PCへVGAカードを追加する ◆現在使用中のPC オーディオルームに設置してあるPCはレンタルからの音楽CD やDVDの取り込み専用としてだけ使用している為に、それほどス ペックも必要なく2台共に以前組み上げた PentiumV700MHz をそのまま使用しており、のちにDVDドライブやHDDは交換し たものの基本的には変っておらず、主にデータ取り込み用はオーデ ィオラック内にあり、こちらは来客中にホームページを見るだけの PCである。 しかし今回FP241Wを導入するにあたり、表示解像度が1280 x1024から1920x1200となる事と、最近になり日本語版になったGoog le Earthがかなり遅くて使い物にならない為に、さすがにi915 の内臓VGAではと思い今回このPCへも新たにVGAカードを入 れる事にした。 ◆今更ながらAGPカードを探す しかし、今となってはi815チップセットの世代に搭載できる VGAカードも限られていると言うか、もう1〜2年前からAGP バスはPCI-Express等に変っており、既に使用できるカードが無いと 言った方が正解である。 その中でもx8/x4をサポートするGeForce6200と言うチップを搭載 したカードが目に付き、ショップ等のスペックを見るとPentiumU以 上と書いてある所もあり、その世代にはAGPが無かった様な気がする がダメと言う所もあったがとりあえず購入してみて試す事にした。 そして入手したのがAopen製のカードで、左上図の様な構成 となっており、これが使えればDVI−D接続でHDTVサイズを サポートできる様になる。 しかし、DVI−D端子では今回のディスプレィの解像度である 1920x1200は出力できず、結局RGB端子を使うしか無い様である。 とりあえずPCにカードをセットして電源を入れてみたが、この カードを入れるとBIOSも立ち上がらず、何度試みても立ち上が らなかった為に、結局GeForce6200はi815のAGP バスでは使用できないのだろう。 こんな事もあろうと、探すに探してGeForce2の400M Xも同時に購入しておいたが、結局家にあるPCには全てこのタイ プのVGAカードが搭載された。 元々、昔からある実験用のBXマザーPCで使用したのが始まり であったが、後に無難な線でたまたま購入する際にこのGeFor ce2MX400があった為に買っておいたが、まさか4台あるP C全てに搭載する事になるとは思わなかった。 その為に今回もこのVGAカードを搭載し、ミニD−Sub15 ピンのRGBコネクターにより接続する事にした。 ◆AGPカードの取り付け AGPカードは特殊な場合を除き基板の中央寄りにある為に、縦 型のディスクトップ機の場合には最上段の拡張スロットにセットす る事になるが、これは最近のPCI-Express等のバスに関した場合に も全く同様の事が言えるだろう。 今回は関係ない話だが、ビデオカード用に使用するPCI−Ex pressスロットは従来からのAGPスロットと似た形状となっ ているが、こちらはPCI−Express×16で、他にも×1 タイプの小さなコネクターが1〜2個実装されているマザーが多い 様である。 ここ最近はマザーボード側のインターフェイスがかなり変りつつ あり、増設や交換の際には十分に調査してから購入しないと今回の 様に動作しないケースが増えてくるおそれがあり、今回は同じAG Pバスと言う事でもx4/x8のカードはx2/x4のマザーで動 作しないと言う事がわかった。 増設カードを取り付ける前には、その部分にあるダミーカバーを 取り外しておく必要がある。 ケースによってはねじ止めではなく、ドライブベイの様に板金に 切り取り線の様にスリットが入れられており折り曲げて取り外す場 合もあるが、このケースでは左図の様にプラスドライバーによりダ ミーパネルを取り付けてあるネジを取り外す必要がある。 ネジを取り外せばあとは右図の様にダミーパネルが外れてくるの だが、ケースによっては隣のネジも緩めるか取り外さないと本来取 り外す部分にもかかって外れない場合がある。 その際には実機を確認してみて、ネジの頭が隣同士に跨っている 場合には迷わず隣のネジも緩めておき、時には隣のネジも取り外し た方が良いだろう。 また、このケースでは左図の様に拡張カードの抜け防止の為のス タビライザーが取り付けてあり、拡張カードを増設する場合には一 旦取り外さないとカードが取り付けられない。 その為に、このスタビライザーも左図の様にプラスドライバーを 使用して固定してあるネジを取り外し、右図の様にスタビライザー 自体を完全に取り外してから作業する様にする。 カードの取り付け方向は金属で幅の細いパネルが取り付けてある 方をケースのパネル側に取り付ければ、左図の様に自動的にカード の方向が決まるだろう。 カードエッジコネクター部分も右図の様に位置的にズレて入る事 は無く、左図の様にコネクターの左端が黄色いテープでテーピング されているものの、今回のカード増設ではそのままで挿し込む事が できた。 カードをマザーボード側のコネクターに挿し込んだならば、後は 左図の様にパネル部分をネジで固定しておく様にする。 その際には先にも説明した様に、隣のネジがオーバーラップして いる際にはこちらも緩めておき、先にこの隣のネジを締め付けてか らVGAカード用のネジを取り付けるとカードのパネルが動かずし っかりと固定できる様になるだろう。 ネジを締め付けた際には増設カードがマザーボードのコネクター から抜け出ないかどうかを確認しておき、あまりにも浮きが多い場 合には固定しているパネル部分等を調整する様にする。 しかし今回の様なスタビライザー付のケースでは、カードが多少 浮いてもこのスタビライザーで固定して浮きを防止できる様になる 。 スタビライザーは右図の様に長いネジでカード短面を押し付ける 様な感じになっているが、カードのサイズにより調整できる様にと 右上図の様に4種類の樹脂の頭が付いたボルトが付属している。 大は小を兼ねるで長すぎるボルトを使用すると、今度はケースの カバーができなくなってしまうおそれがある為に、右図の様にでき るだけスタビライザーから飛び出ない物を選択して使用するが、カ ードはあまり強く押さえつけず浮きが無ければ軽く押さえる程度で 十分である。 メインに戻る コンピュータ選択メニューに戻る 拡張関連選択メニューに戻る FP241Wメニューに戻る |