DW1640ドライブの紹介 ◆DVDは−メディアが主流? DVDの書き込みドライブを使い始めてからずっと+メディアだ けを使い続けてきたが、ここ数年でDVDレコーダの普及が進んだ 性もありどうしても−メディアを使用する人が多くなった。 その理由としてはDVDレコーダの90%以上が−メディアを採 用している為で、中には東芝製の一時期のモデルでは+メディアに DVD Video形式で書き込んでも読み込まないと言う製品さ えもあったが、後のモデルでは読み込める様になった様である。 一番困るのは書き込んで欲しいと言われ−メディアを持って来ら れる事で、とりあえずLITE−ONのドライブを1台用意してあ った為にこちらで対応していた。 そんな事もあり、最近ではやっと2層記録ドライブも安価になっ た事や、メディアは−が標準になりつつある事などから自宅PCの ドライブを全て±2層記録対応ドライブにする事にした。 ◆DVDドライブを選択する ドライブの購入の際にはPioneer等も考慮したのだが、ラ イティングソフトにneroを長年使用してきてみて、リコー製等 の国産ドライブでCD−RWでオーディオ形式で書き込み後にトラ ブル事が多かったが、LITE−ON等のドライブでは全く問題が 起こらなかった事から、今回の購入時には国産製のドライブは対象 外とした。 また、最近ではマルチドライブよりもDVD−RAM関係も扱え るスーパーマルチドライブも数多く出てきているが、DVD−RA Mの必要性は全く無く、対応メディアが多くなるにつれアクセスが 遅くなったり光学系の問題等々が発生しても困る為に、今回はあえ てスーパーマルチドライブも全て対象外とした。 あとはどこのドライブにするか悩む所ではあったが、たまたま会 社で10台近くPCを購入する事になり、スペック重視でPCシッ ョプの組み立てキットを購入した際に付いてきたドライブを参考に する事にしたが、昨年同シッョプから購入した際にはLITE−O N製だったのだが、今回購入した物にはBENQ製のドライブが付 いてきた。 これが今回購入したBENQ製のDW1640なのだが、何点か の問題があったがファームウェアの書き換えにより全く問題が無く なった事により購入する事になった。 ◆DVDドライブの購入 PCショップを調べてみるとこのDW1640はかなり格安で、 税込みでも5,000円弱と言う安さであった事もあり、自宅にあ るPC4台全てに装着する事にした。 PCショップで送料無料キャンペーン時期と言う事もあり、とり あえず2台購入して使用してみる事にしたが、左図が最初に届いた 2台のドライブであるが、会社で購入した物と右図の様にパネル面 にある印刷文字やパネルカラーも全く一緒である。 このドライブは白ベゼルと言う事で購入したが、どちらかと言う と薄いベージュがかった色をしており、チョッと前に流行った完全 でない白色のケースにピッタリのカラーである。 5,000円弱のドライブなのだが、このパッケージには左図の 様にneroのCDが付属しているのだが、何故か同じneroの CDが2枚ずつ付属していた。 最初は余計に多く入ってきたと思っていたが、後で別のPCショ ップから購入した2台や、会社で購入した物を確認してみたらDV DプレーヤCDが無く、nero2枚ではなくneroとWinD VDのCDがセットで付属している様であった為に、もしも購入し た際にこの様に同じCDが2枚入っていたらショップへ問い合わせ てみると良いだろう。 この付属しているneroはバージョン6であるが通常版ではな く簡単設定メニューのnero EXPRESS6で、この他にも nero VISION EXPRESS2等も付属している。 同じnero6なのだが通常版を使い慣れていると簡単設定メニ ューは使い難いものがあり、初めてneroを使う人には良いのか も知れないのだが、元々右上図の様に通常版のnero6を使用し ていた為にこれをそのまま使う事にした。 また、2005年12月に発売されたnero7も購入した為に これからはこちらに移行する予定でいるが、購入直後チョッとした 問題があり解決しなかった為にまだnero6を使用しているが、 nero7のnero VISION4がVOBファイルの編集が 可能な為に現在はこの機能だけを利用している。 ◆取り付け ドライブの取り付けは今更言うまでもないが、左図の様にドライ ブの両サイドには4つずつの取り付けネジが開いている為に、最低 でも両サイド2つずつのネジで固定する様にする。 その際に注意する事はミリネジで固定する様にする必要があり、 ハードディスクやケース関係のネジは全てインチネジを使用してい る為に、ねじ山をよく確認して固定する様にする。 このドライブには取り付けネジやIDEケーブルにオーディオケ ーブルは一切付属していない為に、現在使用しているドライブと入 れ替える場合には問題ないが、増設する場合には必要に応じて予め 購入しておく必要がある。 特に、メーカー製のPCだけでなくショップブランドPCでも、 IDEケーブルが1対2ではなく1対1のケーブルを使用している 場合がある為に、現在CDドライブが付いているからといって増設 する場合には確認しておく方が良いだろう。 また、このドライブにはデジタルオーディオ出力も付いている為 に、もしもサウンドカードにデジタル入力がありデジタルで接続す る場合には別途接続ケーブルも用意しておく必要があるだろう。 