キーボード/マウス/ディスプレィ切換器 ◆CangerKVM 製品紹介 PCの台数を増やしたい場合はキーボードにマウスとディスプレィ等も必要となり、 最近ではディスプレィも安価になったもののPCの中では高価な部品である。 また、購入しても設置場所に困ってしまう場合が多く、自宅にPCを2セットも 置いておくにはあまりにも多くのスペースを取ってしまう。 そんな時には右図の様なCorega製の切換器が便利である。 この製品はPC2台のキーボードとマウスにディスプレィの3つを切り換えてくれる 物で、1セットでPCの本体2台を使える様にするものである。 切換には本体にあるスイッチを押すか、便利なのはキーボードのコントロール [Ctrl]キーをダブルクリックすると切り換わってくれる。 その為に本体を手の届く所に設置する必要は無く、PCの後側やディスプレィの 後ろなどに設置しておく事もできる為に、設置場所を選ばず便利な製品である。 右上の製品は私が購入した時のRev.B2の製品であり、左図にあるのが Rev.Dであるが包装用の箱が違うぐらいで機能的には変わりない。 価格も2万円弱で、最近では17インチディスプレィも安くなってきているが、 設置場所に困ってしまう場合には便利な製品である。 ◆ChangerKVM 使用上の問題点 この製品で困った事はキーボードやマウスがうまく動作してくれない事があり、 取扱説明書にはMSマウス互換品と書いてある為に、確かに他メーカーのマウスを 使用すると全く動作しない事があった。 しかし、取扱説明書にはマウスの事に限って製品を限定していたが、実際に使用 してみるとキーボードやマザーボードにも使用できない物がある様である。 まず大丈夫なのはASUS製のP3B−FにGATEWAYやミツミのキーボードを 使用するとキーボード自体が初期化されず動作不能となる。 しかし、このキーボードを同じASUS製のTX97−Xで使用すると正常に動作 するのであるが、上記PCを2台接続しておきTX97−X側から起動すると100% 起動するのに対して、P3B−Fから起動すると10%前後の確立でしか立ち上がら ない。 また、同じASUS製のCUSL2やCUSL2−M等で使用すると大丈夫の様で ある。 上記で説明した様にリビジョンの違う製品を比較できる機会があった為に、もしか したら問題が解決するのではと思われたが、残念ながらこの件に関しては全く改善 されていなかった。 最初は左図の様に付属ケーブルのコネクターが多少違っていたので、ケーブルの問題 かと思われたがケーブルの原因でもなかった。 しかし、GATEWAYに付属のキーボード延長ケーブルを接続して使用すると、 今まで動作していたASUS製のTX97−Xマザーでも全く動作しなくなるのを 確認している。 また、上記の組合せで動作しない物のキーボードだけをOKI製のキーボードに 交換すると正常に動作する事も確認している。 この様に製品の組合せによってはかなり不安定な製品である事は確かな様だ。 また、Coregaへの問い合わせもホームページを持っていてしてもメールでの 問い合わせを受け付けておらず、受付時間が平日しかないと言う事もあり未だに問い 合わせはしていないが、この製品に関しては私はもうあきらめている為に問い合わせる 気にもならない。 これは多分、キーボードから切り換えられる様にしている回路がパワーオン時に キーボードからのゴミデータを受け取ってしまう事からかと思われる。 内部を見てみないと何とも言えないが、このChangerKVMのパワーオン リセット回路の立ち上がり時間を延ばしてみると直るかもしれない。 しかしキーボードからのシリアルデータを受信する部分にパワーオン時のゴミ データが残っていると結局は誤動作の原因となるだろう。 しかし、この製品が何台生産されたかは知らないが、会社の装置にも付けようと 購入したが、危なくてとても採用するわけには行かなかった。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 拡張関連選択メニューに戻る CangerKVMメニューに戻る |