 現在のLiveではシリーズが多く、私が購入した時にはLiveは1種類で あったが、その後にVALUEが出てからというものはGEやSEやプラチナとか 現在では種類が多く全ての製品が手元に無い為に違いは不明である。 ここでは元々のLiveとVALUEタイプとを比較してみるが、基本性能と してはどちらも同じだと思われ、拡張関係等が若干使用が異なっている様である。 左図が販売当初のLiveであり、パネル面のミニジャックは全て金メッキが 施されており、カードの上部には拡張コネクターがフル実装されているのが わかると思う。 製品にはこの他にCDのデジタル接続ケーブルとMIDI&GAMEケーブルと スタンド付きマイクにコアキシャルのみの拡張カードが添付されている。 更にサウンドフォントCDが2枚添付されており、その他にインストールCDが 2枚(うち1枚はアプリ)も添付されている。 これだけ付いている為にかなり高価で、確か定価で\32,800ぐらいだったと思うが これを当初\26,800位での購入だったと思う。 更にオプションで光コネクター基板が\5,480ぐらいだったと思うので、合計で3万円 ものカードとなってしまっていた。 右図が今回光コネクターキットと同時購入したLiveのVALUEで、基板の 実装部品を見る限りはほとんど変わり無く、カードの上部に取り付けてある拡張 コネクターで右から2番目の【I2S_IN】のコネクターのみ取り外されている。 この他にも若干のジャンパーやコネクターに違いがあるものの、ほとんどと言っ ていいほど違いは無く、一番違っていたのがカード右側にある拡張コネクターで あった。 この部分が今回の拡張光コネクターキットが使用する部分である。 そのコネクター部分を拡大したのが左図で、上がLiveで下がVALUEで あるが、拡張コネクターのピン数が違っているのがわかると思う。 たぶんLiveの方に8chのデジタルアンプ&スピーカの様な物がオプションで 付けられる為にそれらの拡張信号も出ているのではないかと思われる。 しかし、通常はデジタルオーディオ信号だけ取り出せれば、MP3を再生しながら MD等に直にデジタル録音が可能となる為にこれだけあれば十分である。 この様にLiveの種類によってコネクターが違うわけだが、今回購入した拡張 キットの接続コネクターには左図手前にある様に、どちらのLiveででも使用できる 様に2つのコネクターが用意されていた。 また右図のコネクターはCDデジタル入力コネクターである。 今回の拡張キット内にも専用のコネクターでCDからのデジタル入力が可能の様だが、 ケーブルが付いていない為にすぐに接続する事は不可能である。 またこのLiveに付いているCD用のデジタル入力コネクターは、CD−ROM ドライブの背面にあるコネクターと同形状である為にどこかで販売されているのでは と思うが、近所のショップ2軒に聞いてみたが扱っていなかった。 もっとも、以前に購入したLiveには付いていたのだが、これを使用して同じ CD−ROMドライブで音楽を再生してみた所、やはりデジタルで接続した方が音が 良くなる事は確かであった。 まぁCD−ROMドライブが50倍速でも1万円しない製品に付いているDAコン バータよりもサウンドカードのDAコンバータの方が音が良いのも当然である。 ◆拡張カードの比較 右図が今回購入したデジタル拡張キットとクリエイティブからオプションで購入した 光デジタル拡張基板であるが、コネクター部分が大きい分クリエイティブ製のが多少 大きいが、実装されている部品にほとんど違いがない為にほぼ同じ大きさである。 価格も大差ないが、クリエイティブ製のは一般販売を行わなかった為に別途送料が かかってしまう分余計に費用がかかってしまう。 どれだけの多くの信号を使用しているのかはわからないが、クリエイティブ製のは 40ピンのフラットケーブルにて拡張カードを接続している為にLiveと隣同士に 並べて配置しないとまたいだカードの配線の邪魔になってしまう。 その点では今回購入したHOONTECH製の拡張カードであればLiveとの 接続に4Pinの小型コネクターを使用している為にケーブルも細く、Liveと 拡張カードの間に他のカードを配置してもケーブルが邪魔になる事はないだろう。 また、この拡張カードで気を付けなければならないのが配置方法で、この拡張カードの 上側面に位置するカードの光コネクター部分に突起がない事である。 これは拡張カードに使用されている光コネクターがあまりにも大きく、本来光コネクター をパネル面にネジ止めできるタイプを使用しているが、AT互換機用のパネルは幅が せまくこの取り付けネジ部分がパネルから飛び出してしまっている。 その為に隣のカードの基板自体に接触してしまう為に、できればISA側のの一番端 に配置するなど若干の考慮を必要とするかもしれない。 その点では右図のクリエイティブ純正品では突起の無い光コネクターを使用している 為にどこに取り付けても他のカードとの接触を気にする必要は無い。 そして今回気付いた事であるが、クリエイティブからこのデジタル拡張カードを購入 する際にLiveかVALUEかを選択する必要があったが、今回のLive基板を 比べて拡張コネクターが違っている事がわかったが、右図の拡張基板をよく見てみると 基板左中央にVALUE用らしきコネクターが実装されていた。 その為にケーブルさえあればクリエイティブ製の拡張カードもLiveでも VALUEにでも使用できるのではないかと思われた。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 拡張関連選択メニューに戻る SB-Liveメニューに戻る |