今回は以前から使用しているリコー製のドライブへの追加として 接続した為に、オーディオケーブルの接続は無くIDEケーブルだ けの接続としている。 パネルカラーは右図のようにリコー製のDVDドライブよりはベ ージュカラーで、以前から使用しているASUS製のCDドライブ とほぼ同じカラーの様でり、真っ白なケースの場合にはチョッと黄 ばんで見えるかも知れない。 トレイを開けると内部は黒色となっており、以前使用していたプ レクスターと同様にレーザーの乱反射防止を抑えているかどうかは 不明だが、トレイの開閉した感じでは静かでスピードも適度であり 、こちらも以前使用していたプレクスターと似ている感じがする。 ◆パネルの色違い そして1ヶ月位してからもう2台のPCにも増設しようとしたが 、以前購入したショップにて在庫切れとなってしまいなかなか次の 入荷がしなくなってしまった。 その為に、チョッと送料が高かったのだが別のPCショップから 購入する事にした。 自宅にドライブが届いてみるとまず右図の様にベゼルに書いてあ る文字が異なった為に発送ミスかと思われたが、ケースの型式を見 ると同じBENQ製のDW1640であった。 とりあえず1台をPCにセットしてみると、BIOSやWind owsでも間違いなくDW1640と認識している為に、おそらく OEM先によりこの様なベゼルが付いている物も存在するのだろう 。 こちらのドライブであれば左図の様にリコー製のDVDドライブ とカラーがほぼ同じで、これであれば真っ白なケースでも違和感無 く使用できるだろう。 ◆使用する前に・・・ このドライブは2005年6月頃から発売された様で、11月ま で購入した4台は生産時期こそ違えど同じファームウェアが書き込 まれている様であった。 購入直後のファームウェアバージョンを確認する場合には、左図 の様にドライブ底板にあるメーカー製のシールを調べるが、このシ ールの右下部分をよく見ると右図の様に記載されており、この右下 にある4文字がファームウェアのバージョンとなっている。 今回購入した4台のドライブでは右上図の様にファームウェアバ ージョンが【BSGB】となっており、これが一番初期のバージョ ンになっている様である。 もしも、ドライブをケースに入れてしまい分解するのが面倒な場 合には、Windowsのデバイスマネージャから、右図の様にD W1640のプロパティを開き、その中にある詳細タブを開くとフ ァームウェアのバージョンが確認できる様になっている。 しかし、できれば以下で説明するドライブのファームウェア書き 換えツールを使用し、実際のバージョンを確認しておいた方が確実 だろう。 ◆Ver.BSMB時はファームウェアを書き換える 今回購入したこのBENQ製DW1640ドライブではファーム ウェアが初期版であるBSGBのままで使用すると次にあげる2つ の問題が発生するだろう。 1つはCD−RWにデータを書き込んだ際に、自分自身でも読み 込めない物となってしまい、他のPCでも読めない物が多い事が確 認されている。 CD−Rの書き込みの際には問題なかった事から、最初はファイ ナライズを忘れセッションがクローズされていないものと疑ったが 、何度書き直しても読み込めないディスクとなってしまう。 しかしファームウェアをバージョンアップしたものでは読み込め る他、当然ではあるが新しいファームウェアを書き換えたドライブ では全てのドライブで読み込める様になる。 2つめはDVD−Rの2層記録メディアが読み込めないと言う現 象が発生するのだが、全く読めないのではなくディレクトリの表示 はするのだがそれらのファイルをオープンしようとするとエラーと なってしまう為に、ファイルの有無確認はできるが実行できないと 言う現象が発生する。 もちろんこちらの現象もファームウェアの書き換えを行えば全く 問題なく使用できる様になるが、元々このドライブではDVD−R (DL)はサポートしておらずファームウェアを書き換えする事で 対応しているドライブである。 その為に、これらの対策と共にDVD−R(DL)にも対応させ るべく、ファームウェアのバージョンがBSGBの際には書き換え てから使用した方が良いだろう。 ファームウェアは1つ新しいBSLB(2005年8月31日) でも上記問題は解決する様だが、更に新しいBSMB(2005年 11月2日)と入れ替えたほうが良いだろう。 あとはこのEXEファイルを実行する事により上記の様なファー ムウェアを書き換えるFlashToolが起動し、書き換えたい DW1640ドライブを選択しUpgradeボタンを押すだけと 言う簡単なものであるが、書き換え中には絶対に電源を切ったりし ない様にする必要がある。 もしも書き換え途中で中断してしまう様な事があれば、最悪の場 合にはドライブ自体が使えない物になってしまうおそれがある。 このFlashToolはWindows上から使用できる為に 便利で、書き換え後には必ずドライブをリセットする為にも一旦W indowsを終了して電源を切断した方が良いだろう。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 拡張関連選択メニューに戻る DW1640メニューに戻る |